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代替肉普及に際して必要なこと

「KFC、代替肉「フライドチキン」販売へ ビヨンド・ミート製」

米外食大手ヤム・ブランズ傘下のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は4日、米ビヨンド・ミートが手掛ける植物由来の代替肉を使った「フライドチキン」を全米各地で10日から期間限定で販売すると発表した。

ビヨンド・ミートの株価は引け後の時間外取引で7%超上昇した。

KFCは2019年8月にアトランタでビヨンド・ミートの植物由来チキンを試験的に導入し、翌年に対象地域を拡大した。

ヤム・ブランズとビヨンド・ミートは21年2月、ヤム傘下のKFC、タコベル、ピザハット向けに「向こう数年間」で植物由来代替肉メニューを考案する世界的な提携を発表した。

[ニューヨーク 4日 ロイター]
ロイターの記事(2022年1月5日10:33 午前)から転記
https://jp.reuters.com/article/usa-beyond-meat-yum-brands-idJPKBN2JF039?feedType=RSS&feedName=businessNews&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

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「チキン」「代替肉チキン」の表記は無いだろう。鶏肉を使用していないのに含まれているかのようなネーミングでは優良誤認表示となる可能性がある。

どういった表記になるか、「カニカマ」を例にして考えてみる。
「カニカマ」は俗語で、農林水産省の品質表示基準では「風味かまぼこ」「風味かまぼこ(かに風味)」が正式な名称である。

このことからみて代替肉商品は「風味チキン」「風味チキン(鶏肉風味)」といったところか?
あるいは「チキン風」「チキンタイプ」なども考えられるが…

今後、代替肉や培養肉の普及が加速される。
この分野における
「正しい表示ルールづくり」
「JASなどのような品質を訴求する認証制度の必要性」
「原料調達から製造流通までのトレーサビリティの仕組みづくり」
などを世界的に議論し準備を進めるべき時だろう。

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