見出し画像

ツイッターに寄せられたお悩み相談をまとめた件

note筋トレという名のもとに毎日記事を書いていて、昨日で100記事を超えました。こうして毎日続けられるのも、読んでくれている誰かがいるからで、見えないあなたに感謝をしながら、あなたに語りかけるつもりで書いています。

そんな気持ち悪いことをしながら、キモチを保っているわけです。

noteに書いていることは、得意な中医学の内容ではなく、頭の中で考えたことです。あまり求められていることではないかもしれないけれど、言語化のトレーニングのためにやっています。

70日ほど連続して書くことで変わってきたのが、人に伝えるときに選ぶ言葉の種類が増えたことと、取り出す言葉のスピードが速くなったことです。続けることの意地もついてきたように思います。

ただ、漢方相談についても月に1回くらいはまとめておきたいと思っていまして、今回もツイッターで回答した200個のお悩み相談の中から10個ピックアップして、相談内容と回答を整理してご紹介したいと思います。

無理して動かない方がいいですよ。
おすすめは寝まくることですね。それと、白湯をこまめに取りながら、お腹が空くまで待ってみると良いと思います。
漢方相談をすると、質問者さんの体質がわかるので、体質に合わせた養生を行い、漢方薬を使っていくと、改善はもっと早くなるかと思います。

命の母と桂枝茯苓丸の併用ですね。重なっている生薬は3種で、桂枝茯苓丸には血を巡らせる生薬が2種入ってます。生薬だけを考えたら過剰投与にはなりませんが、過敏な人もいるため、体質を考えた方がよいかと思います。例えば、重複している桂皮は体を温めます。熱に偏りやすい体質の場合は、のぼせの症状が出るかもしれません。僕たちが大切にしているのはその人の体質で、体質に合わせて生薬を組み立てます。できれば、体質を見てもらってからの方がいいかもしれませんね。

食前、食後をキチンと守ることよりも、毎日お薬をしっかり飲む方が大切です。お湯に溶かしてハチミツを入れて飲むと比較的飲みやすくなりますが、それでも戻したくなるほど受けつけない場合は、オブラートに包んでいただくのも良いかなと思います。

ダラダラすることは悪いことではないと思います。気を張り詰める機会が多い昨今、周りを気にせずにダラけるくらいがちょうどいいと思います。
ですが、おっしゃりたい事はよくわかりまして、漫然とダラダラ過ごすことって肉体的にも精神衛生的にもよくないんじゃないかと感じます。程度問題ですね。
ダラダラ過ごすことと、養生の違いはメリハリです。
養生は広い意味で「自然とともに過ごす」ことです。夜になれば寝て、日の出前に起きて、軽くからだを動かし、胃腸をいたわり、季節や体質に合わせた食事や運動、生活があります。無理のないようにそのルールに従って過ごすことが養生になります。

クタクタに消耗して肝や腎にまで及ぶと、塩辛いものや味の濃いものが欲しくなることがあります。原因は様々だと思いますが、塩分の取りすぎはよくないので、塩分の代わりにお酢を取り入れると良いと思います。柑橘系のフルーツもおすすめです。

症状の改善の進みは人によって変わってくるので、なんとも言えないのですが、質問者さんが女性ならば、月経の周期によっても症状の変化があるので、最低でも1周期(1ヶ月程度)は様子を見ると良いと思います。

おやつの代わりに、くこのみ、なつめ、プルーンを食べているなんて、かなりの漢方好きですね!うれしくなります!
1日あたりの量は、なつめやプルーンなら1-3個、くこのみは10-20粒くらいがいいと思います。

舌がむくみやすいのは、胃腸が弱い人に多く見られます。ここ半年くらい下痢ぎみということなら、食べたものがうまく消化吸収されていないので、胃腸に優しいものを食べることを、しばらく続けるのがいいと思います。目安としては2週間くらい、朝は白湯を飲み、冷たいものは控え、食事は腹八分でよく噛んで、間食も控えてみてください。

口から入った食べ物は消化、吸収されて、便として排泄されます。上から下に流れるというのが道筋が正しい流れで、中医学では気の流れがコントロールしていると考えます。胸焼けや喉のつまりは、この気の流れがうまくいっていない状態です。
食事の取り方は、胃腸にやさしいもの、消化の良いものを食べること、刺激物を控えることで、胃腸への負担を減らしてください。それと、ストレスによっても悪化しやすいので、もし心あたりがあるならストレス対策をしてください。
体質改善をしないと繰り返しやすいので、養生や漢方薬をうまく使って、根本の解決をするのが良いと思います。

自分に合った方法をいろいろ試してみるのは大切なことだと思います。僕は中医学が専門なので、胃腸が弱く肌荒れがなかなか治らないなら、野菜スープやお鍋、温野菜を中心にして、ご飯は柔らかく少なめ、冷たいものは完全にやめて、朝は白湯を飲み、お菓子やお酒を控えて、これを2週間続けてみて、必要なら漢方薬を使います。よかったらお試しくださいね。


ご支援のいただいたサポートは、中医学の普及活動、ミツバチの支援活動に使わせていただきます。