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成城漢方たまりと僕

2021年5月1日。天気は快晴。

今日から僕の生活の軸は「成城漢方たまり」に移ります。

2012年6月に製薬会社から漢方業界に転職をして8年が経ちました。

サラリーマンとして働くなら外資系という響きがカッコいいだろうと、20代前半の僕は鼻息荒くしながら闊歩し、代々木の大きなビルに入っている製薬会社で働けることを誇りに思っていました。

それからの10年はとてもエキサイティングで、英語が苦手すぎるというコンプレックスを除けば本当に楽しくて、仕事もめちゃくちゃに頑張って、毎日遅くまで飲んだくれて、バブル期のような刹那的な快楽を求めました。

それはそれで充実していて、そういう働き方も悪くはなかったと思いますが、ある時ふと不安が頭をよぎりました。

この仕事を30年続けた後に自分に何が残っているのだろうと。

時間の大切さに気づくというショックな出来事でした。

その時までは早く給料日が来ればいいのにと思っていたのが、1ヶ月の給料と1ヶ月の時間の重みを天秤にかけたときに、1ヶ月の時間の重みが勝った瞬間でした。

それからというもの、自分が生きた証(自分が自分たる所以)を追い求めてきたように思います。

何か人と違うものを残したい。

そういった承認欲求のような感覚だったかもしれません。

結果として、漢方の道に進むことにしました。

それから勉強を重ねて経験も少し積んで、4年後の2012年についに中医学の総本山とも言える漢方相談専門の薬局に入社が決まりました。

給料はガクンと落ちたけれども、毎日が充実していました。

入社した当初から独立することを目標にしていた僕は、8年後の2020年に退職して独立をしようと決めていました。

2020年を選んだ理由は、子供の頃からなじみのある九星気学から来ています。

すぐに店長を任され、気づいたら薬局全体の責任者になり、漢方相談に加えて店舗のマネージメントを学びました。

そして、2020年5月。

独立という形ではないけれども、新しいスタート地点に立っています。

成城漢方たまりで始まる新しい人生のステージにワクワクしています。

世界はコロナによる大転換期を迎えていますが、だからこそ大きなチャンスが待っているように思えてなりません。

中医学がもっともっと認知される、そんな大きなチャンスです。

製薬会社で充実した生活を送っていたあの時にふと思った30年後の自分の姿。

30年後も何かに夢中になっていたいと。

死ぬまで情熱を傾けていたいと。

その「何か」は時間とともに変わるかもしれないけれど、今は中医学の素晴らしさを声を大きくして叫んでいきたいと思います。

成城漢方たまりの現場責任者としてのスタートです。

この機会を与えてくれたタクヤ先生とたまりメンバー、そしていつもサポートしてくれる中医学オンラインサロンメンバーに心から感謝しています。

成城漢方たまりとイマケンを、これからもよろしくお願いいたします。

成城漢方たまりへの相談はこちらから
https://reserva.be/tamari



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