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諦めそうになったとき
「諦めそうになったときの気持ちの奮い立たせ方は?」
Peingでこんなテーマをいただきました。
僕が大学3年生のとき、手首の手術を行いました。
舟状骨という元から血流が流れにくい骨を
骨折してしまったため、
手術をしても痛みがなくなるまで
完治するかはわからないと言われました。
僕の得意種目であるあん馬は手首が命の種目なのでまさに翼をもがれた気分でした。
大学3年の7月での手術だったため、
リハビリ期間やその後の練習期間を考えると
次の春先の全日本選手権すらも出られないのではないかと不安でいっぱいでした。
最終学年である4年生の春先の全日本選手権はその後の進路に大きく関わる試合です。
社会人でも続ける気でいた、ぼくにとってはなんとしても出なければいけない試合でした。
しかしいつまでも治るかどうか不安になっていてもしょうがないので、どこまで治るかわからなくても、最後の最後まで「やれることはやろう」と手首のリハビリやトレーニングは欠かさず行いました。
むしろこのリハビリ期間をポジティブ捉え、手首以外の箇所を手術前より強くする気持ちでトレーニングに励みました。
その結果、翌年の春の全日本選手権にも間に合い、その年のユニバーシアード代表にも選出されました。そして今も社会人選手として体操を続けることができています。
諦めかけたとき、
まだ可能性があるのであれば、
やるべきことは悲観することではなく、
目の前のできることに集中して、
それを全力で取り組むことです。
それがすべて報われるとは思いませんが、
たとえ報われなかったとしても
そこから得られるものは大きいはずです。
読んでいただきありがとうございます!