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行ってみた中越国境の街、モンカイ(行き方・ロジ編)

今回もまた、中国とベトナムの国境都市、Móng Cái(モンカイ)に行ってみた、の続編。今回は自身へのメモも兼ね、どうやって行ったか、どうやって帰ってきたか、ホテルはどうだったかなどのロジ解説編です。また街の様子などは別途こちらnoteをご参照下さい。

といっても行き方は思ったより簡単。今はハノイ〜ハロン、そしてハロン〜モンカイなど、東北部の主要都市をつなぐバスがたくさん走っています。しかも路線バスのようなバスではなく、かなり坐り心地の良い「リムジン」と呼ばれるようなバスが多く運行しており、そこに電話して予約すれば自分の宿泊場所、お住まいでピックアップしてくれます。今回はViệt Trung Limousineにお願いし、ハロンからスタート、モンカイまでの運賃は250,000ドン(約1500円)。ただ、試してないものの諸々英語は通じないでしょうところ、ベトナム語(土地柄、中国語は可かも?)でのアレンジが無難です。

数多く走る「リムジンバス」
車内の様子。携帯充電も可、Wi-Fiは無し

実は10年以上ぶりに行くモンカイですが、当時に比べて道はだいぶ良くなっています。ただハロンからモンカイまで山道を抜けていくので、右に左と揺れる揺れる。ゆっくり寝ようと思いましたが、そういうわけにはいきませんでした。そして、時にシートの横から「ぬぅっ〜」と足が伸びてくることがあるのは、ベトナムあるある。

車窓に突然足出現😂

途中、謎ののんびり休憩で20分ほど止まるものの、実走行時間はそれでもわずか3時間ほどで到着。

泊まったホテルはネットで予約しましたがこんな感じ、結構立派で清潔、70万ドン位(約4000円)でした。街中は騒がしいと思って少し離れたところを取りましたが、結果的には街中でもよかったかな。

部屋も綺麗でした、でもWi-Fiだけはイマイチ

帰りはまたモンカイの宿泊場所からリムジンを予約し、ピックアップしてもらいます。帰りはモンカイからハノイ直行だったので運賃は40万ドン、でも安いですよね。休み休みですが、正味走行時間は約6時間強、車内は同じく綺麗で居心地の良いものでした。車内では中越戦争を経験したおじいさんから、思わぬ貴重なお話を聞けたり、旅ならではの出会いを味わいながら。

と悠長に思っていたのも束の間、帰りのバスでは驚きのハプニングが。なんとハロン市内で、乗っているバスが急に曲がってきた他の車にぶつかり、公安も出動する騒ぎとなり、他のバスに急に乗り換えることになりました。

幸いけが人は出ませんでしたが、真ん中の席の女性は、急ブレーキで車内に投げ出され、ビックリして放心状態。皆さん、ベトナム人はあまりシートベルト締めませんが、やはりシートベルトは大事です。リアルに怖かったので、本当に気をつけましょう。私も気をつけます。

ちなみに、上記ツイートで紹介した高速道路が完成すれば、モンカイまでのアクセスは更に良くなるよう。そうしたらこの「行き方編」も更にアップデートしなければいけませんね。今はコロナによる渡航制限で中国側には渡れないのが残念ですが、機会あれば皆さんも国境に繰り出してみてはいかがでしょうか?(シートベルトは忘れずに!)

11年間ベトナム(ハノイ)、6年間中国(北京、広州、香港)に滞在。ハノイ在住の目線から、時に中国との比較も加えながら、ベトナムの今を、過去を、そして未来を伝えていきたいと思います。