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ベトナム人(女性)はサザエさんか?

サザエさんと言えば、日本を代表する漫画、アニメ。もはや説明の必要はないでしょう。しかしその一方で、現在の日本社会と「サザエさん社会」を比べると、実際とのギャップが大分大きい、ちょっと前の日本を観る感じな楽しみ方にもなっている今日この頃…。

そんな中、自分は常日頃「サザエさんは、何かベトナム人女性っぽいなあ、もしかしたらサザエさんはベトナム人なのではないか?」と思索を巡らせてきました(笑)。今回は、暖めていた「サザエさん=ベトナム人(女性)」理論をご披露し、皆様のご批判を仰ぎつつ、更に深い理論にしていきたいと思いますw。

基本明るい、ノリがいい

これは言わずもがなのサザエさんのキャラ。やっぱり明るい笑顔が素敵なサザエさん。ベトナム人も基本的には明るいキャラが多く、ノリが良いなあとは思うところ。アオザイの印象からは割と質素で、おしとやか、というイメージも世界的にはあるかもしれませんが、接すると結構明るいという感じがします。

かなり勝ち気、時に怖い

でもその明るさは、時に怖い程の勝気さに変わることも。街で大げんかしているのは男性だけではありません、女性が大声を出しているのを見るのもしばしば。市場なんかでも怖そうなおばちゃんは沢山います。「カツオー、待ちなさい!」なんてほうきを持って追いかけまわしているサザエさんをテレビで見る度に「ベトナムでなら、まだリアル・サザエさん見られる可能性があるなあ」とよく思います。

家族が大事

磯野家・フグ田家は、今の日本ではなかなか見ない大家族、一方ベトナムはまだまだ大家族が多いです。もちろん、都市部では核家族も増えてきていますが、それでも田舎との距離感、親戚との距離感は非常に近く、昭和な日本っぽいところは感じるところです。サザエさんのメインテーマはやっぱり家族。これも、家族を大事にするベトナムを想起させるところです。

周りに優しい(時にお節介)

ベトナムにいると「はい、お裾分け」といって貰いものをする経験は、日本人でも多いのではないでしょうか?そんな優しさは強く感じるところですし、時には「お節介だなあ」と思うような時も。そういうところも、サザエさんっぽくないですか?

おっちょこちょい

そうやっていい面もありますが、でもやることのミスは多い感じ(笑)。「財布を忘れて、愉快なサザエさん♬」「あっ、いっけなーい、忘れてた!」ってなシーンはオフィスでも結構みられます。もうちょっとそこは慎重にやってよ、詰めてやってよというところは、ベトナムで働く日本の方は良く感じるのではないでしょうか。ポジティブに言えば、日本人と相互補完性が強いというところでしょうか(苦笑)。

おしゃべり

あまり説明の必要はないでしょう(笑)。

(実は)若い

そして、ベトナム人(女性)年齢構成も若いのですが、そう、サザエさんも非常に若いのです。年齢設定は実は24歳!ベトナムと日本の人口構成を比べ、ベトナムの方が若いという点はよく言われることですが、そう、サザエさんは現在の基準でいえばかなり早婚で、おばちゃんっぽいところがありつつ、実はとても若いのです。

唯一の相違点は外で働いていない点?

ここまで共通点を指摘しましたが、唯一と言って良いかなと思える大きな相違点は、サザエさんが外で働いていないという設定になっている点。あれだけのパワフルさなのだから外で働いたら(マスオさんより!?)色々できそうな気もしますが、この点はベトナム人女性が結婚後も共働きが多い点とかなり違いますね。

みんなが笑ってる〜♬

まぁ一番大事なのは、基本的には最初に戻りますか明るいってことでしょうか。みんなが笑ってると言うのを大事にしてる感じがします。楽観的と言えるベトナム人の気質をよく示しているのが「サザエさん」かなあと思うところです。

もちろんもちろん、上記個人の感想です(笑)し、個人差はたくさんあります。でも、この「サザエさん=ベトナム人(女性)」理論、更に考察を加えて深めていきたいと思っております(笑)。

11年間ベトナム(ハノイ)、6年間中国(北京、広州、香港)に滞在。ハノイ在住の目線から、時に中国との比較も加えながら、ベトナムの今を、過去を、そして未来を伝えていきたいと思います。