マガジンのカバー画像

ハノイで読んで考えたこと

16
こちらは自分の読書記です。ベトナムに関するものが多くなるかとは思いますが、その他中国に関してや、また全く違う分野の本についても、読んで感じたことを、書き綴っていきたいと思います。
運営しているクリエイター

2019年7月の記事一覧

「香港領事 佐々淳行」を読んで考えたこと

「香港領事 佐々淳行」を読んで考えたこと

たまたまなんでしょうが、香港でのデモが激しくなる中で、何故かハノイで出会ったこの著書。当然、香港が荒れた理由も時代背景も全く違うのですが、ベトナム戦争時のサイゴンにも立て籠もったという紹介から「これは是非読んでみなければ!」と手にとってみました。

最初に感じたのは、当たり前ながら時代背景の大きな違い。著者の佐々氏が香港に赴任したのは1965年、第二次世界大戦が集結してまだ二十年しか経っていない香

もっとみる