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今後のホロライブとAbemaの関係が興味深すぎる件について

 3月22日「超超超超ゲーマーズ」のイベントが発表された。2024年5月25日(土)、5月26日(日)の2日間にわたり国立代々木競技場 第一体育館にて開催される。まずキャパ1万ほどで2daysということで驚いてしまったが、この規模のイベントを保守的なカバー社が催すのは相当冒険したなというのが第一印象だった。が、プレスリリースをよく見ると主催「ABEMA」と表記が・・・。
 これまで、1期生ライブ、3期生ライブ、5期生ライブときてフムフムなるほど次はゲーマーズということだな?と発表を喜んだのだが、内容はゲームイベントであり、しかも主催はABEMA。どうやら、別路線のイベントらいしい。
 そういえば過去AbemaTVでフェスやわため氏とすいせい氏のソロライブを無料配信していたことを思い出す。今年のエキスポにも協賛欄にABEMAの文字があった。AbemaTVで「ホロごえっ」という番組も始まる。そしてなんと、エキスポの後夜祭の主催もABEMAである。この急接近ぶりはどういうことだ?不思議に思いググってみると、以下のような記事を見つけた。

サイバーエージェントが興行イベントビジネスに参入!?
https://getnavi.jp/business/948876/

 記事によると昨年東京ドームで行われたABEMA主催の『Creator Dream Fes』の成功を機にサイバーエージェント内に興行本部が2023年10月設置され、興行イベントビジネスに本格参入、その本部長大友氏のインタビューが掲載されている。ホロリスの筆者が興味深かったのが以下の本部長大友氏の発言だ。

 「プラス、私たちがやっていきたいことはコンテンツホルダー、IPホルダーへの収益還元の最大化です。これはチームのミッションとしても挙げています。私たちだけで儲ければいいのではなく、収益還元をしっかりと作り上げ「来年またぜひやりましょう」という世界観を作っていきたいですね。」

 「私たちは、VTuber、『RAGE』などのゲーム関係、「ABEMA」のコンテンツでいうとアニメなど、海外進出の可能性を持つジャンルの興行イベントをメインに仕掛けていきたいと考えています。」

 この2つの引用からAbema側はホロライブと長期的な関係を築いていくムーブをするのが想像できる。加えて記事全文をとおしてIPホルダーへの良好な関係性を大事にしているのが伝わる。

 筆者は下期にも大型イベントを計画しているのではないかと予想する。記事によると年内にあと3件大型イベントを計画しているという。そのうちの一つがホロライブ関連である可能性は十分ある。

 実は筆者はカバー社は急スピードの成長に組織が追い付いてないのを危惧していた。ソロライブを希望しているホロメンは多数いて、順番待ちのような状態になっているという話を聞くからだ。「超超超超ゲーマーズ」のチケットは完売している。ホロメンの集客力はとてつもない。だが、それを生かす組織のリソースが足りてない。今回、このAbemaの新しい試みは、その足りないリソースを補うものになるのではないか?シナジーのあるパートナーになりうるのではないか?確かに自社で主催したほうが収益性は高い。しかしながら、「超超超超ゲーマーズ」のような強気な大規模のイベントの企画はカバー社からは決して出ないとも筆者は感じている。ホロライブとAbema の急接近はホロメンたちにより広範な機会を与えることになると筆者は考える。

そして大神ミオ氏の健康と「超超超超ゲーマーズ」の成功を祈ってます。


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