見出し画像

老後とは何歳からなのだろうか?

65歳を過ぎて、急に老後と言う言葉が身近に感じるようになった。今までは自分を老人と思ったことはなかった。車を乗り回し、どこにでも行く。近眼だったので、老眼になって、逆に手元が眼鏡がない方がよく見える。実際針の穴に簡単に糸が通せる。仕事もフリーランスなので、定年がない。子供ができなかったので、孫の面倒を見ることもない。自由なのだ。

でも、膝が痛い。数年前に変形性膝関節症の診断を受けた。ヒアルロン酸に湿布。その後は高い整骨院に通い、筋トレとストレッチを教わりました。その効果か、痛みは温存状態。でも、階段の上り下りは大変。特に下りる方が痛いのだ。上りのエスカレーターの方が多いけれど、老人になると下りのエスカレーターの方が必要なのだと実感する。あれ?今「老人」と書いた?そう。膝が痛くなって、階段の下りが大変になって、私は歳を感じるようになったのだ。

膝が痛いのに昨年は中国に3週間滞在した。プロデュースをしている二胡奏者が大連に戻り、大連での仕事をサポートしに行ったのだ。中国はまだまだ老人には優しくない。段差も多いし、エレベーターがあってもよく壊れている。エスカレーターも下りは少ない。さらに言えばエスカレーターのない建物も多い。ある大学に行ったのですが、5階まで歩かされたのだ。しかし、中国の男性は優しい。荷物を持ってくれて、手を貸してくれる。しかし、コロナ前に行った時と比べて、歩きより車での移動が多くなった。歩きの行動範囲は極端に狭まっていた。

そして、なんとこの状態で、今年の3月は留学エージェントの仕事として、オーストラリアに10日間行って来たのだ。流石に中高校生とは歩けなかった。実はそこは見越して、若い後継者を連れて行き、今後を託すツアーでもあったのだ。車をレンタルして、私は車で移動。カフェでまったりしながら、見守る日々。でも、この状態でも、今後はシニア向けの旅の英会話とかホームステイを企画しようと目論む。多分まだまだ動きたいのだ。老人と言われたくないのだ。

そこで、人工関節置き換えの手術を決意。人工関節置換術とは、痛んだ関節の骨や軟骨を削り取り、金属やセラミック、プラスチックなどでできた人工関節(インプラント)に置き換える手術。関節の痛みの原因となるものをすべて取り除くため、他の治療法と比べると「痛みを取る」効果が大きいと言われている。この件に関しては、また書いていきたいと思う。

人工関節?そう、私は部品を交換するのだ。そして、また活動範囲を広げたい。手術を決意して、「老後」が遠のくのが感じられて嬉しい。

今、若い才能のある青年たちのプロデュースをしている。まだまだ老人になっていられない。
「Age is just a number!」
(このフレーズは、イギリスの女優のジョーン・コリンズさんの言葉です。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?