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映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」 君への想いは変わらない
勤勉で謙虚な天才。
彼の音楽が次々と紹介されていく。
それは映画史そのもの。
創った曲はいつもまず妻の意見を求める。
知らない作品も少なくないのに鼓動が高鳴ってくる。
悲しくもないのにメロディで泣きそうになる。
荒野の用心棒、アンタッチャブル、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ、ヘイトフル・エイト…
そして「ニュー・シネマ・パラダイス」。
そう、このフィルム全体がまるで「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストシーンなのだ。
検閲でカットされたキスシーンの数々をつないだ映像を観て涙したように、”正統音楽”に無視されながらもモリコーネが紡いだ映画音楽が次々とスクリーンに映し出され私たち観客の感情を溢れさせる。
本作の監督は「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナーレ。
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遅すぎたアカデミー賞の受賞に際しての寡黙な男のスピーチ。
「いつもそばにいてくれた妻マリアに捧げたい。マリア、君への想いは変わらない。」
2020年、その才能を映画に捧げてくれた殉教者のような音楽家が世を去った。
#モリコーネ
#ニューシネマパラダイス
#映画好きと繋がりたい
#映画が恋した音楽家
編集済み · 22時間前
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