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【DTM初心者】無料プラグインだけでバンドやる〜ガチのぼっち・ざ・ろっく〜

note更新しなきゃと思っているのですが、正直ネタがなくなってきました。
でも頑なに無料プラグインを突き通しています。

そして僕がDTMの記事を始めてから半年くらいになります。という事は、今年の夏でDTM歴1年以上とちゃんと言えるようになります。
1年もやっていれば成長はできますが、noteに書いて一旦復習みたいな事をしていたのもあり、より成長しているのではないかと思います。

皆さんはその巻き添いであります。
いつも読んで頂きありがとうございます。

今日は無料プラグインだけでバンドやります。
本当の「ぼっち・ざ・ろっく」ってのはこれだろ。

SSDSample5

ドラム音源です。音どうぞ。

すごい丁寧に生ドラムをサンプリングしているな〜、こんなの無料でいいんだ〜と思ったのが最初。有料版があり、それに比べたら機能制限はまあまあありますが、とても使いやすいです。無料版なのにタムとか使用できるのかなり助かる。

また各パートのチューニング(ピッチ変更)などもできて音作りの幅ワイドすぎ。
今回は少し重めにしようかなと思い、スネアとバスのピッチをまあまあ下げ、金物も少しだけ下げました。

上記画像左上らへんの「TUNE」って箇所でピッチを変更できます。
またスネアひとつとっても、Top、Btm、OHなどマイク録りしたような感覚でいじる事もできて、まじで生ドラム感が味わえます。
(見て分かる通りそれ以外でも細かに音作りが可能)

自分は最近「Battery」というまあまあ最強のドラム音源を導入して、しばらくドラムの音には困らなそうだな〜と思っているのですが、生ドラムの音を出したい時はまずこのSSDがファーストチョイスになっています。

また左側「Grooves」という欄の所にいけば、数あるパターンが入っています。
ジャンル別に使えるパターンが入っていて、下の再生ボタンで音も確認できます。
そのままDAWにドラッグ&ドロップしてMIDIデータとして使えます。(MIDIデータなのでその後何でも変更できるね)
ということで、数あるパターンの中からひとつ、ドラッグ&ドロップしてきて、そのまま何もいじってない音源がこちら。

このままでも全然使えそうですよね。
自分は基本こういうパターンを持ってきて、そこからフレーズを少し変更する事が多いですが、本当にたまに、思ってたフレーズよりもパターンで選んだフレーズの方が曲に馴染んでいるなと思って、そのまま使うこともあります。
自分にはその発想はなかった、みたいな事もあるので、ひとりで孤独にアレンジしている皆様の心強い存在になり得るのではないでしょうか。

あとはドラムの下に敷いているマット、かわいいですね。こういうマットの上でドラム叩くの何気にアがるんですよね。

MODO BASS 2

ベース音源です。音どうぞ。

いい音、無料とは思えませんね。
ベース上級者以外の人になら、「これ生音やねん」ってごまかせそう。
こちらも有料版があるので、無料版は機能制限があります。そのためベースの種類が1種類しか使えませんが、細かな音の調整とか弾き方は設定できます。

左上のところで、指弾き、ピック弾き、スラップ奏法などが選択できるのですが、今回はノリでピック弾きにしました。
ちなみに指弾きだとこうなります。


また、パターン機能というものもあります。
先ほどSSDで紹介した「Grooves」とほぼ同じです。
既に作られたフレーズを、そのまま使用していいですよってやつですね。
画像みたら分かるように、数あるパターンから、ジャンルやキーで絞り込みができます。
一番右の欄にパターンの種類が表示されていて、下画面でそのパターンの再生ができます。気に入ったやつをそのままドラッグ&ドロップでDAW上にMIDIデータとして持っていけます。(MIDIデータなのでその後何でも変更できるね)
ということで、数あるパターンの中からひとつ、ドラッグ&ドロップしてきて、そのまま何もいじってない音源がこちら。

え、便利すぎない?さくっとデモ作りたい時とかありがたい。
ただこれは無料版なので、ほんの一部しか使用できません。
有料版、欲しくなっちゃいますよね。本当に良い意味でせこい無料版です。

Standard Guitar

ギター音源です。無料のギター音源といえば、これでしょう。何故今まで紹介していなかったんだレベルで有名ですね。
とりあえず、そのままの音をどうぞ。

程よく「あ〜クリーンギターの音やな」となりますね。
ここからアンプシミュレーター等を挿して、よりギターぽい音にしていこうと思います。

Logic(DAW)付属のアンプシミュレーターです。音どうぞ。(クリーン)

まあ、多少はギターぽくなりましたね。元バンドマンなのに音作り下手ですいません。

Komplete Start収録のGuitar rig

確か前紹介した、Komplete Startという無料プラグインバンドルの中に入っているアンプシミュレーターです。音どうぞ(歪み)

お前歪みでごまかしてんじゃねえよ!と言われそうですが、曲の中に入ってさえしまえば、もう完全にギターです。
あと、色々な奏法も加えてみました。こういうのをちょこちょこ挟むと、よりギターぽさが増しますよね。奏法の切り替えは全てStandard Guitarで設定しています。(キースイッチで奏法変更しながら演奏できます)

AmpliTube5

もう一種類、使ってみました。Amplitube5というアンプシュミレーターの無料版です。ばか有名ですよね。音どうぞ。(歪み)

そこらの有料ギター音源くらいにはリアルなのでは?
でもギターの打ち込みって、かなり難しいというか限界がありますよね。プロのDTMerでもギターはワンチャン練習した方が早いと言ってますし。
それでも無料でここまでギターらしいサウンドを作れる時代になりました。ブリッジミュートとかピッキングハーモニックスとか、いろんな奏法も表現できます。
ギターを練習しなくていい世界線は、もうすぐそこです。

kHs Tape Stop

これはバンドサウンドの音源ではないのですが、最近見つけたとても良いプラグインなのでついでに書いておこうと思います。
少し前まで有料版だった?気がするのですが、無料プラグインになっていました。
内容は名前のまんま、Tape Stopというエフェクトをトラックに加えるものです。
テキトーにサンプル音源持ってきてかけてみたので聴いてみてください。

真ん中の再生ボタンを押すと止まって、また押すと再開されます。
(ですが、基本的にはオートメーションを書いて設定する事になるかと思います。)
止まるスピードや再開するスピード感も調整できますし、何せ分かりやすいです。

正直上手く使いこなせなくて、思うようにキメを作れなかった時のごまかしアイテムみたいに使っています。(良くない例ですね)

あと最近アイドルさんに曲を提供した際にも使ってみたのですが、
「このタイミングでTape stop入れられたら振り付け困るので、辞めてください」と言われました。
皆様は入れるタイミングも見定めて使ってください。
でも使いこなせたら楽曲がより一層面白くなると思います。

まとめ

正直自分はバンドやってたという事もあり、「ドラム?ベース?ギター?いや生音以外あり得んやろ、打ち込み?は?」みたいな考え方だったのですが、DTMを始めて色んなプラグインを触っているうちに、それも変わってきました。
今では、生音に対して脅威を示してやろうとさえ思っています。もちろんまだまだ程遠いですけどね、僕の技術的にも。

しかし以前プロのレコーディング現場で、生のグランドピアノを録ったものの、ミックスの際に「曲に合わないから」という理由で打ち込みのピアノに差し替えた、という話を聞きました。
もう完全に共存してますよね、生音と打ち込みが。
打ち込みは生音に勝っているのかと言われれば、色々考えた結果勝ってないという意見になりそうですが、打ち込みというのは単なるダミーではなく、新たな選択肢、という所まで来ていて、その先ももう近いんだろうなと思います。

という訳で、紹介した音源でインスト作ってみました。
よりバンド感を出したいなと思って、ミックスもちゃんとしてみました。
ギターソロを入れてみたのですが、それももちろんStandard Guitarで作っています。
バンドの曲を作りたいけど何も分からんという方、金をかけずにここまでならできます。

今回もここまで読んで頂きありがとうございました。




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