【DTM初心者】買って良かったプラグイン集
もう今日は最初に言っちゃいますが、今回紹介するプラグインで最後に
YEN TOWN BAND(chara)さんのSwallowtail Butterfly〜あいのうた〜
のワンコーラス分をカバーしようと思ってます。
本当に大好きな曲で何なら僕なんかがカバーしていいのかくらいです。
前回
前々回
と、無料プラグインについて駄弁っていましたが、今回は有料プラグインで僕が「GETできて本当に良かったな〜」と思うものを
初心者目線で
話せたらと思ってます。
有料プラグインと聞いただけで
「DTMに金をかけ始めたら飯食えなくなる」
と不安になる方もいるでしょうが、僕もそうなので安心してください。
でも一応飯食えてます。
ご存知の通り、プラグイン界隈では、2〜3万円するようなプラグインが突然2000円とかになっちゃうようなセールを頻繁にやってます。
時には期間限定無料配布なんかもやってますので、僕はそういう時を狙ってGETしてます。
(セールタイミングは分からんので、毎日Twitterとか見るしかない)
あと本当に欲しいものがセールしてる時しか買いません。
その中で特に使用頻度が多いようなものを幾つか紹介できたらと思います。
初心者DTMerが普段どんなプラグインを使っているのか、1つの参考にして頂ければと思います。
そして毎度毎度、僕のnoteではDTMの記事だけむちゃ読まれています。
本当にありがとうございます。
1.session guitarist
NI社の有料プラグインです。
通常13000円くらいだった気がします。
僕は
session guitarist strummed acoustic 2(アコギ)
と
session guitarist electric vintage(エレキ)
の2つを持っていますが、両方半額以下のセールをしてた時に買っちゃいました。
じゃあ音を聴いてください。
・アコギ(単体)
・エレキ(以前作った曲の一部。最初はギターだけ、途中からオケも混ぜてます。)
打ち込みなのに結構いい感じなんですよね。
もう弾かなくなりますよこれは。
操作方法は、数ある奏法の中から好きなものを選んでMIDIでコードを指定するだけです。
(session guitarist electric vintageの方は単音でメロディを弾くこともできるので、ギターソロとかも作れます)
僕はギターは弾けますが、上手くはありませんし、何せギター録りは録る前も後も面倒な事が多いので、大分助かりました。
ギター弾けない、イメージもあまりしづらい人にとっては、素晴らしすぎるプラグインになるかと思います。
また複数のエフェクターやアンプシミュレーターが入っているので、これ1つで音作りまでできます。
どのジャンルでも対応できるので、とりあえず持ってる人も多いみたいです。
(このプラグインを買おうと決めたキッカケの動画↓)
2.session strings 2
先程と同じシリーズで、ストリングスバージョンです。
こちらも半額以下になってる時に買いました。
音どうぞ。
ストリングス音源の中でも、かなり使いやすいプラグインなんじゃないかなと思います。
ゴリゴリのオーケストラをやりたい方は他のプラグインも見た方がいいかもしれません。
ただ僕みたいにポップス、ロック、歌モノなどやってる方は、曲に馴染みやすく使いやすいんじゃないかなと思います。
またR&Bなどもとても合うんじゃないでしょうか。
ストリングスの奏法も切り替えながら演奏することができて非常に便利です。
(アクセントとかレガート、スタッカートなど奏法も何種類か入ってますよ)
また1つの鍵盤を押すだけで和音が鳴ってくれる機能もあって1トラックでアンサンブルを作ることもできますね。
あとストリングスの音の種類も20種類?もっとあったかな、ってくらい入ってますし、リバーブやディレイ、カラーも選択できてここだけで音作りができます。
(このプラグインを買おうと思ったキッカケの動画↓)
※念のため書いておきますが、NI社のsessionシリーズのプラグインはKONTAKT(有料)か KONTAKT Player(無料)が必要です。
3.VPS AVENGER
シンセです。
通常3万くらいしますが、確かセールで1万ちょいくらいの値段の時に買いました。
そしておそらく僕が一番最初に金を出して買ったプラグインかと思います。
「有料のプラグインなんて初心者が買っていいの?まだ先でいいんじゃねーの」
と思っていたDTM始めて2ヶ月くらいの僕が、有料のシンセの音を聴いて即購入を決断したのを覚えてます。
これはAVENGERだけでなく、他の有料シンセもそうですが、DAW付属の物とは明らかにレベルが違いました。
自分の曲のレベルが上がる瞬間、それはDTMの技術や音楽理論の知識が増えていった時、というのもありますが、有料のシンセを手に入れた時でもあるんじゃないでしょうか。
そう思った僕はすぐ有料シンセのプラグインを幾つか漁り、AVENGERにしました。
AVENGERといえば、クラブミュージックなどで使われる音がたくさん入っているイメージで、特にポップスや歌モノをやる僕には疎遠な気もしますが、このAVENGERさんはまじどんなジャンルでもいけますね。素晴らしすぎます。
EDMとかダンスミュージック、future bassなどでのAVENGER活用方法は、色んな人がやっているので、調べてみてください。
今日はポップス、歌モノの中でどんな感じで使ってるのか、その一例を紹介しようと思います。
・Bell
*音量注意*
AVENGERには最初からたくさんのプリセットが入っていて(課金でプリセット追加もできます)、その中に「Bell」という項目があって複数のベル音が含まれています。
ポップス、歌モノアレンジではほぼ必須アイテムです。
Bell項目を作ってくれているあたり、本当ありがたいです。
・Pad
padは音楽の背景で、主に空間を担う存在という認識かと思います。
ストリングスもそうなんですけど。
EDMなどを作っている方や聴き慣れている方とかだと、馴染み深いですよね。
常に曲全体を覆ってくれるような存在で、ポップスや歌モノでもよく使われたりします。
ただ空間を埋めたり背景としての役割は、先程紹介したギターとか、ストリングスに主にやってもらう事が個人的には多くて、僕がpadを使う時はサビ前やサビの中間時点など、盛り上げたいけどそんな大胆にならなくていい、という瞬間に一瞬入れたりしています。
使い方は人それぞれです。
(まじ一瞬でごめん)
・シンセリード
最初に言いましたが、YENTOWNBAND(chara)さんのSwallowtail Butterfly〜あいのうた〜をカバーしようと思ったので、イントロのリード音を、AVENGERでそれっぽく作って前々回紹介した「OTT」も付けました。
*音量注意*
は?そんなんじゃなくね?と思った方、もう2個ほどプラグインを使ってもうちょい作り込みます。
その前に、
AVENGERを買おうと思ったキッカケの動画です。
4.Ritt Filter Lite
フィルタープラグインです。
確か有料プラグインですが、無料配布してた時にGETしました。ぴーす。
本当にすごく使いやすいフィルタープラグインです。
あとhighポジションとかlowポジションを削る時、結構ちゃんと削ってくれる印象があります。
それもあってか、これでオートメーション書くと迫力がいい感じになります。ぴーす。
ということで先程のシンセリードに、このフィルターを挿してhighポジションをまあまあ削ります。
あと前回紹介した、ヴァルハラリバーブをうっすらかけると、
こうなりました。
少しはぽくなりましたかね?
音作りはまだ勉強中なので、こんなもんで許してください。
ちなみにこういう音、R&Bとかではよく使われてる印象ありますが、ポップスでも入れるといい感じになります。
2000〜2010年代のJ-POPには結構登場してたような。
(このプラグインを貰おうと思ったキッカケの動画↓)
5.Tony Maserati Signature Series
天下のWAVES社の、シグネチャーバンドルです。
90%オフくらいになってる時に購入しました。
何と言って説明したらいいのか分かんないのですが、WAVES様のホームページ情報の内容をパクると、
「トップエンジニアの手法そのものを、プラグインに」
だそうです。
どうやったらプロっぽい音が出せるんだろうという我々初心者の問いの答えの1つは、「このプラグインを使う」です。
ドラム用とかギター用など、色んな楽器で使えるものが一纏めになってます。
とりあえず挿したので聴いてみてください。
・アコギ(途中から作動)
・ストリングス(途中から作動)
・ドラム(途中から作動)
とてもすごくないですか?
挿して、何種類かあるプリセットから良さげなものを選んで、微調整しました。
特にアコギのやつ、震えませんか。
音圧が上がるだけじゃなくて、音が引き締まるというか、その楽器の良い所だけ聴かせてくれるじゃん、みたいな。
ミックスも何もしてない状態で、一発でここまで持ってけるのは本当にありがたい。
初心者にとって、神のように優しすぎるプラグインだと思いますし、ミックス苦手という方にもぜひ試してみてほしい一品です。
ちなみにシグネチャーモデルということで、他にも数人の名エンジニアのモデルがあります。
僕はTony Maseratiという方のモデルを選びました。
ビヨンセとかデヴィッドボウイ、アリシアキーズ、スティングなど担当してきたエンジニアさんですね。
買うとしても、どのエンジニアのシグネチャーモデルが自分の曲に合いそうなのか事前に調べてみてくださいね。
「WAVES シグネチャー プラグイン」
って検索したら多分出ます。
ちなみにこのTony Maseratiさんのものは、シグネチャーモデルの中で1番原音をしっかり活かして、暖かみを付け加えてくれる印象だったので選びました。
他のだと、挿しただけで音が煌びやかに大変化するモデルのもあったりするみたいです。
(このプラグインを買おうと思ったキッカケの動画↓ )
6.Oxford Inflator
sonnox社のリミッターです。
こちらも激安セールやってる時に買いました。
このプラグインは持ってる人かなりいそうですね。
リミッターなので音圧が上がるんですけど、本当にむちゃくちゃ自然に、且つ音の内容をあまり変えずに上げてくれます。
(途中から作動)
音圧上げると、歪んじゃったり、音そのものが変わっちゃったりしますが、これはあんまりそーゆーのないです。
嫌らしくないんですよ。
なので僕はマスタートラックによく挿しています。
音圧問題は、きっと初心者全員が抱えている悩みだと思います。僕もそうなので、これはかなり愛用してます。
(このプラグインを買おうと思ったキッカケの動画↓ )
7.Synthesizer V Lite版
最後は無料のプラグイン、プラグイン?
いやソフトか。
ボーカロイドです。
ついにボーカロイドに手を出しました。
まだ無料版しか持っていませんが。
ボカロって正直食わず嫌いしてたのですが、DTMを始めてからたまに聴くようになってって、気づいたら僕もボカロ手に入れてました。
といってもまだお試し的な感じで、無料版を使って試行錯誤してる感じです。
今のボカロ、まじレベル高いですね。
何で無料でこんなん手に入るの?まじで。
今も使う度に驚いてます。
ボカロを始めるには2つ必要なものがあるらしく、
・ボカロソフト
・歌声ライブラリ
の2つです。
ボカロソフトは「synthesizer v lite版」(無料版)をダウンロードして、
歌声ライブラリは、そのソフト内で使用できる「花隈千冬」(無料版)という人のをダウンロードして使っています。
無料版なので、もちろんこれらで商用利用はしちゃいけません。
ただどちらも有料版があって、それを買って使えば商用利用もOKみたいです。
この方確か高校1年生らしいです。
僕が花隈千冬を選んだのは、ダントツで歌声が好きだったからです。
そんな歌声は、この記事の最後に載せてるカバー音源で聴いてみてください。
他にもsynthesizer v で使える歌声ライブラリはたくさんあるので、興味があれば調べてみてください。どれも個性的なキャラです。
ボカロ毛嫌いしてる人、騙されたと思って一回聴いてみてください。
(このソフトをダウンロードしようと思ったキッカケの動画↓)
8.まとめ
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございます。あとお疲れさまでした。
今日紹介した中でも特にオススメしたいもの、みたいなのはありません。
全部が僕のDTM LIFEには必要なものです。
本当に全部、初心者なら買って損はない気がしますね。
多分上級者なら全部持ってるんじゃないか、、?とも思っています。
「でもやっぱ有料はな、、」
という方、まじで同じく本当にそうなのですが、僕は楽曲提供でお小遣いを貯めてそれで買っています。
ほんの少しだけでも、DTM慣れてきたなと感じたらそういう副業を始めてみてもいいかもしれません。
楽曲を求めている人は世界にむちゃくちゃいますから。
初心者なのにそんなのできない、と思いがちですが、いざやらなきゃ、となると必死に情報を集めてDTMを勉強して、1曲楽曲提供するだけでもかなり成長できた気がします。
ということで毎度お馴染みですが、今日紹介したプラグインで制作した音源を載せて終わりです。
初めに言った通り、
『Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜 cover by 花隈千冬』
です。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
(左の方で鳴ってるエレピもAVENGERで作りました。ぴーす。)
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