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DTM初心者が震えた無料プラグイン【Vol.2】

DTMの記事2本目です。
前回がなぜか好評でしたので調子に乗ってまたやらせてください。
(DTMとは、パソコンで音楽作ることです)
(プラグインとは、ゲームでいう課金です)

しかしプラグインの中には無料のものもあって、そのレベルが高い!
お金をそんなバンバン出していいのか不安な初心者からしたら、嬉しい!
その無料プラグインの中でも、僕が愛用している、また僕と同じくらいの初心者の方に共有したいものをいくつか紹介するだけの記事です。

前回紹介したやつは、
「当たり前に使ってるんだけど、今更なに?」
みたいなのばかりだったので、今回は少し斜め上から攻めようか迷いましたが、結局初心者が胸を張って紹介できるものは定番のものばかり、という事でまた当たり前に使ってたらさーせん。

あと俺はゴリゴリのプロではないです。
(一応楽曲提供でお金を貰ったりしてますが)
しかしDTM初めて半年を越したくらいのそこらの初心者です。
なので説得力はないかもしれませんが、前提として初心者でも良いと思えるものはかなり良いものな気がしています。
でも初心者DTMerの目線でプラグインを紹介する記事があまりないのと、あわよくば僕と同じくらいのDTMerのダチ欲しいから書いています。
(DTMとか音楽用のTwitterアカウント作ったけど思ったより怖くて誰にも話しかけれない)

ということでいってみよー。
(サンプルで流れてくる音源は、イヤホン推奨です。)

1. dexed

FMシンセです。
80年代に突如現れた名機「YAMAHA DX7」を再現したプラグインだそうです。
TM NETWORKのライブとかで小室哲哉さんが積み重ねてたアレです。

TM NETWORKのライブ中の小室哲哉氏(1987年)

まじで革命だったんでしょうね。
当時の曲にむちゃくちゃ出てきますこの音。
ということで、誰もが知ってる曲を弾きました。

誰もが、ではないか。東京都民なら誰でも、と言うべきか。
僕はキラキラした音が大好物で、その中でもFMシンセの音は大好きなんです。
1番好きな音はFMシンセかもしれません。
(何で俺はバンドでドラマーをやってたんだろう)

なのでこれが無料なのはかなり嬉しかったです。
ただ一般的なシンセも扱えないような男が、FMシンセなど使いこなせる訳がありません。
ただやっぱ1番好きな音だし、これを扱えるようになったら俺のアレンジというものは5割型完成するのではないか、とまで感じ始めています。
なのでこれに関してはまだ勉強中です。
僕から今言えることは、YAMAHA DX7をまじで忠実に再現してて、アガる音が出るよ、ということだけ。
プリセットもたくさん入ってるので、それ選んで弾いてるだけでも充分楽しいですし、そのまま使える音色もまあまああるはずです。

2. Addictive Drums 2 (Demo)



Addictive Drumsという有料プラグインのお試し版?みたいなやつです。
なので機能制限はありますが、音は結構良いですね。
生音に近くて、安定した音だと思います。
プロも御用達のプラグインらしいです。
その無料版あるならとりあえず入れますよね。
個人的にハイハットの音が迫力あって良いなと思いました。

自分が実際に生ドラム叩いてレコーディングしたとして、ハイハットがこんな音で鳴ってたら嬉しいなって思いますね。

でもバスドラの音は、前回紹介したMT-power drum kit (無料プラグイン)の方が好きなんですよね。
(バスはMTの方がどっしりしてる感じがするから)
ドラムの音の好みは本当人によって違いますよね。

自分はバスドラはMTで、ハイハットはAddictive、スネアはその時の曲によってどちらか決める、みたいなのにしばらくしようかなと思ってます。

どちらもmidiデータ化できるので、こういう事ができるの便利ですよね。

ちなみに有料のドラムプラグインは、今は買う予定ないです。
つまらないドラマーの意地というものです。

3. Abletunes Knobs


これは所謂、トランジェントシェイパーという類いのものです。
アタック感を強めたりするものですね。

左の赤いノブが、アタックを強めるノブ。
真ん中のオレンジのは、歪みを加えて音でかくするノブ。
右の水色のノブは、リバーブを加えるノブ。

そしてこれ、ノブを回すだけ。なんて簡単なんだ。


途中からアタックノブを作動してます。
アタックを強めると、バスに当たった瞬間の音が持ち上げられて、音がハッキリするんですよね。
ドラムの打ち込み後のミックスではほぼ確実にやる作業の1つです。

バイパスの状態(何も付けてない状態)で2回、
driveノブを作動して2回、
spaceノブも作動して2回、
スネアがなってます。
driveノブ、露骨に音でかくなっていいですよね。
基本ドラムを中心にして音量バランスを整えますが、それでもやっぱスネアが隠れてしまう、EQ処理もしたけど何かなあ、って時に、こいつ回せばデカくなります。

あと個人的にスネアにリバーブをかけるの好きなので、spaceノブも嬉しいです。
少し丸くなって曲に馴染むこともあるので。

4. Tube Saturator Vintage

途中からTube Saturator Vintageを作動しています。
サチュレーターという、まあこれも歪みを加えて音圧上げるよみたいなやつです。
さっきのdriveノブと何が違うの?と言われると初心者なので困ってしまいますが、こっちの方が真空管という事もあり暖かい音色になって、driveノブは攻撃的な音色になる印象ですかね。

今回はバスドラにはどっしりとしつつ、落ち着いたサウンドになってほしかったので、こちらを使って、スネアは少し攻撃的でもいいかなと思ったのでdriveノブを回しました。

音声を聴いて頂ければわかるように、Tube Saturator Vintageを作動すると音に暖かみが加わり、音圧も上がっています。
これはかなり重宝できそうです。

5. Ample Bass P II Lite


前回Ample guitarのアコギ無料音源を紹介しましたが、そのベース版です。
以前DTMの学校に通ってる人に自分のミックスを聴かせた時に、
「え、これベースどうにかならんの」
と言われ、DAW付属ベースから卒業してちゃんとしたベース音源手に入れようと思い、とりあえずダウンロードしたやつです。

無料の割には結構やるなあという印象で、所々本物に近い音が鳴ってます。
操作もシンプルで使いやすく、さくっとバンドのdemo作りたい方とかオススメです。
ちなみにこれとよく合わせて使うプラグインがあって、それも一緒に紹介します。

6. BOD


ベースアンプシミュレーターです。

最初はAmple Bass P II Liteの音が鳴ってて、途中からBODを作動しています。

バンドマンならお馴染み、SANSAMPというベースエフェクターのプラグイン版です。
「SANSAMPを挿せばそれっぽい音になる」
とベーシストが言ってるのを何度か耳にしたことがあったので、僕もとりあえずそうしています。
まあ、強弱とかはハッキリするようになるのかな。
ちなみにギターエフェクターで有名なRATのバージョンもあります。
そっちも無料。

7. PODOLSKI


さっきFMシンセの音が1番好きと言いましたが、実はアナログシンセの音も結構好きなんですよね。
このプラグインは一昔前のシンセポップみたいな音色で、むちゃくちゃ気にいってます。

こんな音が入ってて、シンセポップや〜って感じですよね。

さらにこういった綺麗めな音、padsやアンビエントなどで使えそうな音もあります。
これもプリセットが結構豊富で、即戦力で使える音が結構あります。
あとCPU負荷を抑えているため、動作が軽い!
また自由にアルペジオを組む事ができたり、wavewarp機能など、無料なのに多機能で僕もまだ全然使いこなせてないです。
ここ数年、特定の音というよりかは色んなサウンドが受け入れられているので、こういうシンセもアクセントの一つとして入れておいて良いかと思います。

自分はシンプルに音が好きなのでプリセットからADSRとかだけイジってそのまま曲に使ったりしてます。
また、前回紹介したOTT(DTMerなら誰でも知ってる無料プラグイン)と合わせるとさらに良い。

7. Valhalla Supermassive


リバーブのプラグインです。
リバーブはむちゃくちゃ使うから、良いプラグイン欲しいですよね。
これはプロの方でも
「その辺の有料リバーブプラグインより良いかも」
と言ってたりするので、むちゃくちゃオススメできるし、というか有名ですよね。

ボーカルに付けてみました。
なんか音がとても上品になります。
また、ディレイも一緒になって付いてます。

同じくボーカルに付けてそれっぽくしてみたり、

先程のpodolskiの音にも付けてみました。

プリセットも結構入ってるので、良さげなのを選んで、ちょっとかかりすぎかな〜って思ったらmixを少し下げるだけでも良い音になるんじゃないかなと思います。

リバーブ良い音にしたいけど、有料プラグイン買ってあんま失敗したくないなと思ってる方、これ一択だと思います。

まとめ

如何でしたでしょうか。
シンセは好みが出るとして、ValhallaリバーブとKnobsはどんなジャンルをやる人にでもオススメできるプラグインだと思ってますので、知らなかった方いたらこれを機に試してみてください。
無料ですからね。

そして毎度お馴染みですが、今日紹介したプラグインで作った曲を最後に置いておきます。(毎度変にテキトーで申し訳ないけど)

何度も言いますが僕はまだまだ初心者です。
プラグインの企業が出してるPRの曲を聴く時は
「この音むちゃいいな、俺もこういう使い方しよう」
みたいに聴くことが多いですが、僕のは
「自分ならこの音はああいう使い方するな」
みたいな聴き方をして頂けたら嬉しいです。

それではここまで付き合って頂き、ありがとうございました。

※使われているシンセ音とキーボード音は全てPODOLSKI内の音でやりました。


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