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お団子だけでない、「お月見料理」のご提案


日本には「お月見」という文化があります。
たとえ側にいなくても、離れていても、空を見上げると同じ月の明かりに照らされています。

「新しいお月見」を提案していこうと渥美さんが発信されたのは、自粛期間中が明けたばかりのことでした。
世の中も暗く全く先が見えませんでした。
そんな時に、このお話をお伺いして、まるで本当に月を一緒に見たかのように、ほのかな光に照らされているような気持ちになりました。


「お月見」と言えばお月見だんごですね。
しかし、「お料理」と言えば、中々思い浮かべるものがありません。

お団子は元々「里芋」を連想して作られたもので、お月見の宴は収穫を祝うものだったそう。
今回私が考えた「新しいお月見料理」はお芋類を中心にしながら、同じ空の下にいる世界にも少し目を向けてみました。

https://intojapanwaraku.com/travel/121759/


和樂webでのレシピです。
何と言っても満月のような「さつまいもの蜜煮」は、美しく、食卓でも光を放ってくれます。そして、いつでも大人気の一品です。

そして、里芋。里芋と言えば煮っころがしなど、和食でよく使われています。もちろんとても美味しいのですが、里芋料理のバリエーションがもう少しあっても良いと思い「里芋のグラタン」のレシピを書きました。

お月見団子を作ることが大変でも、丸いおにぎりだとグッとハードルが下がります。私は塩水を梅酢をお水に薄めて作りました。

三杯鳥は骨付鳥を紹興酒、お醤油、油、この3つを同じ量だけ入れて煮込んだ台湾料理です。家庭のお惣菜になじむように、アレンジをしました。
作り置きも出来、「お月見の会」でも提供しました。
こちらは改めて、レシピを起こすつもりです。

9月23日「お月見の会」bar bossaにて お料理メニュー

・三杯鳥
・薩摩芋の蜜煮
・葡萄と赤玉葱のピクルス
・搾菜、瓜
・新米のおにぎり
・CHEESESTANDのお月見モッツァレラ

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たとえばハロウィンのかぼちゃ料理のように、
「お月見」と言えば「お芋のお料理」という風になれば良いなあと密かに思っています。あとは丸い形が、月や里芋のようで愛嬌のある見た目になるのでは。

また今後は、梅雨の時期の豪雨、台風であったり、暑すぎる夏、困っている生産者さんの食材をレシピ化し、上手に使っていきたいです。

今日は皆さん、月は見れましたか?何を食べましたか?
東京に住んでいる私のうちからは見えました。
たとえ曇っていても、あなたのいる場所から見えなくても、月の光は、私たちに注がれています。
美しいものを「美しい」と感じる心を、楽しむ気持ちを、あなたと分かち合えれば。
今夜も月がきれいですね。



「新しいお月見」というプロジェクトに参加しています。 https://note.com/new_otsukimi みんながボランティアで運営しておりますので、もし良かったら上記アカウントにサポートいただければ、ありがたいです。 どうぞよろしくお願いいたします。