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料理と毎日 5月26日〜6月1日


5月26日(日)晴れ


ストウブの50周年パーティにお伺いする。新色“Citron”カラーで会場は彩られ、華やかで爽やかなムードだった。お料理もレモンを使ったものばかり!どれもおいしく鮮やか。
フォトブースはまるで海外の結婚式会場のようでみんな思い思いに記念撮影をしていた。


その後、豊洲のシープジャムに立ち寄って、MLA、お手伝いの皆さんの顔を見に行く。2日間、お疲れ様でした。


帰りに明日の撮影の買い出し。忘れ物がないか不安。夜は急ぎの原稿や請求書作業をする。そんなわけで日記の更新ができなかった。


5月27日(月)雨

テレビの収録でキッチンスタジオへ。スムーズに進み、当初の予定より2時間早く終わった。動画の撮影はいつも、ADの人たちが叱られませんように、と思ってしまう。演者さんの優しい心遣いに感動してリラックスして撮影中を過ごせました。忘れ物などもなく全て滞りなく。
家に帰って、急ぎの仕事を済まし、早めに寝る。明日からは韓国。荷造りはもう朝にするしかない。


5月28日(火)雨そしてソウルは晴れ

朝4時に起きて荷造り。娘のお弁当を作り、8時に家を出て夫が羽田空港まで送ってくれた。忘れていたけれど、私は1人で海外に行くのが初だった。
とりあえず早めに出国審査に向かい、ぶらぶらする。どうも同じ便に有名人がいたようでカメラを持った若者が追っかけて行っていた。
飛行機に乗り眠っていたらあっという間に金浦空港に着き、前回のように入国に並ぶこともなくすぐに空港を出ることができた。こっちこっちと運転手のおじさんに誘われるがままタクシーに乗り、ナインツリープレミアムホテル2まで。地下鉄乙支路3街駅のすぐ近く。今回は明洞の中心地から歩いて15分程度で行ける場所を選んだ。道路も大きく広々しているので、タクシーも停まりやすく大正解。

部屋はとても広く、前回のソラリア西鉄よりいいかもしれない。ただ、西鉄はトイレが別で、それがとても快適だった。今回は1人だからいいのだけど。目の前も大きな窓。きれいなソウルタワーが見える。


とてもいいホテルだなあと、荷物を広げてしばしぼんやりする。3泊と長いので、スーツケースの中身をすべてクローゼットに移した。
仕事をして、待ち合わせ場所の新沙に向かう。

韓国のオージービーフのスタッフのステファニーと合流。あなたがここにいるなんて信じられないよ〜不思議な気分!とステファニーはいつもかわいくて優しい。タンブリンズに連れて行ってもらい、2人で香りをたくさん試して、私は、ハンドクリームを買った。そのあと、またおしゃれな雑貨屋さんに連れて行ってもらう。

ここ、私の1番好きなアクセサリーショップなんだーと連れて行ってもらったお店は全て手作りで、とても繊細。ステファニーに確かに似合う。小さなパールのイヤーカフを見つけて買おうとしたら、これはあなたにバースデイプレゼント!となんとステファニーが買ってくれた。うう、ステファニーありがとう。なんだか大人になってから、こんなにうふふと盛り上がる友人ができるなんて私はラッキーだよ。しかも私の拙い英語をいつも解読してくれて…。
その後、シネのレストランへ。見覚えのある方が…と思ったらオーストラリア大使館のサリーさんだった。偶然彼女も東京からソウルへ来ていたのだそう!この前の大使館イベントに来られなかったですね?と言われたので、実はその時もシネのレストランにいたんです!と大笑い。

夕ご飯はシネのレストランではなく、東大門に移動してローカルな屋台とお店の間のようなところでキッパ、トッポギや、焼き鳥、スンデを食べる。オデンもおいしくて、お出汁を啜ってたら、「高い魚のすり身で作るフィージョンの韓国料理もあるけれど、こういうチープな方がなんかおいしいのよねー」とシネが言っていて、なんかわかるー!となった。このおでんの出汁で、トッポギも作っていて、唐辛子、コチュジャン、にんにく、水飴とか入れると教えてもらう。


3人で服をうろうろ見て、シネの運転する車でホテルまで送ってもらった。1日目と思えないくらい、盛りだくさんな日。

5月29日(水)晴れ

食品メーカーの佐藤さんと、現地日本企業スタッフのキムさんという女性の方が朝ホテルまで迎えに来てくれて朝食へ。FBでソウルに行くと書き込んだら佐藤さんがちょうど同じ日にいるということで案内してもらえることになったのだ。キムさんとは初対面。キムさんは日本語が達者でとても面白い方ですぐに打ち解けることができた。
さっそく3人でお粥を食べに行く。なんとお目当ての梅にもすぐに出会えた。https://tabelog.com/southkorea/A5301/A530101/53000699/dtlrvwlst/

私はアオサと牡蠣のお粥。おいしかったー!キムさんは梅のチャンアチを見てすぐに調べて、これ私も作れそう!とおっしゃってた。主婦だから料理気になりますね!とおっしゃって、いろんな韓国の家庭料理を教えてくれた。

そのあと、電車でシンダン駅、ソウル中央市場に移動して買い物。朝ごはんを食べたのに、またちょっと食べようとミニキッパをいただく。でもこれが大ヒット!ツナとマヨネーズと青唐辛子を刻んだものが混ぜたペーストが添えられて、すごくよかった。なんで韓国の人はこんなにニンニク食べているのに匂わないんですか?とキムさんに聞いたら「え?においませんか?たぶんにおいますよ」と言われる。あと、こんなに食べ物が美味しくてみんなよく食べるのにスリムだと言うと「あの人たちは食べたないんですよ」とのこと。納得。


その後、スーパーで念願の生梅の見学。そのほかにも色々とお買い物。この時は何が起こったか私はわかっていなかった…。

バスで鍾路に戻り、地元のサラリーマンしか来ないという食堂に連れて行ってもらう。座ったら自動的におかずがセットされておかわり自由。本当に家庭料理なんだけど、こういうところに連れてきたかったんですよー!と言われて私もこういうところに来たかったんですよ!と話す。しかし、朝から食べ続けているので、あまり食べられない。キムさんに「お米残すんですか?」と言われて、もう少し食べます、とチゲをかけてずずっと啜った。おなかがはちきれそう。キムさんは真面目で歯に衣着せぬ方で、ずっと話を聞いていたかった。子供が同じ年ということがわかり、思春期のことや教育費について情報交換。いやあ、韓国はすごい!

ここで、佐藤さんとキムさんとはお別れ。ひとりでぶらぶら本屋さんにいったり無印へ。明洞大聖堂のカフェまでてくてく歩く。ここは前回も来た思い出のカフェ。もうすでに懐かしいなあとアイスカフェラテを注文して、カードを出したら、「…え?このカードハングルが書いていて…私のじゃない!」どうして!?とパニック。なんで私のお財布に、このカードがあるの!?私のカードはどこに!?落ち着こうとカフェラテを別のカードで買って、席に座って深呼吸。
最後にカードを使ったのは確かスーパーだ!と思い出し、レシートを見たら電話番号が載っている!なんとかなるかも!とホテルに急いで帰り、フロントからスーパーに電話をしてもらう。やっぱり!私のカードはスーパーにあった!レジの人が違う人のカードを私に渡してしまったらしく、このカードの持ち主はすぐに気づいて、私からの連絡をみんなで待っていたそうだ。

そんなわけで、またシンダン駅に行き、カードを無事交換する。ごめんねー!とレジのおばさんは鷲掴みした飴ちゃんをくれた。

ホテルに戻り、仕事。少し仮眠をとる。今夜は韓国のオージービーフPRアンバサダーのナムノのレストランにいく予定だ。ステファニーにナムノのレストランはどこ?と聞くと、なんとまたシンダン駅!!

夕方出発して、もう勝手知ったる本日3回目のシンダン駅へ。レストランをネイバーマップで調べながら歩いていたら、バターのいいにおい。ついついにおいをたどってるとナムノのレストランのキッチンの裏口に着いてしまった。ナムノが見えたから「ナムノー!来たよ!」と声をかけたら、入り口あっちだからまわってー!とジェスチャーをされる。ナムノのレストランはすごくおしゃれで「すっごくおしゃれだね!!」と言うと「そうかなあーウッディだとは思うけど」と笑っていた。すぐにステファニーとシネも来て、3人でナムノのお料理を堪能。どれも衝撃的に美味しかった。彼は勉強熱心で持っていた荻野シェフのレシピ本もとても喜んでくれた。


そして、なんとサプライズのお誕生日のお祝い!なんと、嬉しいことか…!私が6月1日で、シネが4日!お誕生日が近いと言うだけでうれしい。

そのあと、なぜかデザートはトッポギだ!とトッポギ鍋を食べに行き、ねえねえ本当にみんなこんなにいつも食べるの!?と聞いたら、笑っていた。どっち??それでもこんなに仲良くなれる感じって不思議だなあと思う。私は英語ができないから、なんとなく話して、なんとなく聞いているだけなのだけど、分かり合えていない感覚が一切ない。
3人で、恋愛や結婚、キャリアについて話しているとたかだか半年ちょっとの仲だとは思えないほどだ。こんなに夜中なのに、トッポギ屋さんはお客さんでいっぱい。韓国はどこの街でもみんな夜中にご飯を食べているのだろうか。

デザートの後は1時間以上も夜道を歩いて、2人はホテルまで送ってくれた。なんだか青春みたい。

5月30日(木)晴れ

昨日あまりに食べたし、夜も遅かったし、午前中はホテルの部屋で紅茶だけを飲んでゆっくり過ごす。
佐藤さんに連絡をしたら、塩パンに並んでるとのこと。買い物が終わったら一緒にランチをしましょうとのことで、明洞餃子で待ち合わす。


そのあと、佐藤さんのお土産の買い物にオリーブヤングに一緒に行き、お茶だけキムさんが合流してまたお別れして、新世界百貨店のデパ地下を案内してもらう。オージーのWAGYUがあったり、いろいろ面白い。売っている野菜も魚介も、お惣菜も全て楽しい!

ここで筒井さんが合流!佐藤さんとお別れして、筒井さんと私のホテルで本についての相談や、韓国について色々と話す。
筒井さんの体がバキバキということで、あかすりを2人で予約して、その前にポッサムを食べにいくことに。筒井さんは辛いものが全然平気だそうで、本当に平気な顔で食べていた。

あかすりは、なんともいえない体験だった。仲がいいとはいえ仕事上のお付き合いだった筒井さんと急に裸を見せ合い、しかも2人で向き合い泥まみれにされるという意味のわからない時間。でも終わる頃には特に羞恥心もなく「なんか抜けたねー」とふたりでふわふわしていた。カッピングもしたので背中がすごいことになっていた。この後も、私のホテルに筒井さんが来て、夜中まで色々話す。

5月31日(金)晴れ

帰国日。荷造りをして、ホテルに預けて、広蔵市場へ。観光地化しているといえども行ってみたかった場所。さっそく屋台で朝ごはん。ビビン麺とキッパを食べた。

なんとはなしに選んだお店だけど、とてもおいしかった。ピンデトッ(緑豆の生地の揚げ焼きしたお好み焼きみたいなもの)も食べ歩き。アイスラテを飲みながらぶらぶら。ザハ・ハディッドが建築した、東大門デザインプラザへ。おととい、ここを歩いて教えてもらったから行きたかったのだ。なんと24時間開放されているらしい。すごい!

アートを楽しむだけの場所だと思いきや、服が売っていたりコスメまで!オリヤンでは何も買っていなかったけれど、ここでは肌診断をしてくれて、おすすめのものを選んでくれるので、言われるがまま買うことにした。しかもめちゃくちゃサンプルもくれて、プリクラまで撮らせてくれるという…。なんとなく気分が乗ってしまい、オリヤンへ。でも結局私はサプリとお土産用のお菓子やパックを。筒井さんは飲むエルメスという大渕さんに教えてもらったサプリを買っていた。

お昼ごはんプチョンユッケ。https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=18067

ふたりでユッケビビンパとお久しぶりの生レバ、せんまいもシェア。大満足でした。


市場ではドライの柿、野菜などを買う。
ホテルに戻り、ちょっとお茶して、筒井さんとはお別れ。あっという間だったけど濃い時間。いい本作ろうね。

空港には夫が迎えに来てくれていた。ただいま。

6月1日(土)晴れ

今日は息子の運動会。無事、参加できてよかった。私も。

お土産を記念撮影。

空港で買った鮑粥。シネにもらったシネの韓国海苔。

干し柿と野菜。


娘が学校から帰ってきたら、なんとお花を買ってきてくれてプレゼントしてくれた。嬉しい…。そんなことしてくれる娘可愛い…
そのまま、鎌倉へ行き、久しぶりに焼肉を堪能!韓国で牛肉食べ損ねちゃったからね!

43歳の私


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