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私のお料理ノート

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作り方を詳しく解説しているレシピをまとめています。ご質問もお気軽にどうぞ。
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#家庭料理

あと1品の人気者!作るのも楽しい、こんにゃくチリチリ

さっと作るあと1品の人気者ではなく、「とりあえずあれさえ作っておけば他の献立はゆっくり考えよう」と作る「こんにゃくチリチリ」。 こんにゃくをチリチリになるまで30分間フライパンで放っておきます。その間にお米を研いだり、お味噌汁を作ったり…。 そして、時折、このこんにゃくを観察するのが好きなのです。こんにゃくが鳴きます。かわいい!面白い! 出来上がったこんにゃくチリチリをテーブルに置いておくと、お行儀悪い人たちがつまみ食いしていきます。 こんなおつまみなら、お腹にたまってダ

ふんわりみっちりと甘い、とうもろこしのまん丸揚げ

練り物が好きです。かまぼこ、伊達巻、はんぺん、しんじょう…。 控えめだけど、主役を頼んだらきっちりお役目を果たしてくれる、頼れる食材。 はんぺんを使えばお家でも揚げたての練り物が作れます。 今回のまん丸は海老ですが、代わりに帆立や桜えびでも。とうもろこしの代わりに枝豆なども。 具はむしろ何も入れなくたって美味しいふわふわの揚げ物です。 (材料) はんぺん 2枚(100g×2枚) 小麦粉、片栗粉 大さじ1ずつ 海老 120g とうもろこし 1本(今回は皮をむき、芯がついた状

梅仕事を始めるあなたに(梅のいろは、お道具と調味料、準備しておくもの、追熟などの説明書)

そろそろスーパーにも保存瓶やらっきょう酢が並び始めましたね。 初夏の手仕事のお道具。 見るだけで、焦るようなうずうずする気持ちに襲われます。 梅仕事のお問い合わせもいただいているのですが、世の中の状況次第で実際に教室でも開催、またはオンラインでどうにか…と思っております。 なかなかはっきりとお知らせできず申し訳ありません。 今年は梅仕事してみたいな、と思っている方に、どうやって梅を選ぶか、どんなお道具が必要か購入しておくものを、この記事で解説していきます。 ・梅の種類

なんてことないのに止まらなくなる人参だけの唐揚げ

スーパーにも新人参が並ぶようになりましたね。 みずみずしく、火を通すと頼りなくとろけてしまう、この季節の人参が大好きです。 私が4月に、必ず作るのが人参の唐揚げです。我が家で大人気の副菜。 子供のお友達が遊びに来た時もおやつに出しています。 人参は皮もそのまま、切って、めんつゆに絡めて揚げるだけ。 焦げてしまったところもカラメルのように濃厚に甘い香りを放つのです。 口に入れると、カリッとした衣なのに、その後すぐにしゅわしゅわと溶けてしまう食感。 ああやっぱりもう1本揚げれば

お肉を茹でることで、肉出汁も2食分の料理も出来る

茹で豚の茹で汁は出汁になります、と書いたので利用法のご紹介です。 前夜、茹で豚を作ったら、出汁をタッパーなどに入れて冷蔵庫にしまいます。 そうすると冷えることによって、脂が白く固まります。 すぐ使わない場合は冷凍しましょう。 こんな風に茶漉しで十分ですので、漉しながらお鍋に移しましょう。 脂が抜けてスッキリします。 あとは適当に香味野菜(お葱、玉葱、セロリ、にんじんなど)を入れて、煮ます。 とはいえ、お昼に簡単にであれば、お葱で十分です。 洋風に使いたかったら玉葱が良い

私の1番好きなおもてなし料理、焼き豚

我が家にお越しいただいた事がある方や、毎年ワークショップにいらっしゃる方は食べたことがあると思います。 私の1番好きなおもてなし料理、焼き豚です! 老若男女、皆が気に入ってくれる自慢のレシピです。 2月のお味噌教室の時も80歳近いお婆ちゃまがお気に召されて、レシピをプレゼントしました。 何が良いって、前日仕込んでおけば、食べる直前に魚焼きグリルかトースターで焦げ目を付けるだけ。 バタバタ焦らずにお客様と会話を楽しみながらお出し出来るのです。 ただ、今はこんな時ですからそ

旬を逃さないで、ほたるいか、新ジャガ、空豆

春になると淡い色を抱いた美しい食材が店頭に並び始めます。 野菜売り場には筍、山菜、魚売り場にも春の旬のもの。 旬のものを旬のものと組み合わせる。その贅沢さに心が浮き足立ちます。 大蒜を効かせたこのお料理も、いかにも春らしいですがパンチがありお酒が進む味です。 ほたるいかは調味料のように味に深みを与えてくれるので、味付けはシンプルにお塩だけで美味しいですよ。 (材料) 新馬鈴薯 3個(約300g) 空豆 約60g、20こ以上(さやから取り、薄皮をむいておく、生のままで大丈夫

茹で豚、何も考えずに作れて元気をくれる料理

あーもう夕方かーご飯作りたくないなあって思う事ありますよね。 毎日作っているんですもの、そんなの当たり前です。 メインを決めて副菜決めて、汁物考えて…。それを毎日毎日! 偉いです。皆さん、本当に偉い。 レシピを探してみるも、あー分量計るのさえも面倒くさい… そんな時は茹で豚です。これの出番です。 良い豚バラに出会ったら、1つはベーコン、1つは茹で豚! そして、巻く葉っぱも買い物かごへ。 サニーレタスでもサンチュでも良いです。エゴマの葉でも大葉でもなんでも良いんです。一緒に買

野菜で野菜を食べる人参ドレッシング

普段、ドレッシングは作り置きも買い置きもしていません。 作り置きしていたらいつの間にか忘れて冷蔵庫の奥から出てきたり、話題のドレッシングも美味しくてちびちび使っていたら賞味期限が過ぎてしまったり、塩梅がどうも下手なんです。 しかし、このドレッシングは新人参と新玉葱の季節に毎年食べたくなり、幾度となく作っては食べ切り、また作っています。 簡単なことと、野菜で野菜を食べていることが自己満足につながっているようです。 (材料) 人参 中1本 玉葱 1/8個 砂糖 小さじ1、1

たとえ片手間でも作れるローストビーフ

小さい頃から、クリスマス、年末のローストビーフは私が担当でした。お肉の塊といえば私だったのです。 家族の期待を背負っているので失敗は許されません。 大蒜をすりおろして、撫でまわし、ワインに漬けてみたり、お鍋で作ったり、湯煎したり、オーブンで焼いたり、毎年良いと思われる色んな方法にチャレンジしました。 火の通りを考えると、スライスする瞬間まで毎回やきもきしました。 そして、ある時気付いたのです。 そもそも年に1、2回しか作らないから、こんなにブレるんだと。 特別な時でなくとも

30年間作り続けてやっと辿り着いた最後のカルボナーラレシピ。

カルボナーラを初めて食べたのは、震災前まで神戸の食いしん坊を唸らせていたベルゲンというお店でした。 ミートソースやナポリタン、たらこスパ、家で食べたどの味とも違う。 とろんとしたクリームは濃厚に舌に絡み付き、かりかりっとした香ばしいお肉は噛めば噛む程脂がほとばしる。 何これ何これ!興奮して、母にこれおうちでも作って!と頼んで、渡されたのは片岡譲シェフのレシピブック。小学校2年生頃のこと。 それから、私は学校から帰ると1ヶ月毎日カルボナーラを練習しました。私が一人で料理を始

オーブンまかせ!燻さないベーコンの詳しい作り方(動画あり)

子供の頃からベーコンが大好きでした。 ジューシーな脂、燻した香ばしい香り。西洋の鰹節と言われるだけあって普段のお惣菜だって、ベーコンを少し入れるだけで旨味が濃くなります。 そして、母親になった今、やっぱり子ども達もベーコンが好きです。ただお肉の加工品は原材料も気になるし、結構お高めです。それならお家で作ってみませんか? 燻製など色々試し、今はオーブンで作る方法に落ち着いています。言うなれば、ベーコン風ローストポークという方が正しいかもしれません。しかし、味はなかなか