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26卒が24卒になった【ゆめみ就活体験記】

はじめまして。
まず初めに、タイトル詐欺があることをお詫びします。

タイトルには26卒とありますが、現在大学3年生です。
これは私の通っている大学(長岡技術科学大学)がちょっと特殊なためです。

  • 学生の約7,8割が3年次編入をした高専生

  • 9割以上の学生が大学院に進学する

という環境の為、自分も例にもれずその道を歩むと思っていたからです。
つい最近までは。

院進ほぼ確のため26卒だったんです。
それがゆめみさんに内定をもらった結果、学部で卒業するという決断をし、24卒になったわけです。
なので就活は1ヶ月で終わることになりました。

自己紹介

名前:いまいまい
所属:長岡技術科学大学 3年
好き:かえる・いももち作り・思いつき脳死開発

また、NUTMEGというサークルでチーム開発をしています。これ以上ないレベルの素晴らしい団体です。
あと、paizaという会社で作問のアルバイトをしていたり、先輩やその友達の企業でwebアプリケーションを開発をしたりしてます。

技術スタックを示すと以下の感じで、フロントエンドが主です。
いろいろと幅広くやっています。

  • フロントエンド(Next.js中心)

  • バックエンド(Railsチョット)

  • デザイン(スライドとか名刺つくったり)

  • 競プロ(paizaS, AtCoder緑)

  • Arduino(部屋の鍵をカードキーにしたり)

  • インフラ(Docker, Proxmox)

  • AI(生体信号処理)

出会い(11月半ば)

始まりはWantedlyというサイトに登録したことでした。
ぼくのWantedly
自分の経歴をポートフォリオ以外で分かりやすく示したくて登録したところ、ゆめみから「インターン(もとい本選考)やってみない?」みたいなメッセージを受け取りました。

自分を担当して下さっていたキャリアセレクトのエージェントさんに相談し、ゆめみにはもとより行きたかったので本選考を受けることになりました。

選考記録

書類選考(11月半ば)

自分が今までしてきたことを書きました。
どこで、どういう人たちと、どういうものを作って、なにをしてきて…
Wantedlyに書いた内容とあまり変わりません。

コーディング選考(11月半ば~12月始め)

内容は公開していいかわからないので伏せます。
個人的に、課題自体は難しくなかったです。ただシンプルなので、凝れる部分はいくらでもある印象でした。
フィードバックをいただけるのですが、ちゃんと各項目に分けていい点(Goodポイント)と改善点(Nextポイント)を書いてくれます。

また、提出時に完成にかかった時間や、これまでのプログラミング歴を送ります。
参考までに自分の完成までのタイムは12時間でした。(早い方らしい)

自分なりに凝ったポイントを挙げます。

① 誰が開発に入っても問題ないようにする

これはめっちゃ気を使いました
GitやGitHub関係でいうと以下のようなものが挙げられます。

READMEを充実させる
・導入ライブラリ、開発方法、Branch/issue/PR/commitの命名ルール etc...
Projectの活用
考えられるアイデア/実際に実装するもの/進行中/レビュー中 ... などのステータスに分ける
・各タスクごとに優先度と大きさを割り振る
マイルストーンでの進捗管理
GitHub Actions

実装面でも、StorybookHygenを導入して実装の負荷を減らしたり、Dockerを導入してバックエンドがいつ参入してもいいようにしました。

Hygenを使ってる人は珍しいらしく、一次面接で少しウケてました。

②デザイン

課題にはワイヤーフレームが与えられるのですが、それ通りには実装しませんでした。

ゆめみのフロントエンドコーディング試験を例に取ります。

このワイヤーフレームを見ると、チェックボックスが47個ぶわーと並んでるようになりますが、すごい分かりづらそうだし、押しずらそうじゃないですか?

だからチェックボックスじゃなく、県名そのものをトグルボタンにしちゃえばわかりやすいし押しやすそうでは?

そんな感じで、改善できそうなUIはバンバン変えてました。(かと言って本質が損なわれるようなデザインは❌)

他にも
APIから取ってくるなら少しラグがありそうだから、ローディングアニメーションをつける
とか
グラフ表示という課題的にフォーマルでモダンな色とデザインにする
とか考えて実装してました。
あとレスポンシブデザインとかですね。

他に、特段凝ったわけではないけどやった事としては以下の通りです。
(実際はこっちのほうが重要かも?)

(そもそも)ちゃんと仕様を満たすよう設計する
TypeScript使う
Unit Testの実装
APIのレスポンスをキャッシュする

 一次面接(12月始め)

コーディング選考で技術面を見るなら、一次面接は内面の適合度を見てると思いました。

面接官は2人いました。
フィードバックも2人分頂けます(うれしい)。

印象に残っている応答を書きます。
また、聞くことは面接官によってバラバラだと思うので、あまり参考にはならないかも…

GitHubのREADMEやissueなどが充実しているが、今までチーム開発の経験などがあったのか?

・YES
・NUTMEGでもインターンでもチーム開発をしており、どのプロダクトでもissue/PR/Branch/commitあたりのルールは徹底するようにしている。
・自分は昔はまとめてcommitする悪い方法をとっていたが、いざ自分がレビューする側に立ってみると、ちゃんとルールを設けることで開発の流れが掴みやすくきれいになる。
開発をするうえで何をすることに楽しさを覚えるか

道筋が立った瞬間
・PMとしてなら、今後の開発計画を立てて今後の開発の方向性が決まった時
・エンジニアとしてなら、新しく振られたissueをどう開発すればいいかの道筋が立った時
・(わくわくモーションをする)(重要)
どうしてNUTMEG(サークル)でPMをやろうと思ったのか

・最初はプログラミングやりたいだけで、PMはやりたくなかった
・でも、プログラミングを学んでポートフォリオを作るだけなら、NUTMEGじゃなくてもできることに気づいた。
・学園祭というひとつの行事において、不便を見つけ、開発し、ヒアリングし、改善するような、誰かのためにサービスを作るということはNUTMEGでしか出来ない
・自分がすべきことは、これを最大限に寄与できるPMであると思った

他にもゆめみで働く上での認識のすり合わせや、今後のキャリアについて話しました。

最終面接(12月半ば)

ついに片岡さんとの面接です。
一体どういう人なのか、本当に宇宙人なのか

いろいろ自分をどうやったら魅力付けできるかを考えましたが、自分をいくら着飾っても片岡さんには見破られそうだなと思いました

自分は「何が好きで」「どういう世界観で」「何を価値観として」持っているのかをはっきり正直に伝えるようにしました。

また、聞かれたことはゆめみのFAQにある通りでした。

印象に残っている応答を書きます。

会社に期待すること

チームの一体感

体育会系みたいなギチギチさのことではない。
・チーム立ち上げ時や、大事な方向性を決めるようなMTを、どのように行っているか知りたい(チームビルディングとか)
・チームメンバーがどういう人かを知るための機会があることで、チームへのかかわり方や感覚が明確になる。
・今までのPMとしての経験や周りの失敗、チーム開発から重要だと感じから。
 メンバーそれぞれがオリジンを捉えられているか
 
・どうしてゆめみに入ったのかや、どうして今のチームにいるのかといったオリジン(原点)がある事で、ただお金を貰って働くだけじゃなく、自分の価値やここにいることに対する価値を感じることができるし心が離れない
・もっと細かいこともそうで、なんでこの技術を導入したのか聞かれて「先輩に言われたから」とか受動的な価値観だと、なんのためにこのタスクをしてるのかわからなくなるし、自分がやってる事に対する位置づけが出来なくなる
・自分がやることに価値を見いだせる人・我を出せる人がいる場所で働きたい

学習方法

・自分が技術を学ぶときは、「チェーン」に気を付けている

1. 自分の持ってる技術で何が出来るかを考える
2. 何を作るかの目標を決める
3. その目標を達成するためにどの技術が必要かを考える
4. ひたすらに開発して達成する
5. 1歩戻って、使った技術から何が出来るかを考える
6. 1に戻る

・多くの人が挫折する点はゼロ歩目であるが、これを使うと、次に学ぶ技術は、今持っているものの関連技術なので、ゼロ歩目がすでに達成されている。そのためほぼ挫折しない
・逆にどうして挫折するのかというと、チェーンがつながってない学習をしているから。webやってたのに急にAIとか

何故フロントエンドをやるのか
今後のキャリアについて話した時に出た話題です。

・フロントエンドはアートのようなもの
・元々クリエイティビティが好きで、自分の作りたいものを表現したいし、誰かの作りたいものを表現したい
自分は絵が下手だし字も下手だから、技術で何かを作って表現してきた
・コーディングが好きな自分にとって、自分の実現したい世界、誰かの実現したい世界を一番表現できるのがフロントエンドだった

 内定!

全ての内容が終わったあと、総まとめのフィードバックを片岡さんから頂き、最後に内定を頂くことができました。
ちなみに最終面接は、1トピック話す事に片岡さんがフィードバックをくれます。

結果的に重要だなと思った要素をまとめます。

・自分の活動に置ける世界観の確立
・自分の行動の基となる価値観の付け方
・専門性(自分ならフロントエンド)の捉え方
・技術学習のフローを固める

 最後に

本当に激動の1年でした。

応援してくれた友人、相談に乗ってくれたNUTMEGのみんな、面接練習をしてくれたUndefined川Null男さん、キャリアセレクトさんなど、たくさんの人の支えがあってここまでこれました。

勉強に絶望して大学に来て半年ちょい、こんな道を辿るとは思ってもいなかったです。行動、運、仲間、全てに恵まれました。

2022年総まとめは別で書くかもしれませんが、とりあえず就活体験記はこれで締めたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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