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悲しき裏方②

前のページには、毎年毎年、表彰式の裏方を担当しており、前日準備のトラブルなどを書かせていただきました。

文句いっぱいでしたが、きっと本番は、受賞者にも、ほかの人にも喜んでもらった❤️など、ハッピーな雰囲気で本番の経緯を書いているだろうと期待していましたが……

最悪です。
過去の中でも酷いものでした。

帰ってから、しばらくショックで…。
動画サイトの感動ものをみて現実逃避していました。

お粗末すぎ…

当日、朝8時半から準備を開始します。
生花や、音響チェック、カメラマン配置など、舞台では外部の方の準備が必要です。

会場入りは9時半で、10時に開始。

その前に来た人は受付が終わったら、ロビーで待つはずでした。
私はそのロビー担当。

しかし、何故か受付担当者が、勝手に会場内に案内していく。

ちょっと、ちょっと、待って…ロビー待機のはずでしょう。

まだセッティングが終わってない会場に案内って
舞台上で、花をいけてるじゃん。
音響さんのテステスの声が響いているじゃん。
カメラマンさんが、立ち位置のチェックしてるじゃん。

そんな中で案内していいの?

会場案内の係長が、
「こんな準備中に申し訳ありません」と受賞者に謝っている。

いつの間に変わったの?
開始を知らないのは私だけ?

ロビーに戻ったら、室長がいて、ロビー担当の私に向かって、受賞者を案内しろと、大声で命令…。

早く始まったので、受賞者案内係がまだ来ていない。
私は、慌てふためいて動きだす。

よく見ると、応援でかけつけた、ほかの案内係の正職員は、なにもせずにボーと立っている。

私は担当外の仕事で焦る。

室長は、本来は、議員さんの相手を担当するはず。それなのに、議員の座席案内まで、私に押し付けてくる。

この人、市議会議員の〇〇さんだよな、衆議院議員の〇〇さんだよな…と思いつつ案内するが、代理の秘書さんたちの顔まで分からない。お手上げ。


受付自体は無事に終わり、時間通りに開始した。
気持ちを新たに、受賞者のみなさんがスムーズに行く事が重要と切り替えた。

順調に順調に、最後は

私の担当は記録ががり。
会場の様子をカメラに写して、進行時間を記録していく…というもの。

普段は簡単な業務だけど、今年は違う。
この会場は初めて。
来年度以降も、この会場を使用する場合に備えて、たくさん記録写真をとる。

あちこち動いて記録していく。

受賞者の通路、待機場所。
賞状の置き場やスタッフの配置。
裏方スタッフの動き方。
来賓者の様子も。

意外に多い。

今回は広い会場で、階段も多く、ヒールで走り回っていた。

残念ながら、バリアフリーに対応できていない会場。車椅子の人には、介添にひとり職員がついた。
こういった時にどう対応したのか、記録に残して、未来につなげる。

最後の最後に、舞台でトラブル。
本来なら、首長が前に出ないといけない場面で、出ていない。
騒めく会場…。
しかし、舞台近くにいる上司は誰も動かない。
首長も、俺が出るんじゃないの?と大きくゼスチャー。
しかし、誰も動かない。説明しない。

舞台横には、部長、室長、課長がいる。
しばらくたって、ようやく課長が動いた。

後から聞いたら、会場外のモニターを見て現場担当の係長が、慌てて舞台裏まで走って、首長が出ることを伝えに行ったとのこと😞

終わり

現場はバラバラだったけれど、
昨日、今日と、受賞者のみなさんに、お礼をたくさん言われました。
嬉しいものですね😊😊
それがあるから、毎年毎年、ドタバタし、嫌な思いをしても、やっぱりやって良かったな…と思うんですよね。

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