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早期教育よりも大切なこと

こんにちは。めぐみです。

うちの息子は4月から小学1年生です。
早い子だと、もう塾などに行き始める子も出てくる頃でしょうか。

塾でどんなことを学ぶんだろう?と思って、ネットで調べてみたのですが、小学1年生で習う平仮名やカタカナはもちろん、漢字の勉強なんかもするようです。
場合によっては英語や計算問題も!

めっちゃ早いですよね〜。
確かに、みんなより先取りをすることで、勉強に自信がつくなど、良い面もあると思います。

ただ私は早期教育よりもずっと大切なことがあるのではないかと思っています。
それは、子供の日常生活の経験を豊かにし、それを学びに繋げるということ。

遊びを通して数の概念を学ぶ

例えば、うちの息子は今トミカにハマってます。
そして、よく私とトミカのお店屋さんごっこをして遊んでいます。

私が店員さんになり、「いらっしゃいませ〜。何が欲しいですか?」と尋ねると、
「ホンダのフィットと日産ノートをください。」と息子。
「1350円です〜。」

そう言われた息子は、おもちゃのお金ケースをジャラジャラとかき混ぜて、1000円札を探します。

どれかなどれかな〜

見つけたら100円玉を3枚探し、それも見つけたら10円玉を5枚探します。
探しながら、息子は色んなことを発見していきます。

10円玉5枚と50円玉1枚が同じ50円だということ。
300円より500円、500円より1000円が大きいということ。

トミカのお店ごっこという遊びを通して、数の概念を体験的に学び、感覚的につかんでいきます。
この体験的に学ぶこと、感覚的につかむということがとても大切なのではないか。

なぜなら、幼少期はまだ思考力が十分に発達していないので、頭で理解するよりも感覚でつかんだ方が効果的だから。

知りたいと思う気持ちが学びを生む

他にも、ある時息子は車の雑誌をじーっと見ていました。
そして不意に私に、「これなんて読むの?」と聞いてきました。

ヴォクシーの販売台数が知りたかった息子

「4450台って読むよ〜。」と私。
「ふーん...。」と言った息子は、まだいまいち数字の読み方の法則性を理解できていない様子でした。

そこで私は、表を書いて位という概念を教えることにしました。

数字が4つ並んだときの左端は千の位

どこのマス目に数字があるかによって、その数の位が変わります。
教えていくと息子は、なるほど〜と分かった様子。

そこからは早くて、「これは1458台でしょ?」などと、すんなり読めるようになりました。
なぜそうなったかというと、私の教え方が上手かったわけでは決してなく、息子の興味のあることを大切にして、そこから数字の位という学習に繋げたからなんです。

自分の興味のあるものだったら、自然にもっと知りたいという気持ちが芽生えますよね。
そこを瞬時にとらえて、学習に繋げるようにしました。

よく見渡せば、家の中に言葉や数って溢れてます。
だから、言ってみれば何だって学習に繋げられると思います。

ただし子供は興味が散りやすいので、今日興味があったことでも、次の日には興味をなくしたり忘れたりする可能性も。
だから、タイミングも大切です。

そしてこれは、大勢の子供たちを一人の先生が見なければいけない学校や塾では、なかなか難しいです。
子供のペースで相手をしてあげられる親御さんだからこそ、できることなのではないでしょうか。

あと3分!と焦る気持ちが時間の感覚を育む

さらに、YouTubeでトミカの動画を見ることも学びに繋がります。
例えばうちの息子は、タイマーで40分を計ってYouTubeを見ています。

YouTubeを見られる時間があと残り3分になった時、息子は「あー、あとちょっとしか見れないじゃん!」と言って怒り出します。
そして、タイマーをちょっとずらして、残り時間を増やしたりします。

あと3分!短いよねぇ。

3分ってどれくらいの長さかということを、「短いなぁ!もう!」といら立ったり、「あと3分しかない〜。」と焦ったりする経験を通して、自分の感情や感覚を通して体感として学ぶんです。
時間は目に見えないものなので、とくに時間を体感する経験をすることはとても大切だと思います。

日常生活は学びの宝庫

このように、日常生活の中には学びに繋がるヒントが山ほどあります。
むしろ子供の普段の生活の中でこそ、豊かな学びが生まれる可能性が高いです。

だから、大切なことは日常生活での経験を豊かにすること。
そして、その経験の中にある学びの種を親が敏感に発見し、その都度拾って、学びに繋がるようにしてあげること。

それが親ができる最大のサポートだと思います。

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