背もたれがそんなに良くない。

椅子の背もたれがちょうど心地悪い。
腰を反らすように背もたれに体重を預けると、そうじゃないんだよなと思わせる弾力性があり、腰辺りに溜まった疲労を解放するには物足りない。
排泄後のまだお腹に残ってる残便感を腰で感じているよう。

左側のレバーを調節すれば二段階の硬さが選べ、ハイエースの後部座席のような直立した背もたれになるか、背もたれ付いてたっけ？と勘違いするほど柔らかい虚像の背もたれにするかの二段階である。

これ人間工学に基づいた椅子なんだけど、計算式合ってる？
使う公式は教科書通りだけど途中式が間違ってたりしない？それか計算した人、通信簿に集中力に欠けてますみたいなこと書かれてなかった？

それか、漫画で分かる人間工学みたいな本だけ読んで作ってみた？背もたれやわやわのカチカチですよ。

もしかして設計中に失恋した？硬派になりたい自分と軟派な俺みたいに背もたれに投影しちゃった？

人は変えられないけど自分は変えられる。的なことをよく耳にする。
この椅子ともまだまだ長い付き合いになるから、まずは自分から背もたれの形状に合わせていこう。