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舞台に出てました。

三ヵ月前から、稽古に参加していた舞台の公演が無事終わった。

こういうのは期間中は長いと感じてるのに、終わると短かったなーと思い返してしまう、時間の不思議がある。どこかの学者さんは、コンビニで弁当の温め待ちしている時間の長さと共に解明してほしい。レンジを意識してるからか、普段よりも1分を長く感じる。

そして、今回は2時間を超える大作で、なおかつ、涙を流すようなシリアスシーンもあり、それに加えて、出演するキャストが15名という大所帯。
自分の持っている接続詞が足りないほど、やることが多そうな舞台なので腰が骨盤からしっかり引けていた。

セリフの量はもちろんのこと、人間関係を作ったり、練習場所まで移動する面倒くささ。こりゃ骨盤だけに、骨が折れるなと、自分に座布団を差し出した。

そもそも、演技をすることなんて日常の愛想笑い程度で、舞台を駆け回るような大きな芝居はしたことがない。サッカーの経験でもあれば、足を引っかけられて痛がる様子や、審判に詰め寄る身振り手振りさが演技に活きてきたかもしれないが、活かせるものがない。

まいったなぁと練習が始まったが、途中で、不安なのは演技の面じゃなくて、ただ未知に触れて怖気づいただけで、これは結局勇気でなんとかなりそうだなと思ったのが、救いになった。

なんやかんや不安なこともあったが、結果的にはお客さんからの評価も上々で、公演に協力出来たのは良い経験だったなと、記事を書いている。

小学生の学芸会の演目で「セロ弾きのゴーシュ」をやったが、ゴーシュの横で立っているチェロ弾きの一人としてモブをやったことを思い出した。母親が作ってくれた蝶ネクタイが、スパンコール付きだったため、主人公より照明を味方につけたのに、一言もしゃべらなかったな。

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