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結婚を前提にじゃんけんしてみる#13

食べたいと食べ切れるは違うわけで


比較的、僕は自分のお腹と会話が出来るタイプ。

食べたいけど食べ切れないかもが頭によぎれば選択を変えることが出来る。


それで、相手が行きたいと言ったお店なら
相手が食べたいものを食べさせてあげたいわけで


だいたい、相手の好きなものは把握してるはず。

メニューを頼むタブレットの所有権と
好きなものを頼める選択権を授けた。


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食べ放題焼肉は難しいですね。

ずっとカルビが出てくるんだもん。


壺漬けだったり、大判だったりは違うけど
多種類出されても、それカルビだもん。


あの人は誰?って、すりガラス奥に
シークレットゲスト来て、顔隠してても

シルエットみれば、それカルビだもん。


焼き肉ババ抜きで、手札の一枚少し持ち上げて
ニヤリって顔されても

その顔絶対、カルビだもん。


気がつけば、最初の注文でテーブル上に
カルビの親戚が一同に介する、お盆みたいな状態になっていました。


そう、お腹と会話が出来ないタイプなんです。


しかも親戚に混じって、肉寿司と焼き肉丼とローストビーフ寿司のお米の異母兄弟も来てました。
※異母兄弟…父が同じで母が違う兄弟。


なかなか、厳しい戦いです。


「味覚を遮断する」とあのフードファイターの小林尊さんは言っていました。 


神経を統一し、味覚のシャッターが閉まっていくイメージを頭に巡らせます。

上から下に閉まるタイプではなく、螺旋状に閉まるような密閉力が強そうなものを想像します。


想像します。


そう像します… 



そうぞう…します。 




そう…あぶら…ぞう…あぶらきつ……します。


僕の味覚遮断機は純正じゃないのかな?

油モレがすごいです。



隙間を狙って、カルビがまた顔を出します。
常連のような顔で、まだやってる?的なテンションでやってきます。

こっちはもうその味飽きてるから

カルビ出禁にして、店じまいしようとしてるからね。




こんな死闘を繰り広げてる中。

ふと、顔を上げると

お腹いっぱい(^^)みたいな満足げな顔。


戦場の第一線で、油の銃弾をかいくぐりながらも一矢報いてやると、大和魂を胸に掲げて戦っている前で、ふぅー お腹いっぱい。

敵陣営に潜り込み、卑怯者と後ろ指されようとも寝首かいてやると一心不乱にやりあってる前で
さてさて、デザートは何があるかな。


こりゃ今日の「じゃんけん」は荒れますよ。





お腹いっぱいなグーを怒りのパーで向かい打ちました。


勝ちました。


初手
グー:3
チョキ:9
パー:1

二手
グー:0
チョキ:0
パー:2










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