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思考録【20240621】

この頃よく、胸に手を当てる。
自分の中にある意志とか正義とか、そんな感じのダサい概念に問いかけて考える。

僕はよく自分を見失う。
何が何やら分からなくなって、今までどうして生きてきたのか、どうして笑っていたのか。右も左も、人生の意味も分からなくなってしまう。

と、大袈裟に書こうとすればいくらでも塗り重ねることができてしまうけれど。
だけど実際は、ただ僕が“自分”という地図を作りきれていないから、迷子になっているだけなのだ。

今まで積み重ねてきた人生が詰まらないから、迷ってしまう。
流されてしまうし、間違ってしまう。

だから僕は、自分の胸を温める。
じわじわと思い出す。正しさや愚かさや、夢や苦しみを迎えて、閉じ込める。
人生を大袈裟に捉えると、表現だ。
適当でいい。印象と、継続だ。
ズルくていいし、泣いてもいい。弱くて、逃げてしまっても、自分が自分らしく、豊かな人生を歩めるのだと感じるのなら、それでいいのだと、
僕の胸の内側から、声が聞こえる気がする。

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