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28は恥ずかしくない 日記

アラームの30分前に起きるという偉業を成し遂げたので、今日はもうすでに100点の人生だった
バイトだったから、痛いよ〜って言ってる頭を無理やり起こしてとりあえず水を飲む。
最近に限った話じゃないんだけど、ずっと頭が痛い。友人たちには「頭が痛い」って言ったら心配させちゃうから「頭痛が痛い」って言って雰囲気を和らげるなどしている。どのくらい和らげられているかは不明

2年前、バイトを始めたての頃はお客さんが怖くて、できれば働きたくなかった。でもそれは自分の態度が悪いからだってことを、いつだったか理解した
いつからわかってたんだろう。でもわかってから、笑顔をちゃんとするようになったし、声のトーンもあげるようになった。こうやって社会を学ぶんだと思った気がする

今日も怖いお客さんはいなかったし、本当にやばい客は私がどれだけ丁寧に喋っても意味ないから、もう怒鳴られて落ち込むことはなくなった

バイト中にスマホを触るのはだめだけど、本ならいいんじゃないかと思ってマネージャーに尋ねた。だめらしい。「趣味の時間じゃないから」って言われて、えーって言ったら仕事やろ、と言われて返す言葉がなかった
そう言われてしまったらもう本は読めなさそう
けどみんな隠れてスマホ触ってんだよなー。

今日初めて会ったバイトの人がいたから、いつ入ったんですか?とか、そういうよくある最初の会話をした
「おいくつですか?」って聞かれたから「あ、18歳です」って言ったら「若いね〜」と言われた。「あ、おいくつですか」って聞いたら「28です。恥ずかしい」って言ってて、恥ずかしくはないですよみたいな話をした。濃いめの赤い口紅が似合う綺麗な人だった

話終わって着替えていた時にふと思った

いや、恥ずかしくないよな…。
歳をとることが恥ずかしいってなんでなんだろう。これを読んでいる人の中には自分の年齢を気にしている人もいるんだろうけど、なんなら私は、18歳であることの方が恥ずかしい時がある
自分で言うのはなんだけど、精神年齢と実年齢が合っている感覚があんまりない。ネットの人たちと話してて、何歳なの?って聞かれて18だよって言ったら驚かれることも多い

今日の夕方の衝撃的な会話はそれだった。28歳は恥ずかしくない

そんなことを思いながらインスタを見ていたら、ちょうどNO YOUTH NO JAPANが新しい投稿をあげていた
内容は「エイジズム」についてだった。え〜タイムリ〜と思ってびっくり。若さを肯定的に、老いを否定的に捉える価値観が広がっているって書かれていて、ほんまにそうやな〜今日もそうやったな〜と思った
特にバイト先は年上の人が多いから、年齢の話題が多い。誕生日の人がいて「おめでとう」って言ったら「もう嬉しくないよ〜」って言われた時は、おめでとうの言葉が重荷になることもあるんだと知った

だけど本当に歳をとることは恥ずかしいのか。エイジズムという価値観は社会によって作られたものだから、世の中のホームレスに対する偏見とかアイヌ民族への差別意識みたいに、広がってるものだと思う
だからその影響で自分がそう思ってしまうのも、流れとしては不思議ではない。でも本当に自分がその年齢を恥ずかしいと思っているのかくらいは、一度考えてみるべきだと思う

もしかしたら、わたしが60歳くらいまでには死にたいのも、エイジズムが関係してるのかなと考えたけど、そんなことはなかった。わたしは歳をとることを嫌だと思ってないし。でもどうなんだろう、いつか自分の誕生日を快く迎えられない日がくるんだろうか

今更だけど自分で精神年齢高いとか言ってるやつ、結構キモいな、まあいいか

そういえば今日は家で一人で「3月9日」を歌った。去年も一昨年も寮でみんなで歌ったけど、今年は土曜日だったから、みんなと歌えなくて寂しかった
ユーフレットのランキングが春めいている

240309

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