音というのは知らない記憶 日記
今日もバイト。でも朝からじゃなくてお昼からだったから余裕だった。今日は特にミスもなかったし忙しくもなくて、なんか極めたくなったからお客さんに商品を出すスピードを1人で勝負してた
オーダーが入ってからモニターを消すまでの平均タイムみたいなのがでるんだけど、それがどんどん小さくなっていくのを見るのが楽しかった
マクドはやっぱりスピード勝負だから、そこを極めるのは楽しい
バイト終わりはすごい勢いで家に帰った。
なぜなら今日はレコードプレーヤーが届くから!!!というか、バイト終わりには絶対届いてるはずだから!
ふふーんふふーんわくわーく!ってドアを開けてリビングに直行したら、大きな箱がどかーんとあった
さっそくあけて組み立てる。コードを挿したらすぐに使えるタイプだったので、何日か前に作ったレコードプレーヤーを置くスペースに置いた
それまでレコードプレーヤーだけが不在だったその空間に、ぴったりはまって、最高に素敵な部屋になった
レコードプレーヤーをセッティングしてるわたしをみて、父が「僕の友人がジャケ買いでくれたレコード聴いてみてよ」って言って渡してくれた。父も聞いたことなかったらしいので、回転数を合わせて聞いてみた。曲は戦時中のフランスで作られてそうな感じだったけど、結構よかった。わたしが流してたのに父は聞いてなかった
今日はとりあえず神戸まで行ってレコード屋さんを巡ることにした
神戸にはレコード屋さんがたくさんある。右をみて左を見て、前を見て2階にあがるだけである。だから今日は5軒くらい回ってみた
レコード屋さんって、なんだか古着屋さんと似てるなと思う。だいたい置いてるものというか、ジャンルは同じなのに、商品のひとつひとつに店主のこだわりがある気がする。
その物たちが、どこからきたのか、どんな思い出がつまっているのか、どうして売られたのか、そんなことを考えるだけでキリがなくなってくる。そしてそれを考えながら商品を見ていたらどんどん楽しくなってくる。
古着とか古本とか、レコードってそういうところがいい
誰かが大事にしていたものを、それもまだ使えるくらい大事にしていたものを、わたしが使って幸せになる、っていう、それが最高。だからすき
今日行ったレコード屋さんに、レコードめっちゃ好きそ〜っていうお客さんがいて、なんかお店の中で大きな声で難しい話をしていてこわかった。
店主さんはすごく知識がありそうでよかったけど、お客さんは遠くからわたしに知識マウントを取っていそうでなんかいやだった。
こういう文化系趣味(?)のそういう雰囲気、ちょっと苦手
ずっと出口の前でしゃべってるから、いつ出よう、いつ出よう、ってふらふらして、そしたら外国の人たちがきたから、彼らが出るタイミングで一緒にでた。ふい〜耐えた〜
だけどあのお店は、店主さんがこだわって選んだんだろうなっていう素敵なレコードがたくさんで、本当によかった
色々なとこを巡って、結局ビートルズの青色のアルバムとGeorge Winstonの“December”っていうアルバムを買った。曲のタイトルに惹かれた
家に帰ってレコードに針を落とす。この作業がもう、ずっと憧れていたもので、幸せ〜ってなる。がさがさっていう少しの雑音の後にやさしくて寂しいピアノの音が流れた。最初に流れたのは“Thanksgiving”って曲で、冬の窓際から見る雪を思い出した
頭の中に、わたしの知らない映像が流れてきて不思議な気持ちだった
レコードに針を落とすたびに、どこかでみた「聴きたいと思う場所に、狙い通りに針を落とすことがすごく上手くなった」みたいな言葉を思い出す。それくらい聴き込めたらいいなあ、って思いながら、おぼつかない手つきで針を落とした
レコードが回る音が気持ちいい
240225
ありがとうございます。嬉しいです!