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0577 沖縄県知事選ではっきりと見えた現実 ~国を護る意思を示さない現政権~

沖縄県知事選が終わりました

佐藤正久氏や青山繁晴氏など
安全保障に熱心な議員や
保守系の言論人らが
親中派に乗っ取られそうな
危機感を訴え続けましたが

予想通り、現職の玉城氏が
与党が推す佐喜眞氏を
大差をつけて破りました

この選挙の始まる前から
大きな違和感がありました

岸田首相や官邸の方から
危機感というものが
全く伝わってこなかったからです

たった一か月前に
沖縄県の与那国島近海に
中国のミサイルを撃ち込まれ
何と、国家安全保障会議を
開かなかった首相は

島民や県民に向かって直接
「沖縄を、そして日本を
 断固守り抜く」という姿勢を
一回も示しませんでした

経済対策は県の責務ですが
安全保障は国の責務です
県の、特に離島の住民は
国に大きな不安を
感じても当然だと思います

今回の知事選が
現実に迫った台湾有事や
尖閣領有にとって
どれだけ大きな意味を持つか
わかっていたのなら

首相をはじめ主要閣僚も
党の幹部クラスの誰もが
沖縄に入らなかったという
恐ろしい程の危機感の無さは
理解に苦しみます

平安時代の中期
都では貴族たちが
権力闘争に明け暮れてた時
関東と瀬戸内海で
反乱が起こりました
平将門の乱、藤原純友の乱です

この時、中央の貴族たちは
さほど危機感を持たず
きちんとした対策を
何も講じませんでした

その結果、あっと言う間に
権力を武士に奪われました

岸田さんの所属する派閥の
宏池会は「お公家集団」と
揶揄されていますが
まさに平安中期のお公家さんと
しっかりダブって見えます

この沖縄知事選を通して
はっきりと見えたのは
岸田首相には
「命をかけて日本を護る」
という意思がないという
不幸な現実だと思います

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