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1157 北陸新幹線の敦賀延長で 関西や東海からの乗客を失うことを JRはどう考えているのか?

先月、北陸新幹線が
敦賀まで延長になり
特急サンダーバードが
金沢や福井から姿を
消すことについて書いた時

この敦賀延長により
関西や東海地方と
福井・石川の移動は
むしろ不便になったのでは、
と感じてましたが
その不安はやはり的中でした

鉄道による移動での
主なマイナス要素は
・時間がかかる
・乗り換えが煩わしい・・・
などがあると思います

そのマイナスを解消するために
新幹線が建設されるのですが
今回の敦賀延長によって
どうなったのでしょうか?

確かに東京と北陸の間は
時間は短縮され
乗り換えなしで
移動可能になりましたが

大阪や名古屋から
福井、金沢にいくのは
時間はほとんど変わらず
敦賀駅での乗り換え時間に
余裕がないことで
一本後の電車に乗るなら
サンダーバードが
直通していたときよりも
時間も余計にかかり
乗り換えの煩わしさもあって

高い料金のことを考えれば
大阪・京都や名古屋から
福井・石川への客は
高速バスに流れるのは
ある意味当然です

そして、敦賀延長によって
敦賀以北の在来線は
別会社になることで
敦賀を挟んだ移動は
2社利用ということで
利便性も料金も
地元の人にとっては
むしろ悪くなったと思います

そして、乗客が減れば
採算を考えて
運賃を値上げしたり
列車数を減らすことになり
更に乗客は減っていく、
という負のスパイラルに
陥っていくのが
今の日本の、特に地方の
鉄道事情だと思います

かつて、国鉄(現 JR)は
全国津々浦々まで伸び
列車種別も特急だけでなく
財布に優しい急行等もあり
まさに庶民の足でしたが

今のJRを見ていたら
「つべこべ言わずに
 新幹線に乗ったらいいんだ」
という意識があるように
思えて仕方ありません

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