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1198 ショボい減税や働き方改革などは 結局 事務的な負担が増えて支出や勤務時間が増えるというおかしさ

一昨日、岸田首相が
ドヤ顔でアピールする
定額減税について書きましたが
このnoteでも、多くの
企業や役所の給与担当者さんや
会計士さん、税理士さんの
投稿があったので
幾つか読んでみると
かなりの事務的な負担が
増えるのは確かなようです

誰だったか忘れましたが
コロナのときに
消費税を時限的に8%か
5%に下げたらどうか、
と言った人に対して
「事務手続き務が煩雑になる」
という理由で拒否してました

このあたりを見ても
岸田さんの思い付き減税は
選挙のための単なるアピールと
思った方がよさそうで
SNS上では「低額減税」
とか「恩着せ減税」などと
揶揄されています

この減税騒動を見てて
自分が在職中に実施された
「働き方改革」のことを
思い出しました

2年間教頭をやってた中で
一番ブチ切れたのが
この「働き方改革」の時でした

この制度のおかげで
仕事量が激増しました
全教員の勤務時間や
休憩時間などの報告が
非常に増えました

そして、月当たりの
勤務時間が多すぎたら
その教員を呼び出して
医者のカウンセリングを
受けさせるとか
府庁に呼び出されるとか
ともかく混乱しました

タイムカードがあるので
勤務時間は機械的に
出すことはできるのですが

教員の場合
難しいのは「休憩時間」です
休み時間や放課後は
授業がないから休憩、
というわけにはいきません

生徒が相談や質問に来るのは
授業の無い時だからです

そんな現場を無視し
休憩時間を報告しろと
行ってくるので
上に書いたような
教員の特殊事情を言っても
「要項通り書いて下さい」と
面倒くさそうに繰り返すので
「こんなもん、書けるか!」
と言って電話を切ったのを
思い出しました

勤務時間短縮や減税など
耳ざわりのよい政策でも
現場のことは考慮しないので
事務的な負担を考えれば
勤務時間や様々な支出が
結局は増えるだけ、
ということが多いのです

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