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1011 「内閣総理大臣」として特定の宗教の指導者にのみ 弔意を示すのは妥当なのか?

創価学会のドン、池田大作氏が
95歳で逝去されましたが
岸田首相の池田氏への弔意が
「おかしいのではないか」と
SNSだけでなく地上波でも
話題になっています

日本国の首相が
特定の宗教の指導者に対して
弔意を述べるのはおかしい、
という意見がある一方で

宗教とは関係なく
様々な分野で功績を上げたので
政教分離には反しない、
という意見もあります

自分は前者に近い意見です
以前にも、岸田首相の会見で
「それ、おかしいのでは?」と
思うことがあったからです

統一教会との関係について
「首相」としての会見の場で
「党(自民党)の方にも指示を
 しました」と言ったとき
大きな違和感を持ちました

岸田さんは首相でもあり
自由民主党の総裁でもあります
しかし、同じ人間でも
その立場や権限などは
大きな違いがあります

「首相」としての会見の場で
「自民党に指示」というのは
自分は絶対におかしいと
今でも思っています

首相とは三権分立の中の
「行政府」の長であり
自民党総裁というのは
「立法府」の最大多数党の
長であることの区別が
曖昧であるということは
議院内閣制に対する
理解が欠けているということです

そういうこともあり
今回の池田氏への弔意も
その最後の文面が
「・・・御遺族の方々および
 御関係の方々に対し衷心より
 哀悼の意を表します
  内閣総理大臣 岸田文雄」
と書かれているのは
やはりおかしいと思います

では、幸福の科学の
大川隆法氏の逝去のときには
送ったのか?と言われたら
どう区別するのか?

立憲民主党の泉代表や
維新の馬場代表も弔意を
送っていますが
岸田さんも同じように
単に名だけで「岸田文雄」か
公明党と連立してるので
「自由民主党総裁 岸田文雄」
と書きべきだったのでは?

すべての国民の代表である
「内閣総理大臣」として
特定の宗教の指導者にのみ
弔意を示した理由は
きちんと説明すべきと思います

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