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元気になる本 -アニータ・ムアジャー二

今日は暑いけど、きのうより雲が多いのですこし和らぐ感じがしました。

去年末、シャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』を読み返していて、わぁ~これはほんとに面白かったね~、と、続くシリーズや、訳の山川夫妻の他の本なども読んでいました。

3月の頭に山川夫妻の新しい訳書『HEAL』が出たので、これも楽しみに読んでみよう、と思ったのですが、何度ひらいてもぱっと入ってこないというか、読みにくい本だな~という印象。エピソードや登場人物が多いからか、だれの主張でどこの引用なのか、頭の中でつながらない感じがしたのです。

でもせっかくなのにもったいないな~と思って、あるとき本の後ろの方の登場人物のページ(1人1ページずつも割いてある)を一人分ずつ読んでは、どんな人?と思ってネットで引いたりしていました。

その中で、アニータ・ムアジャー二さんがなにかピンと来たんですね。

この方は欧米とか患者界では有名なのかもしれないですね。4年程かけて悪化していった癌で、もう亡くなる!というときにいわゆる臨死体験をして世界観が変わった結果、数日で癌が消え失せたそう。それが2006年のことでいまでもご存命。その際の医療データもきちんと残っているとのこと。

この方の『喜びから生きる』という本がとってもよかった。過去1年で読んだ中で一番じゃないでしょうか。

スピリチュアルとか生き方、という面から読んでも、身体をよくしたい、という面からでも、異国情緒を味わいたいとか(香港の街の描写など素敵)、差別やいじめについて、親や文化からの期待や重圧についてでも、いろんな角度からぎゅっと掴まれると思います。

すごく優しい本だなぁと思って好きです。電書で楽しめます。

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