衝動は誰にでも起こる

芸能人や知り合いが自殺で亡くなったと聞くと、「病んでたのね。何か抱えてたのかな。気にしやすい性格だったんだ。」などいろんな憶測を立てる。

自殺する人としない人の違いはなんなのか、と。

私は、違いは無いと思う。
性格、考え方、環境、何かの出来事などの要因が複雑に重なり合って、自殺という選択をさせる。
自殺を人生で一度も考えたことないという人もいるが、それが一生続くとは言えない。健康な心を持つ人が、何かのきっかけや何かの積み重ねで壊れていくことは結構ある。

だから自殺する人やしたいと思ってる人は、向こう側の世界が違う人間ではなくて、将来の自分になることもあるっていうことを頭の隅に置いておく必要がある。

誰にでも起こることだから、普段から自殺したい気持ちを作る要因に対処または予防しておく必要がある。
これは大袈裟に聞こえるかもしれないけど、学校で教えてもいいくらいの知識だと思う。
ストレス対策や人間関係の作り方、メンタルを強く保つ方法など。
これらの知識は生きているうちで"自然と獲得していくこと"になっているけど、義務教育みたいに多くの人が当たり前に得られる知識として扱った方がいい。

その中でも人間関係はかなり大きな問題で、良い人間関係の作り方や良いコミュニケーションの取り方は実践するハードルの高さは置いといて、知識として持っておくことは大切。信頼できる人が1人いるだけで人生はかなり良いものになるから。


死にたい衝動は誰にでも起こりうる。衝動は、コントロールしようとしてもできない。
だから死にたいという気持ちになった時に、引き止めてくれる人だったりモノだったりを持っていることはすごく大切。

死にたい衝動を起こさないような環境づくりや対策は誰にとっても必要だと思う。
ストレスを放っておかないとか、友達と連絡を取り続けるとか、趣味を持つとか。
ただ結局は、周りの人なのかなと思う。大切な人がいること、誰かと繋がってる感覚、安心できる場所があること、は本当にメンタルを安定させる。

死にたい衝動は誰にも起こる。対策や予防がとっても大切。

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