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Illuviumとは何か③ (DAOガバナンス)

Illuvinatiカウンシル

Illuviumプロジェクトは、オープンで透明性があり、コミュニティによって完全に運営されるNFTゲームを作りたいという願望からスタートしました。

ここでは、Illuvinatiカウンシル(評議会)を介して、ILVトークンホルダーのコミュニティがプロトコルを管理および維持するメカニズムと、変更を提案できる例などについて概説します。

カウンシルメンバーの選挙

ILVトークンホルダーは、Illuviumのディスコード上でカウンシルのメンバーを選出するために個人を指名するだけでなく、候補者に投票を委任することができます。

 まず、選挙の期日までにカウンシルメンバーの候補者が提案されます。その後、Illuviumプラットフォームを統治する役割に最も適した「5人の個人」を選出するために、72時間続く正式な投票を実施します。 

二次投票システム

このメカニズムは、一部の大口のILVホルダーが強大な権力を持ってしまわないように採用されています。

このシステムは、他の多くのブロックチェーンプロジェクトのプロトコルでも活用されており、投票に「重み」を付けることができる最も公正な選挙方法であると私たちは考えています。

選挙システムの概要

Illuviumのガバナンスシステムには、大きく2つの要素があります。

①Illuvinatiカウンシルは、ILVトークンホルダーによって投票された候補者で構成されます。大口のトークンホルダーに権力を集中させない一方で、これらのカウンシルはプロトコル内の技術的な変更について影響力を行使することが可能になります。

②Illuviumプロジェクトへの変更提案(ICCPおよびIIPを介したプロトコルの変更)は、IIPのGithubリポジトリに送信され、「Illuviumプロポーザルスペース」に投稿されます。 提案が成立するには、5人のカウンシルメンバーが過半数の合意に達する必要があります。

ICCPとは

ICCPとは、Illuvium Configuration Change Proposals(Illuvium構成変更提案)の略称で、Illuviumのシステムのうちの1つの要素の変更を提示するドキュメントです。 ICCPの役割は、各構成変更の背景にある明確で詳細な理由と、それが実装された時点での背後にある理論的根拠を提供することです。 ICCPドキュメントの作成者は、コミュニティ内でコンセンサスを構築し、反対意見も文書化する責任があります。

ICCPを介して変更できるシステムには、以下の例が挙げられます。

・Illuviumマーケットプレイスの料金

・モンスターの捕獲確率

・各種配分バランス

など...。

IIPとは

IIPとは、lluvium Improvement Proposals(Illuvium改善提案)の略称です。これの目的は、Illuviumに加えられる変更に透明性が保たれ、適切に管理されているのを確認することです。

IIPは、システムの変更案に関する情報をIlluviumコミュニティに提供する設計ドキュメントです。 著者は、コミュニティ内でコンセンサスを構築し、反対意見を文書化する責任があります。

IIPを介して行われうる改善には、次のものが含まれます。

・新しいパートナーとの契約

・新しいシステム

・ゲーム要素の拡張

など...。

メタガバナンス

ILVカウンシル自体への変更を行うことが可能です。 メタガバナンスの提案は、カウンシルメンバーの全会一致で決定する必要があります。

カウンシルメンバーへの報酬

カウンシルメンバーへの報酬は、ILVトークンです。カウンシル任期の終わりにIlluviumDAOによって手動で支払われます。

一方で、カウンシル任期の終了前にカウンシルメンバーの投票が行われ、あるメンバーがカウンシルから脱退した場合、そのエポック中のカウンシルでの時間に比例して、ILVの報酬を受け取ることになります。交代したメンバーは、評議会での時間に比例したILVトークンを受け取ります。

カウンシルのシステム

カウンシルメンバーの指名期限・・・選挙は72時間以内に投票が行われます。 選挙期間が終了すると、カウンシルに決定したメンバーは、証明としてNFTが発行されます。

カウンシル任期・・・現在は3ヶ月で設定されています。ILVトークンホルダーが(プロジェクトの停滞と権力の集中を防ぐために)新規および既存のカウンシルメンバーに投票を再委任しなければなりません。最初のカウンシル選挙は、2021年2月18日(UTC 0:00)に行われました。