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絵が上手くなりたい方へ。 その目的はありますか?[note0009]

こんにちは。

人に舐められるような人間にはなりたくないと日々過ごしていましたが、最近お迎えした子ウサギに物理的に舐めまくられる日々を過ごすことになりました。
こういう舐めはありだと思ったお絵描き研究家Ryoです。

僕は、イラストのお仕事をしたり、デザインのお仕事をしたり、うさぎ雑貨とキャンドルのお店を経営しながら雑貨作りをしたり、生徒さんに絵や物語作りのレッスンなどをしています。


今回は、
「絵が上手くなりたいその目的はなんですか?」
というテーマでお話をしていきます。


絵の初心者へのお話しばっかり?

ここ数回、絵を描く初心者の方に心構えや考え方のお話をしていますが、今回もそうです。
ただ、絵を描きなれているような方でも、たまに見失っていたりすることもあるので、大事なことは少しでも多くお話ししていこうと思っています。
何度も出てくるような話題などがあると思いますが、「それだけ重要だよ」ということですので、心に留めておいてくださいね。

今回のお話しする内容もそうですが、自分でも描いているうちに目的を見失っていることがあります。
自分の為にも記事として残しておきたいと思います。


上手くなりたいけど、そんなに上手くならなくていいっていう人

何の為に絵が上手くなりたいの?
絵が上手くなって何がしたいの?
っていうお話しです。

これは、プロになる人だけではなくて、ただお絵描きを趣味でやりたいって人にも当てはまる質問です。
どこかに絵を習いに行ったとします。

その人は

「絵が上手くなりたいです。
 でも、そんなに上手くなりたいとまでは思っていません。」

そんな人いる?って思いますよね?
実は結構いるんです。
絵だけではなく、他の職種でもいると思います。

例えば、

アクセサリーを売って販売したいです。
こだわって作っていきたいです。
でも、いっぱいオーダーがきて、作るのに追われてしまうのは嫌。
適度に作って売りたいんです。

こういう方には、どう教えていけばいいのでしょう?
「売れる商品を考えるとしたらこういう物を作ろう」
あんまり売れてしまったら困るので、このアドバイスはダメ。
かといって、「簡単に作れるもの」は、こだわりたいのでダメ。
でも、良い商品を作りたいんです。

もう何を教えていいかわかりません。
なぜこういう方には教えることがわからないのでしょう?


目的を具体的に考えよう

それをやる目的がないからです。
結局、その方がどうしたいのかという、明確な目的がないのです。

話しを絵に戻すと、絵が上手くなって、その描いた絵をどうしたいか。
もしくは、絵が上手く描けるようになったら何がしたいのか。

こういう目的があるのとないのとでは全然違います。

目的は簡単でも良いのです。
例えば、

子供に「ウサギの絵を描いて」と言われたから、子供に喜んでもらえるようにウサギの絵が描けるようになりたい。

これだとすごくわかりやすいです。
子供が喜ぶような絵のタッチで、うさぎってわかる絵が描けるようになればいいんです。
うさぎの骨格を学び、毎日デッサンをする必要はありません。
それがわかるだけで、絵の学び方が変わってきます。

では、その他に絵が上手くなりたい人の理由を考えてみます。


様々な目的

「絵が下手だと笑われた。その人たちに笑われないように、絵が上手くなりたい。」

こういう目的もありますよね。
では、笑われた絵は何を描いたのでしょう?
まずは、その笑われた絵の題材さえ上手くなれば一歩を踏み出せそうです。

例えば、ウサギを描いて下手だと笑われたら、どんな絵だと驚かれるかを考えます。
きっと実物に近い絵になればなるほど驚かれると思います。

ということは、クロッキーをするのか良いかもしれません。
クロッキーというのは簡単に言うと、短時間で素早くその絵を描くことです。
いっぱい描いて、そのものの形や動きを理解するのに役立つ方法です。

1枚だけ絵を見せればよかったら、デッサンですね。
よく見て描くことが出来れば、きっと驚かれると思います。

でも他の絵は下手なままかもしれませんが、皆に驚かれたあなたなら、きっと他の絵を描くことにも興味が生まれてくると思います。
褒められることにより、自信にもつながったと思います。
そのまま絵を続けていくことは全然ありだと思います。


「実写に近い絵ではなくて、絵本のように味のある絵を描きたい。そして絵本のように物語が描きたい。」

これも目的がわかりやすいです。
自分の求めている絵のタッチを練習して、そこからオリジナル性を出していけばいいですね。
そして、絵本の作り方を勉強する。
これにだけ集中していけば、ひとまず大丈夫そうです。

その先のことは、また別の機会にお話ししたいと思います。


「何か資料などを作る時に、ちょっとした挿絵が欲しいが、良いものがないから自分で描きたい。」

こういう目的もありますよね。
そういう場合は、その資料に合いそうな絵のタッチを考え、必要になる物の絵を練習することで解決しそうです。


絵が上手くても目的を

「絵は上手くなったと思うが、みんなが驚くような作品が描きたい。」

これは、中級者から上級者まで共通する悩みかもしれません。
これだけ少し問題が違うようですが、目的ということを考えると他の悩みと同じだということがわかります。

まず、みんなが驚く作品とはなんでしょうか?
その前に、あなたはどう思われていると思いますか?
それを考えたうえで、どんな人たちが驚くかを考えましょう。

「みんな」には、どんな共通点がありますか?
その「みんな」は、自分がどういう事をしたら驚くと思いますか?

「自分が驚かせてやろう」ではなく、「みんなが驚いてくれるかな?」と、相手のことを考えて追求していった先にわかることだと思います。

ここでの問題は、
驚かせることが目的か、それとも驚かせた先に何か求めることがあるのか。
これだと思います。

驚かせるだけが目的だったら、今まで描きそうもなかったタッチで絵を描いたりするだけでもよさそうですもんね。

驚かせて、ネットで拡散されて、知名度を上げて、本を出したい。
こういう目的が潜んでいたら、驚かせることが先でしょうか?
そもそも本を出したいなら、そこを目指せばいいのではないでしょうか?

ということで、目的だったと思っていたら、実はそれが本当の目的ではなった。
こういう事もあります。

ここでの悩みは、目的をじっくり考え直せば解決しそうですね。


目的を明確に

こうやって、絵が上手くなりたい目的っていうものが明確になっていると、どういう練習をどこまですればいいのかがわかりやすいです。
全然違う能力を伸ばしてしまうことに早く気付いて、最短距離で上手くなりましょう。

ただ絵を楽しみたいって人は、色々な描き方を練習したり、自由に描いて、好きな方向の絵のタッチの上達を楽しんでいただければと思います。

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◇◇◇◇◇◇

今日は、
目的をしっかりと考えて、何で絵が上手くなりたいのかを明確にしよう。
という風にまとめておきます。

どうでしたか?
毎回お話しばかりですが、そろそろお絵描きもしていこうかと思います。
遊びながら絵と向き合えればいいなぁと思います


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