春は二度来るほっかいどう
北海道旅行は三泊四日が急遽二泊三日になり再度三泊四日になる右往左往。
道東では桜が咲いている。過ぎ去った春に追い付いた気分。日本の中で異なる季節が過ぎている。
北海道ワンダーランド
飛行機、特急列車、車を乗り継ぎ総距離1,100kmの最果ての湖畔で英文法の勉強をしている。不思議な気分。
今生の別れ(五年ぶり三度目)
祖母と妻を会わせる旅の目的を果たす。90も見えてきていよいよ弱ってきたと聞いていたが拍子抜けするほど元気。貶すことで親愛を示すスタイルのコミュニケーションも健在。私の皮肉屋なところも恐らくこのあたりから来ていると思う。
今生の別れはまだ先だろう。
叔母夫婦と会食。叔母は見る度に美人で驚く。叔父は面倒見が良く実直な人柄は如何にも地方の実業家といったところ。一般的な血縁のない甥という枠を越えて事あるごとにお世話になっている。
阿寒湖畔
阿寒湖まで車で移動。知らない道の運転に怖気づき妻に運転を任せて横で文句ばかり言っていた。あまり良くない。
阿寒湖は何度か来ているが泊まるのは30年ぶり。ホテルは閑散期のため全室が湖側にリアサインされていた。
そしてホテルの従業員らしいアジア系の若者がたくさんいた。外国で外国語で働くというのは大変なことなわけできっとかなり優秀な青年達なんだろうと。そして人手不足を感じた。
普通の景色
釧路市内の閑散っぷりに驚いたが案外これが日本の平均的な風景なのではないかと考えるようになった。東名阪が異常なだけで。
閑散といっても商業の中心が郊外に移っているだけで案外それなりに栄えていたりする。
筆記消費
ボールペンのインクの消耗が激しい。初めてボールペンを使い切った。インクを文具店でまとめ買いをする。
使っていくと色々と好みが出てくる。合ったものを探すのが楽しい。
ルーティン
毎日勉強している。いや勉強しかしていない。だから書くことがない。退屈なようで退屈ではない。
嫌われる方がマシ
友達に嫌われてしまう、離れてしまうことは悲しいけど、それでもどこかで元気にやっているだろうと思えないことのほうが辛い。
友人が消息を絶った。
彼は大学の後輩だ。私よりもハードな双極性障害で大学に入るまで相当なすったもんだがあったが学業ではとても優秀で卒業論文が学部の優等に選ばれていた。
彼とは在学中からかなり頻繁に遊んで、私の家に泊まったこともあった。
卒業後もすったもんだあったが公務員になり真面目に働いていたと思ったが突然海外に行くと言い始めて仕事を辞めて本当に海外へ行った。
それ自体はいい。しかし彼の疾患的にその行動力が症状に思えてならなかった。出発前に会った時はとても派手で金のかかった服装にして日本各地に飛び回っているようだった。
その彼と連絡が取れなくなって5年が経つ。
その間に何度か彼にLINEを送ったが既読もつかない。
電話をかけてみようとアドレス帳を確認するも登録されていない。line時代の弊害である。
共通の知人もいない。彼も私も大学では浮いた存在だった。その点も含めて彼と私はよく似ているところが多いと思う。
できれば私が嫌われただけであってほしい。意図せず人から嫌われてしまうことはままある。それなら仕方がないと諦めることもできる。
そう願いながらも彼からの連絡を待っている。
ディスタンス
オープンなSNSを全てやめたので私だって他の人から見たら消息を絶ったと思われているのかもしれない。LINEのアカウントも一度作り直しているし、電話番号を交換していなかったら、LINEの旧アカウントしか知らない人にしたら私との連絡を取る手段はなくなったことになる。
そう思うと孤立感を覚える。
かといってまた積極的に人と関わろうという気持ちにもなれない。関わりたくないわけではないんだけど。
繋がりが息苦しいこともあれば、繋がれずもどかしいこともある。
決して世捨て人になりたいわけじゃないということ。
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