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朝鮮大学校の驚異の弁護士排出率について



創設から22年で弁護士24名を輩出



今年(2020年度)も朝鮮大学校(以下:朝大)の政治経済学部 法律学科 卒業生から、弁護士(司法試験合格者)が誕生しました。

・司法試験 弁護士になるための試験。
※弁護士試験とは呼びません。

・司法書士試験 司法書士になるための試験。


朝大の法律学科は1999年に創設され、現在卒業生は200人を超えますが、
弁護士 24名が輩出されています。

11年連続で弁護士輩出の快挙だそうです。

卒業生の10%以上が司法試験に合格するというのは、おそらく日本では東京大学のみ。

そう、東大とタメ張るレベルです。


いやコレ、マジでえぐい数字です。

私の同級生は法律学科が10人でしたが、弁護士を2人輩出しています。

法律学科と言っても、とりあえず入ってみようと思って入る人もいますから、純粋に弁護士を志した学生が合格する確率は、70〜80%くらいだと思います。(あくまで私の体感です)


何故こんなに朝大の弁護士輩出率が高いのか?

私なりに考えてみました。



理由① 弁護士になるための道を先輩達が切り拓いてくれた事。


頼りになり、アドバイスをくれる先輩弁護士達がたくさんいる事は、かなり大きいと思います。

この在日弁護士ネットワークは、実務においても必ず活きてくると思います。


また、先輩たちの勉強の進め方や、弁護士になった後の活躍を見ることで、

(あの人みたいにやればいいんだ!)

(自分もあの人みたいになりたい!)

ビジョンを持つ事ができます。

私も、朝青イルクンをしながら行政書士を取得した先輩がいたので、そういう道もあるのかと、真似をすることが出来ました。笑



理由②全寮制というシステム



周りの色んな人と一緒に生活する事で、先輩、後輩、同級生から良い刺激を受けることができます。

不良グループの代表みたいなルームメイトが3年の時にこんな事を言ったのを今も覚えています。

『スポーツとか努力だけではどうにもならない事もあるけど、勉強は努力すればするだけ成果がでるのに、人間って一番それをやりたがらないんだよね。』

なるほどねー、と思いました。

そのルームメイトは政治経済学科でしたが、経営学部の同級生に教えてもらいながら見事簿記2級を取得していました。


もう一人のルームメイトは弁護士になりましたが、常に委員をやるようなタイプで、いつも何かしら忙しそうでした。

しかし成績はいつもトップでした。


朝大出身の弁護士は、勉強だけではなく、部活や委員会活動なども並行して頑張っている人が多いと思います。



理由③法律家育成のカリキュラム&講師陣との距離の近さ


驚異の弁護士排出率を見ると、法律家育成のためのカリキュラムが正しい事が既に証明されていると思います。

1年の時には『伊藤塾』という専門学校の映像講義をDVDで見ます。

当時はただ眠かった記憶しかありませんが、今思えばなんてもったいないことを・・・と思います。

この『伊藤塾』

伊藤真という弁護士が運営している専門学校ですが、法律系の専門学校で、間違いなく日本一の成績を誇る専門学校だと思います。

2020年の司法試験合格者が1,450名でした。
その内の1,234名がこの伊藤塾で学んでいます。

まさに弁護士になりたきゃ伊藤塾に行っとけ状態です。

その伊藤塾の教材を、朝大は使っています。
直接伊藤真さんが朝大に持ってきてくれるんです。

法律学科創設20周年記念行事にも伊藤真さんは参加して、挨拶をするくらい、在日朝鮮人に対する理解のある人なんだと思います。

私も行政書士の勉強をしてる時は、YouTubeで伊藤塾の行政書士講座の無料動画を見まくっていました。(講師陣、クセ強めです。)


それともう一つ、

講師陣との距離が近いのも非常に有利な点です。

学生数が少ない分、学生1人1人に対するケアをしっかりとれますし、全寮制だからこそ、朝大教員との距離も近いと思います。

この距離の近さは、本気で弁護士を目指す人にとって、心の支えになるものだと思います。



宣伝動画あります。


こんなブログを読まずとも(笑)分かり易い宣伝動画があります。


弁護士について主に書きましたが、司法書士、行政書士に関しても同じです。

行政書士<  司法書士 < 弁護士のように、弁護士が一番偉い、行政書士は大した事ないよねーと思ってる人は、本当に法律を分かっていない人なんだなーと、伊藤真さんも言っていました。(笑)

どの資格を目指すにせよ、朝大法律学科に入れば、必ず取得できます。


これからも朝大法律学科から有資格者がたくさん輩出されて、在日同胞社会で活躍することを願います!



ではまた!

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