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失業の心得②

 中出しナナチだぜ。前回の記事が好評だったので今回は失業したときの対処法、とくにメンタル面について書いていこうと思う。

 

 ①自暴自棄にならない

 長年務めていた会社から解雇されるのはつらいことだと思う。なぜならそこでの人間関係というのはほとんどの場合終わってしまうからだ。働く場所を失うだけでなく、そこで仲が良かった人との関係も切れてしまう場合が多い。解雇された職場の人と仲が良いなんていうのは少数派だろうと思う。稼ぎと役割、そして社会との繋がりを失ってしまうことで自暴自棄になってしまう人がいる。

 おいらは何度か言っているが、このアカウントで生活保護の人や生活困窮者の人たちを観察している。そして思うのは自暴自棄になっている人のなんと多いことかということだ。彼ら自身が自分の人生を諦めてしまっているのだ…おいらも昔、そうだったので気持ちはわかる。だが自暴自棄だった時にたくさんの人たちから縁を切られた。今、1人暮らしが出来ていて稼げるようになっても縁の切れた人とやり直すことは出来ない。その現実を思い知らされるたびに自暴自棄になってはいけなかったと後悔している。


 ②人に優しくする

 これは簡単でそうしないと自分にも優しくされないからだ。失業すると心が荒んでくる。人の幸せを見るだけで腹が立つようになり、妬ましく思うだろう。だがそうして妬んで幸せそうな人に罵声を浴びせても虚しくなるだけだ。そんなことをしたら君を取り巻く状態は余計に悪くなる。余裕がない時こそ人に親切にするんだ。

 周りの人は思った以上に君のことを見ている。失業して余裕がないことも思ったよりたくさんの人が知っているだろう。そんな時でさえ優しい人を見て、誰もがほっておくだろうか?少なくとも自暴自棄になって怒り狂っている人より助けてもらえる可能性が高くなるはずだ。それに人に優しくすれば周りからの評価が上がる。例えそれが偽善であってもだ。やらない善よりやる偽善ってやつだ。


 ③学ぶ

 失業して時間があるのならとにかくなんでもいいので本を読んだり、あるいは勉強してみるといい。それは現実逃避かもしれないが、学ぶことは決して無駄にはならない。むしろ現実逃避のために読書したり映画を観たりしたっていいと思っている。ただひたすらに面接を受けて、どうして受からなかったのか考えつづけ、履歴書を書き続けて自己アピールを鏡の前で必死にやり続ける…そんなことをしたら本当に精神が病んでしまう。適度な現実逃避はじつは現実を上手く維持するために役立つんだ。

 それに勉強すれば今まで知らなかったことを知ることができる。ある日、それが役立ったりすることがあるかもしれない。また物事を多角的に見ることも出来るようになり、今までとは違った生き方が出来るようになるかもしれない。そうすれば君の人生はより豊かなものになるだろう。


 ④自死しない

 何回同じこと言うんだよ!!って思われるかもしれないがこれはガチだ。去年だけでどれだけの有名人が自死した?そしてアライさん界隈にいる人なら知ってると思うが結構な数の人が自死していった。死んでいった人を責めるのは間違っていると思うし、しないが1つだけ言えることは死んでしまうと全てが終わってしまうということだ。人生をやり直すことは出来ない。

 生きてればきっと良いことがある!なんて言葉を失業していた時に聞いておいらは真剣に腹が立った。今がどん底だし、現実がすでに地獄なんだよってな。これ以上どう地獄に堕ちるって言うんだ?って思ったもんだよ。でも結局へたれで根性なしだったおいらは死ねず生き続けることを選んだ。左腕は情けないくらいリスカ痕でいっぱいだ。なので治すために金を貯めてる。

 で、結局生きてていいことがあったの?って話だがたくさんあった。まず1人暮らしするようになって親と仲直り出来た。彼女からは自立出来たことを褒められより仲良くなれた。稼げるようになって好きなものを買えるようになった。そして中出しナナチなんてアホな垢を作ってみたが、絵師さんや漫画家さんや作家さんや技術者や現役・退役自衛官といった様々な人と知り合うことが出来て、いろんなことをリアルタイムで知ることができるようになった。これは昔たくさん失敗したおかげだし、死なずに生き続けたからだとおいらは思っている。

 なので今、人生がどん底で地獄であろうととりあえず死ぬことだけはやめてほしい。生きていれば本当にわりとなんとかなるもんなんだよ。といったところで今回はここいらへんで終わりにしようと思う。

 

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