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ルールとインセンティブ

人は堀、人は石垣、人は城

かつての戦国最強武将の一人であった、
『武田信玄』は、巨大な天守をもつ城郭を生涯築く事はありませんでした。

人こそが自分の財産であるので、
大きな城を持つ必要など無いという、かの武将らしい格言です。

ちなみに居住館である、『躑躅ヶ崎館』は、もちろん、とんでもなく広大な土地に建てられた館で、質素…というわけではないので、納得いくかいかないかは…それはまた別のお話。

信玄公の言うように、
結局組織において最も重要なファクターは、
言うまでもなく[人材]であります。
ともすれば[人財]と呼んでも過言ではありません。

つまるところ、経営というのは、自分を含めた「人材」を活用し、いかに「利益」を生むのか?に集約されるわけであります。

働く人の技術や意識を向上させ、より高い生産性とクオリティを担保し、価値の高い商品やサービスを作り出す。まあ言うは易く行うは難し。
文字通りありのまま。

では、私が運営に携わる(株)simpleplan の人事状況はいかがなものか??
順調に働く人の数、人件費は増幅を続けていますが、恥ずかしながら、優良とも潤沢とも言える状況にないし、離職率も低くくはないと感じています。(離職率が低い理由は、明確でありますので、それは、直接のご相談社様にお伝えいたしましょう)

そもそも、昨今においての『飲食業』の働き方は、著しい変化を遂げており、私達の修行時代とは、一線を画します。
どうしても、人間は過去の経験から現在の対応策を導き出しがちですが、過去の経験から導くものは基本的には過去の産物であるわけで、全てが現状にフィッティングするとは限りません。

まずは、
「俺たちの修行時代わなー」
という考え方の根本をどこかに隠し、
新しい時代の効率性を模索せねばなりません。

すごく乱暴な二極化を示すと。

自分一人で(もしくは自分に限りなく近しい身内)で、徹底的に自己哲学の完遂を目指すのか。

自分以外でもできる仕事をシュミレートして、
汎用的に自己哲学を分散するのか。

この2点以外答えはないのであります。
どちらの方向性で追求するのかは、
その経営者の判断によるもので、優劣ではありません。

いずれにおいても並々ならぬ『覚悟』が必要でしょう。

かつて私は、
自分と同じ思想集団を作ろうと試みましたが。

これこそ愚の骨頂。

組織は個の集合体であり、
集合体のガバナンスは
『ルールとインセンティブ』でしか
成り立つことはありません。

またお話ししましょう。

では。




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