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「キャリア形成において大切なこと」イベントレポート

こんにちは、スタッフのはるかです。

2019年10月24日にシアトルで開催されたSeattle Networking Group (SNG)(※1)主催の「第二回ゆうこの部屋」という対談イベントに、iLEAPプログラムディレクター、エリクセン恵がゲストとして登壇しました!

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私はボランティアスタッフ兼参加者として参加したので、参加したかったけどできなかったという方のために、対談内容をざっくりとご紹介します。
個人的に特に響いたところを中心とした、とても主観的なレポートですが(笑)。

※1 シアトルの日本人留学生と社会人が繋がれる機会を提供するネットワーキンググループです。

テーマ、ホストとゲスト紹介

まず、イベントのテーマは「キャリア形成において大切なこと」

ボスキャリことボストンキャリアフォーラム(※2)参加を控えたシアトルにいる留学生たちや、シアトルで働く社会人など約30名が参加しました。

※2 毎年ボストンで行われている就活イベントです。多くの企業が集まり、就活者はその場で面接をしてもらえることも。

ホスト(ファシリテーター)は、元ゲイツ財団勤務、現在はフリーランスでコンサルタントや執筆活動などをしている渡辺佑子(わたなべゆうこ)さんです。(写真下)

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ゲストはiLEAPプログラムディレクターのエリクセン恵(けい)と、アマゾンでGlobal Special Fulfillment Senior Managerを務める栗田仁也(くりたじんや)さんの2人。

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エリクセン恵(上の写真左)は国際教育学修士を持ち、日米にて15年以上国際教育の分野で働いてきた教育一貫型。
栗田仁也さん(上の写真右)は金融→スシロー海外進出起ち上げ→アマゾンという多様な分野で働いてきたダイバーシティ型。

そんなお二人から、渡辺佑子さんがお得意の佑子節を発揮し、明るく楽しくキャリアのぶっちゃけトークを引き出してくれました!(裕子節大好きです)

ここから先は、渡辺佑子さん=佑、栗田仁也さん=仁、エリクセン恵=恵、私の心の声は()に入れて、対談の一部をお伝えします。

(私のメモと記憶を頼りに書いてますので、一部表現が異なる可能性があります。ご了承ください。)

自分がしたいことが分からない時、それを見つける方法

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佑:何をやったら楽しいのか、自分がやりたいことがよくわからない人もいると思うんです。そういう時どうやってそれを見つけたらいいんでしょうか。

恵:これをやるとエネルギーが出るとか、これは締め切り直前にならないとやる気がでないとか、そういう自分のパターンの中から見つけるんです。人によって違うと思いますが。自分の中で「ああ、これだ」と思うものを見つけたらいいと思います。

仁:(キャリアについて)困っていた時、自分のしたいこと、何をしたら満足するかなどを全て紙に書き出しました。書いて少し経ったら見直して、それがどんな線になるのかと考えました。繰り返し書いていると本当に興味のあるものは何度も出てくるんです。1か月に一度くらいのペースでこれを繰り返して、2年くらいかかりました。

2年間の自分探しを経て、見えてきた次のステップは「海外で起ち上げができる食関係の仕事」。そしてスシローの海外進出起ち上げメンバーとなった仁也さん。

佑子さんからの「それまでの金融の仕事と全然分野が違うけど怖くなかった?」という質問に対し、

仁:怖くなかったです。日本人だから寿司は売りやすいし、きっと皆ができることだから自分にもできるだろうと思いました。2年間考え抜いてやりたいと思ったことだから、Excitementの方が強かったです。やらないことの方が怖いと思いました。

(なるほど。自分がやりたいことがはっきりわかっていれば、挑戦も怖くないんですね。)

自分で自分の可能性・選択肢を決めている

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恵:日本では職種とかきっちりカテゴライズされているイメージがあります。日本にいた時は教育は教育系だけだと思っていたけど、シアトルに来たらあれもこれもという目で見ることができるようになりました。
よく学生さんから「この職種とこの職種で悩んでて…」という話を聞くけれど、もっとズームアウトして見てもいいと思います。
自分で自分の選択肢を狭めているんじゃないかなと。

仁:日本は自分の可能性を良くも悪くも決めている人が多い気がします。
日本のアマゾンでは新卒で入って8年とか続いてる人がけっこういますが、シアトルのアマゾンではレジュメのビルドアップをしたい人が多く、勤続年数は短いです。6年以上いたらもう古株。
どちらもバランスかなと思います。嫌だったらすぐ離れるというのもどうかと思うけど、「〇〇だったら離れる」という条件が自分の中ではっきりしているなら離れてもいいと思います。そうじゃないんだったら残った方がいいんじゃないかな。

(自分にはできない。。。と思うのも自分で自分の可能性を決めてしまっているだけなんですね。全然違う分野に挑戦してみることも、自分の中で「あり」と思えるかどうかですね!)

ボスキャリでは事前準備が大切!

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事前にエッセイなどの準備をしっかりして、面接のアポイントメントもとってからボスキャリに参加したという仁也さん。

会場には上役の人が来ていて、面接してすぐその日のディナーに招待され、翌日には採用が確定したそうです。

仁也さんは自分はラッキーだったと謙遜しつつも、

「大人になってみると準備をしっかりしてくる人はすぐわかる。どんな場面でも事前準備は大切」

と言っていました。

(メモメモ。。。)

仕事選びで失敗しないためには

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一方全く準備をせずにボスキャリに行ったけれど採用を勝ち取った佑子さんは、採用されたものの職場の文化が合わず、結局1年持たなかったそうです。

ボスキャリの場だけでは、職場の文化までは見えなかったとのこと。

その後の転職は、どこもボランティアやインターンシップ、人からの紹介などで見つけたそうです。

エリクセン恵も同じようにボランティアやインターンシップなどから入っていったそうです。

インターンとして働いてからそのまま就職というのはアメリカではよくあることで、実は私自身も最初インターンをしてからアイリープに参画しました。

その職場が自分に合っているかどうか、また職場側が自分を気に入ってくれるかどうか、まずはお試し期間を設けてみるとその後のズレが生じにくいと思います。

全編は動画をお楽しみに!

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対談セッションの後は、3グループにわかれて各パネリストとの質疑応答タイムがありました。

私はお手洗いに行ったり写真を撮ったりしていたので参加し損ねてしまいました(涙)。写真を撮りながら、欲張って3グループ分聴こうとしましたが、聖徳太子じゃないので無理でした(汗)。

以上ざっくりとしたレポートでしたが、もっと詳しく内容を知りたい!という方は、SNGさんが動画を作成してくれましたので、こちらをご覧ください!

全部でPart 4まであります。
Part 2. やりたいことの見つけ方
Part 3. 日米の違い
Part 4. ボスキャリはどんな感じだった?

キャリアに関しては、エリクセン恵が11月に岐阜県で「自分らしさを『働く』に結ぶとは?」というテーマでNPO法人G-netさんとワークショップを開催します。

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ご興味のある方は是非ご参加ください。(20名限定なのでお早めに)
イベント詳細はこちら

iLEAP Website: http://ileap.org/ja/

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