学会誌に寄稿しました!(とくだ編)
2022年初noteです!
今回はとくだ理事からの活動報告です。どうぞご覧ください!
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先日、さくらい理事長から"日本プライマリ・ケア連合学会の季刊誌である「プライマリ・ケア」に寄稿したよ!"という記事を公開いたしましたが・・・
↓その時の記事が、こちら↓
時を同じくして!もう一人の理事である私とくだも、全く同じ連載テーマである「対話で深めるポートフォリオ」に寄稿させていただきました!
日本プライマリ・ケア連合学会の学会季刊誌に、代表理事と理事が横並びで同じ連載テーマで寄稿できたこと、とてもうれしく思います!これからも、学会での活動もしっかり続けていきたいですね!
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さて、私が扱ったテーマは「多疾患併存のケア」です。
寄稿した記事の中には"まさに多疾患併存のケアの種でしょう!"といったり"パフォーマンスは標準以上"などと書いており、内情を話すのはとっっても恥ずかしいのですが……
あの事例は私自身が専攻医だった時に経験し、私自身が専門医になる時に綴ったポートフォリオを元に作成しています。(は、恥ずかしい……!)
そのため、さくらい理事長がとったアプローチとはまた違った書き起こしの仕方でした。
では、どうやって対話形式である記事を書けたかといいますと、専攻医だった頃に指導医に行ってもらった振り返りを「対話のまま」メモに残していたからだと思います。
(なお、私自身が専攻医だった時は"多疾患併存"というエントリー項目はなく、本症例は"統合的ケア"の文脈で分析しアプローチしたものをポートフォリオとして提出しました)
サマライズした綺麗な情報ではなく対話のまま(生データのまま)振り返りの内容を記録しておくことの重要性は、前回の記事でも語られていますね!
さくらい編より抜粋
”取り扱った事例はオンゴーイングというよりは、少し前の期間に取り上げていた事例だったので、記載の際には「ふりかえり時の議事録」「録画」が大変役に立ちました。”
その当時の振り返りを思い出しながら寄稿記事を書けたこと自体が時を超えて私の振り返りにもなり、とても学びの深い時間を過ごすことができました。
専攻医の頃は"統合的ケア"で分析した事例を時間をおいて"多疾患併存のケア"で分析しなおしてみることが出来たのは、出来上がった状態のものだけではなくその頃の経験の"プロセス自体(会話内容やそのとき感じた感情)"を記録していたからこそ出来たのだと思います。
ポートフォリオそのものだけではなく、ポートフォリオになる前の対話を振り返ることで、新たな気づきを得ることにつながる!
これは大きな学びでしたね!
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”多疾患併存のケア”とは新・家庭医療専門医から新しく設定されたルーブリックの一つです。
"多疾患併存(=multimorbidity)"というテーマは近年やっと整理されてきた領域であり、定義や介入すべき患者群・介入方法・アウトカムなどまだ曖昧な部分が多い領域です※。そのため画一的なアプローチがまだ確立していないわけですが……だからこそ、指導医との丁寧な省察(振り返り)と創造性あるポートフォリオという記載(記録)が改めて重要だなーと感じることができました。
※ 高橋亮太、岡田唯男、ほか. プライマリケアにおけるmultimorbidityの現状と課題. 日本プライマリ・ケア連合学会誌. 2019;42(4), p.213-219
以上、寄稿に絡めて裏話を書かせてもらいました!
こんな振り返りを一緒にやってみたいとか、ポートフォリオの指導に悩んでいるという方がいれば、ぜひ一声かけていただけると嬉しいです!!
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私たちの活動に興味を持って頂いた方や詳しく話を聞いてみたい方は、ぜひご一報ください!
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