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ゆうけあ相河様(採用サイト)

はじめて取り組んだ業種、介護。そしてコーポレートではなく採用のウェブサイトを一つしっかりとつくってほしいというご依頼。今まで採用サイトを単体でつくり込もうとするお客様が身近にいなかったので、ダブルの意味で私にとってはちょっと珍しいタイプのお仕事でした。

うんうん。良いのができた気がする!(毎度の自画自賛)

介護という、今の日本では決して人気とは言えない職種の採用ページ。考えるほど難しいし、「こんなに素晴らしい仕事なんだぜ!」と”説得”したいわけでもないし。
悩んだ末、「介護」という大きなものは一旦横におき、まずはシンプルに「ゆうけあ相河とは」という組織としての個別性に寄り添い、描き出すことに集中しました。

蓋を開けたら、職員さんたちは心の底から「この仕事が大好き!」という人たちが集まっておられて、インタビューをしている私も感化されるくらいでした。
この姿と生の声をそのまま伝えれば自然に「介護」の魅力も伝わるだろうと思い、職員紹介をサイト構成の上の方に持っていき、できるだけ多くの人に読んでもらえるようにしました。そう、このサイトの主役は現場の職員さんたちなの。

私としては、取材をして初めて知ったことがいくつかあります。その最たるものが、介護とはとても能動的な仕事である(少なくともゆうけあ相河においては)ということです。
毎日じっくり入居者様と共に過ごすからこそ、昨日と今日で相手の何が違うかわかる。あれ、おかしいな?と気付ける。気づき、考え、すぐに手を打つことで、大きな病気を予防したり体調を改善したりできる(もちろん、いつもうまくいくとは限らないけれど・・・)。それってお医者さんにもできない仕事なんですよね。
介護士の皆さんの、全身使った創意工夫の日々に敬意を込めて、トップのコピーは「気づきを、愛あるはたらきに。」にしました。

で、このサイトの中でもう一つ大切にしたページは「地域とともに。」です。
ゆうけあ相河さんが地域に対して開かれていること、地域のみんなで豊かな未来を作っていこうとしていること、育て合う関係であることを伝えることで、介護の「閉じた世界」というイメージが変わるきっかけになるのではないかと、そんな気持ちでつくりました。

ゆうけあ相河の皆さん、本当にありがとうございました。
取材にも撮影にもいつも快く応じてくださって、利用者様や外部の方のお顔が写っている写真も全員に迅速に許可どりを進めてくださって。特に施設長と事務長の細やかなご協力があったからこそ、こんなにも良いサイトになりました。心から感謝しています。
知人の60代以上にこのサイトを見せると、全員が「入居したい!」と言います(笑)。ぶっちゃけ、私も将来入居したいです。
「働きたい!」という人をたくさん引っ張ってこれるサイトに育てられるよう、どうかこれからも一緒に力を尽くさせてください。

追記
このサイトのために撮った写真の評判がよく、サイト公開後、映っている利用者様のご家族から「この写真のデータが欲しい」というお声が絶えません。ありがたや、ありがたや。でもホントにいい笑顔ですもんね。

追記その2
なんと公開して2ヶ月後に、新卒での内定者が2人決まったそうです!(新卒入社はものすごーく久しぶりなんだとか。。。!)2人ともとても意欲が高く、相思相愛での内定だったそうで、私としても嬉しいです(涙)。


(この仕事の役割分担)
撮影・デザイン・コーディング:谷川司さん
上記以外のだいたい:私

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