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日常から得るアートのためのインスピレーション
思えばいつも絵を描くときは、日常生活から何かしらのインスピレーションを受け、それをモチーフに描くことが多い。
では一体何処からインスピレーションが湧くか?数え始めたら枚挙にいとまがないのだが、私の場合は大きく5つに分類される気がしている。
自然
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125818076/picture_pc_4aa2c313ed8ae0c9115754f9e3b1fd19.png)
真っ先に挙がるのが自然だろう。
一刻一刻と微妙に色を変えていく空、
見たこともない彩りをしている花、
美しい水の波紋…
そのどれもが時間が経つにつれて
色や形を変えてしまう。
そんな刹那を残す媒体として
絵はとても有用に感じる。
きっとこの先も人々は自然を
描き続けるのだろう。
人
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125818091/picture_pc_ef1a06dda394756b486c49c02c1508fc.png?width=1200)
私が描くのは抽象画だが、
よく人をモチーフにすることもある。
その人が持つオーラや教えてくれたことを
感じるままに色に起こしていく。
すると不思議と、自分一人では描けない
仕上がりになるので面白い。
「実はあなたがモチーフだよ」と伝えたら
どんな反応をするかな?
色合い
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125818093/picture_pc_1b1bc93a27ddffcceb7158f80a936f25.png)
日常生活で自分が気に入った「色」を
アートとして再構築することもある。
私が描いたことがあるのは、
西洋画、町で見つけた文房具、陶磁器、
貝殻の色…などなど。
実は"蛇"をモチーフにしようとしたこともある。
蛇というと不気味なイメージだが
私が北海道で見た蛇は黄色ベースで、
角度によっては青や緑の美しいオーロラを放っていた。
「絵にしたら誰も蛇の色とは気づかないだろうな…」とちょっと意地悪いことを考えたりもした。
言葉
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私は三島由紀夫の本が好きで、
よく彼の好きな言い回しをメモに残したりしていた。
そんな著名人の言葉でも良いし、
自分の座右の銘でも良い。
その言葉でどんな色やイメージが思い浮かぶか?
どんなアートを描いてみたいか?
そう考えて生活するだけで結構楽しい。
感情
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125818110/picture_pc_f8a7433a8a9f01066bb80826ceae8f5c.png?width=1200)
最後は感情。私は普段、
"鑑賞者にも自身の感情と向き合ってほしい"
というコンセプトでアートを描いていることもあり、感情を扱うことが多い。
非常に広義な題材である。
時間軸だけでも過去・現在・未来、
どの感情を描くか考える必要がある。
ポジティブな感情だけでなく、
ネガティブな感情と向き合って
描くことも大切だ。
この時絵は、自分が感情と向き合うための
単なるツールとなる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125818120/picture_pc_7f17976007acded7c95fe8022e0c69d3.png?width=1200)
上に挙げた5つ以外にも、アートにできるものはたくさんある。
音楽、思い出、目標...とかね。
この前フォロワーさんから、「"食"をモチーフに描いてみてほしい」と言われたことも忘れられない。
いつかレストランに飾るアートをお願いされたら、その店の看板メニューを実際に食べ、感じた美味しさを絵にしてみるのも面白そうだ。
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