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俗にいう「夫婦別姓について」

バリ島発オリジナルバッグsisiの生島です。

前回のブログで予告してた

 選択的夫婦別べつ氏うじ制度とは、夫婦が望む場合には、結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の氏を称することを認める制度です。なお、この制度は一般に「選択的夫婦別姓制度」と呼ばれることがありますが、民法等の法律では、「姓」や「名字」のことを「氏うじ」と呼んでいることから、法務省では「選択的夫婦別氏制度」と呼んでいます。

法務省  選択的夫婦別氏制度(いわゆる選択的夫婦別姓制度)について

耳馴染みのあるのは『夫婦別姓』などでしょうか。

私は結婚を2004年か2005年にしているのですが、勉強不足で「籍を入れる際」、夫もしくは妻の姓(氏)を両方が名乗らなくてはならない、というのを知らなかった!!

皆さん、ご存じでしたか?

こう書くと、そりゃそうでしょう?と勘違いなさる方も多いかもしれませんが、私はその時まで

○妻も夫の氏を名乗る
○夫も妻の氏を名乗る
○それぞれの氏を名乗る

の3択から選べるものだと思っていた…のでした。

*ちなみに妻の氏を名乗る=婿養子に入る、でもありません、分かってるかな..
これらが普通に選べると思っていたので、婚姻届見て本当に驚きました。

なので、我が家は結婚して1年は「事実婚」でした。この際には何故そこまでこだわるのか?なども周りに説明もしていきました。1番気になったのは夫のご両親への説明でした。(私は夫の氏になりたくない、という訳では決してなくて、選べないのが嫌なだけで、実際名前なんて別に何でも良いんで、実害が出て来そうなら籍を入れます、なんてご説明しました)

別になんでも良いなら、なぜ?と思われたり、籍を入れない、というのは「結婚なの?」という圧力ではない、素朴な疑問がおありだった様ですが、尚美さんがそうしたいなら、とうちの両親もあちらのご両親も見守って下さいました、ありがたいこと!

さて…結婚して名前が変わるのは本当に大変。

何%の男性が「大変だよね、俺が変えようか?」と思って、そして行動にしてくれるかな?

それが出来ないなら、「選択的夫婦別氏制度」という動きへ、一緒に行動しませんか?

イヤでしょ?名前変わるの、面倒でしょう?

私たち女性は「普通に」変えさせられてます。

女性の名字に変わったと仮定して声に出して自分の名前を数回言ってみて下さい。

我が家なら「生島悟、生島悟、生島悟」。

さぁ、どうですか?

これは男性に喧嘩をふっかけてるのでは決してなく「ね?ね?美味しいでしょ?」ってのと一緒です。

「ね、ね、変な感じでしょ?更にその時にパスポートやらクレジットカード、各種書類やらなんやら全部変えないとダメで、呼び名も全部変わるんだよ〜〜。おっかしーよね〜〜」ってな話なのです。

ちなみに名前が変わった後に海外でいろいろ聞かれること多いです。私に関しては銀行の口座の証明証としてパスポートを見せる度に「何故名前が変わる?そんなことあり得ないでしょう?どういうことか証明せよ」なんて…本当に大変でした。 ビザに関してなども!

結婚して、大好きなあの人の名前になるんだわ♡

なんてロマンティックに思うのなんて一瞬かもしれません。

とは言え、便宜上苗字が一緒の方が楽なことも多いかもしれません…なので、私が言いたいのは「選べる様にするだけ」ということ。反対意見なんてないでしょう?

が、なかなかそうならないのが日本のお爺さんたちが仕切る封建的な政治的考え。

上でご紹介したページの中では

反対する意見には、例えば
(1)夫婦同氏が日本社会に定着した制度であること
(2)氏は個人の自由の問題ではなく、公的制度の問題であること
(3)家族が同氏となることで夫婦・家族の一体感が生まれ、子の利益にも資すること

法務省  選択的夫婦別氏制度(いわゆる選択的夫婦別姓制度)について

ごめん、弱い、弱いわ!
(1)に関しては夫婦の氏が一緒にしなくてはならなくなったのは明治以降、この前です。
(3)一体感?離婚率、明治以降どうなったんだっけ?

(2)に至っては、「は?どういうこと?」です。

夫婦別姓(選択的夫婦別氏制度)をしましょうよ、と言ってる人たちは疑問に思っている。

政府は、何を恐れているのだ?

数年前に、なんだか某国の「喜び組」のような女性たちの集まり、にせっせと通ってらっしゃる女性のSNSで(仕事の関係上、ありがたいことに私の考え方に似てる人以外の人たちとも繋がる機会があり、偏った意見だけを聞かずに済む環境にいます)「夫婦別姓とか言ってる危険思想の人たちは、どういうことなのか?下品で野蛮で自分のことしか考えていない!」と保守派男性たちと一緒に盛り上がっておられました。

私のプライベートな友人たちとは真っ向反対のご意見なので、とっても興味深かったので、たくさんあったコメント全部読んだけれど、響く言葉や「立場的にそうなのかな」と思える意見も全くなかったので「選べる様にしたいだけではないんですか?」とコメントを書いてみたら、その方は共通の知人(私にとっては友人だけれど)を大大大リスペクトしているのもあり、その人に近しい私のことも一目置くような感じで接して下さっていて…優しく私に…

「あぁ、尚美さんは海外にいらっしゃるから日本の状況がお分かりにならないんですね、大丈夫ですよ😊 日本には、今そういう訳の分からない要求をする馬鹿な女たちがいるんですよ〜」

と、無知な私に教えて下さった…んだけれども、私が書いたコメントは無知だからじゃ無かったんだけれど…同じ日本に暮らす女性相手だったら皆で袋叩きだったのかもしれません。

それはそれで興味深い状況だったので

「そうなんですね、でも、皆さんそんなに心配しなくても大丈夫だと思うんです。選択制にしても、空気を読む女性たちが「そうは言っても男性の氏にしてた方がいいんだろうね」と8割方そうするだろうから、、心配性の男性たちが恐れてるような事にはならないですよ〜😂😂😂」

と、思ってる通りのことを書き込みましたら、その後相当盛り上がってたコメント欄がシーンとなってしまいました。

明治以降は自分の名前を家族が名乗らないと不安な男性が多くなったのですね…法律でも守られるっちゅうてるのに、てか明治の前までは別姓だったっちゅうてるのに。

何を恐れているのだろうか…ちなみにバリも結婚しても名前が変わりませんし、日本の離婚率には恐れ慄いております。 ちなみに、日本は離婚率が高いというより前に、結婚してませんから。

これを機に既に結婚してしまって(しまって?)普通に夫の氏になった女性たち、それを当然のように受け入れた男性の方たちに「そう言えば」と考える機会になれば面白いかな、と思います。

ちなみに、うちの割と男女フェアな感覚を持ってる夫に以前「生島悟」と冗談で子供たちが言った時、反射的に「やめろよ!」と軽く怒鳴っていたのが印象的でした😂


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