画像生成AIで作成したkindle本をAmazon KDPに登録する方法!
画像生成AIでコンテンツの作成、kindle本の作成まで済ませたら、Amazonで出版できるように本をKDPに登録する必要があります。
入力する項目が多いため、1つずつ詳細が知りたいという方も多いのではないでしょうか?
今回は項目ごとに解説をしながら、作成したkindle本を販売する方法についてご紹介します。
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作成した本をKDPに登録する方法
まずはKDPにログインして、タイトルの新規作成から本を登録します。
一般的には「電子書籍または有料マンガ」で問題ありません。
無料マンガはインディーズ漫画基金から報酬を受け取れるもの、ペーパーバックは紙に印刷された本を出版するものです。
詳細はヘルプページをご覧ください。
無料マンガ (電子書籍) の出版
ペーパーバックの提出ガイドライン
Kindle 本の詳細入力
ここでは本のタイトルや著者、説明など、基本的な情報を入力します。
入力する項目は以下の通りです。
言語:日本語を使用していれば日本語を選択
本のタイトル:本のタイトルを入力
シリーズ:1巻~vol1~#1~のようにシリーズもの場合に設定できる
版:既存の本を改訂したものであれば何版かを入力
著者:本の著者名を入力。ペンネーム可
著者等:他に寄稿者などがいれば入力
内容紹介:本の紹介文。Amazonの商品説明として表示されるもの
出版に関して必要な権利:通常は「私は著作権者であり、出版に関して必要な権利を保有しています。」にチェック
主な対象読者:性的表現を含む画像が含まれているかどうかと、対象年齢を指定
主なマーケットプレイス:日本で販売するなら「Amazon.co.jp」
カテゴリー:ストアで表示したいカテゴリー
キーワード:その本に関連するキーワード(読者の検索に引っかかりやすくなる)
本の発売オプション:発売日を決めている場合は予約設定が可能
入力する項目に「(オプション)」とあるものは、必須ではありません。
多くの読者に見てもらいたい場合は、カテゴリー、キーワードなどはしっかり設定しておくと良いです。
全ての入力が終わったら、一番下にある「保存して続行」をクリックします。
Kindle 本のコンテンツを設定
ここでは本のデータや表紙など、コンテンツついて設定します。
DRMの有無
DRMはデジタル著作権管理(DRM)のことで、Kindleファイルの不正な配布防止が目的です。
人によっては多くの人に見てもらいたいという理由から、設定しない方もいます。
しっかり自分にコンテンツの著作権があり、それを守りたいという方は設定しておくと良いでしょう。
ページを読む方向
左から右、または右から左を設定できます。デフォルトは左から右です。
電子書籍の原稿をアップロード
ここではKindle Comic Creatorなどで作成したmobiファイルをアップロードします。
Kindle 本の表紙
表紙にしたい画像をアップロードできます。
画像は最低1000 x 625 ピクセル以上、最大10,000 x 10,000 ピクセルです。
AI 生成コンテンツ
こちらは以前なかったものですが、いつからか追加されるようになりました。
AI 生成コンテンツの場合は、テキスト、画像、翻訳にAI使用の有無を選択する必要があります。
私のようにAI写真集を販売する場合、以下のように入力が必要です。
AI使用の有無:はい
テキスト:なし
画像:多くのAI生成画像(広範な編集あり)
翻訳:なし
AI 生成画像に使用したツール:Stable Diffusion
自身が作成したコンテンツやツールに合わせて、内容を修正してください。
Kindle 本のプレビュー
アップロードしたkindle本をプレビューできます。
事前に確認していれば問題ないと思いますが、不安な方はこのタイミングでも確認しておきましょう。
Kindle 電子書籍 ISBN
ISBNは、「International Standard Book Number」と呼ばれ、日本語だと「国際標準図書番号」になります。
簡単に言えば本を識別するための番号です。
発行するには「日本図書コード管理センター」への申請が必要であり、既に発行した本をkindle本にする場合などに入力します。
kidnle本のみ販売する場合は必要ないので、入力は不要です。
全て入力が終わったら「保存して続行」をクリックして、次に進みます。
Kindle 本の価格設定
最後にその本をいくらで売るか、どの地域で販売するかなどを設定します。
KDP セレクトへの登録
KDP セレクトは、自身のkindle本をKindle Unlimitedの対象にするかどうかです。
Kindle Unlimitedは、定額で本が読めるAmazonのサービスで、登録の有無による主な違いは収益や読者数の獲得です。
簡単にメリット・デメリットをまとめてみました。
・メリット
Kindle Unlimitedで配信されるため、より多くの読者に読んでもらえる可能性がある
70%のロイヤリティを選択できる
通常のKindleストアより安くなるため、より多くの人に購入してもらえる可能性がある
Kindle Unlimitedの対象本は、1ページあたりの支払い単価が上がる
Kindle Countdown Dealsの対象になる
・デメリット
通常のKindleストアでの販売は減少する可能性がある
Kindle Unlimitedの利用者数が減少すると、収益も減少する可能性がある
どちらが良いかは、どんな本を出版するか、どんな戦略で販売するかによって異なります。
あとから変更できるため、よくわからないという方は、どちらも試してみるといいかもしれません。
出版地域
どの地域で出版するかを選択できます。
kindle本の内容に問題がなければ、基本は「すべての地域 (全世界での権利)」で大丈夫です。
価格設定、ロイヤリティ、配信
・ロイヤリティ
ロイヤリティプランは35%と70%があり、これは販売価格の何%を報酬として貰うかです。
70%を選択したい方が多いと思いますが、一定の条件があります。
著者または出版者の指定した希望小売価格が希望小売価格の要件を満たしていること。
70% のロイヤリティ オプションを選択した場合、当該電子書籍の印刷版の Amazon での希望小売価格を少なくとも 20% 下回ること。
著者または出版者が著作権を持つすべての国と地域で本が販売されること。
ブラジル、日本、メキシコ、およびインドの読者への販売に対して 70% のロイヤリティを適用するには、さらにその本が KDP セレクトに登録されている必要がある
上記の条件を満たしていれば70%に設定ができます。
希望小売価格の要件について、詳細はヘルプページをご覧ください。
電子書籍のロイヤリティ オプション
・価格設定
ここでは実際にkindle本の値段を決めます。
全てを入力する必要はなく、Amazon.co.jpの欄を希望価格を入力すれば、自動的に他のドメインでの販売価格も計算されます。
ファイルサイズや競合の価格など参考に、いくらで販売するか考えてみてください。
・利用規約
最後に「Kindle ダイレクト・パブリッシング利用規約」に同意するという注意書きがあります。
リンク先の利用規約を読み、問題がないか確認しておきましょう。
最後に「Kindle 本を出版」をクリックすれば、kindle本の登録は完了です。
登録された本はAmazon側の審査があり、問題がなければ販売が開始されます。
販売には最大で72時間ほどかかるそうです。
KDPにkindle本を登録する方法まとめ
今回はKDPでkindle本を登録する方法について解説しました。
以前画像生成AIのコンテンツは審査が厳しかったのですが、AIコンテンツかどうかを自身で選択できるようになってから、比較的販売のハードルが下がった印象です。
KDPのアカウント登録から最初の1冊を販売するまでは少し大変ですが、最初の1冊さえ販売出来てしまえば、あとはコンテンツ作りに専念できます。
Amazon Kindleで出版を考えている方は、ぜひ挑戦してみてください。
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