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想像から行動へ

今回はメンタリスト DaiGo著 「人を操る禁断の文章術」の備忘録としてこのnoteを書いていきます。

こんな本です


この本はきれいな文章を書くためのHow Toが書かれているものではありません。逆にきれいな文章は書かなくていいと書かれています。


ではどのような文章を書けばよいのでしょうか?


それは相手に行動をさせる文章です。行動させられない文章というのは読んで「ふ~ん」で終わりです。記憶に残らずすぐに忘れ去られます。


行動させることが出来て初めて文章を書いた意味が発揮されます。


文章自体は忘れてしまっても行動が変わっていればそれで成功です。


この本の内容は上で先に述べたような、「文章でいかに人の行動させるか」について書かれています。


具体的な例やテクニックを交えながら書かれており、文章を書くことに全く縁がなかった私のような人でも学ぶことができました。


この本の冒頭部分でもかなりの学びがありました。

頭の中は人それぞれ

「あなたの思う世界最高の美女とは?」


冒頭でこんな質問を投げかけられます。


こんな質問をされると自分が好きなあの人やこの人や...と頭の中に美女を思い浮かべると思います。


実はこの想像をし始めるという行為に文章の持っている力が隠されているみたいなんです。


この質問をされたときに、頭に思い浮かべる人の顔は人それぞれです。


Aさんは恋人の顔、Bさんはアイドルの顔、Cさんは有名女優の顔、Dさんはハリウッド女優の顔を思い浮かべるかもしれません。


他の人が思い浮かべた人の名前を聞いて、
「いやいや、その人は全然美女じゃないよ!」
と突っ込みを入れたくなるかもしれませんが、思い浮かべた人の顔はその人の頭の中では確実に世界最高の美女なのです。


仮に世界最高の美女の話をするときに、芸能人の写真を見せられたらどうでしょうか。


「確かにかわいいけどなんか違うなぁ」
となるかもしれません。


具体的な画像を見せられると世界最高の美女には到底たどり着きません。


世界最高の美女は人それぞれで違います。画像のように具体的な人をみせられると、自分のイメージとの差異が生まれ違和感を感じます。


一方文章のように抽象的な概念のみを伝え人それば、れぞれの想像力によって具体的な世界最高の美女を作り出せるというわけです。


つまり、世界最高の美女を作り出せるのは文章しか書ないということです。


こんなことができるのは文章だけです。画像でも動画でも不可能です。


この想像させるということは、人の行動につながっていきます。


想像を巡らせば巡らすほど、その次の行動の原動力になるのです。


これを利用することで人を操る文章を作ることができます。

人を操るとは?

人を操る文章の基本的な原理は
「読む」→「言葉に反応する」→「想像する」→「行動を起こす」
です。


本には具体例としてトップセールスマンの事例が紹介されていました。


例えば車の販売する際に、車のことを考えていなかった人に「新車が出ました」だけを伝えても何も起こりません。


車の紹介をする前に
「どこへ行きたいですか?」
「誰を乗せたいですか?」

という言葉を投げかけることによって自分が車に乗っている場面を想像させます。


この想像によって最初は0%だった購買意欲が1%以上に増えているはずです。


このようにして人に行動を促していきます。

文章だからこんなメリットが

また、この事例は文章ではなく対面で直接話しかけています。口下手なひとはかなり不利ですね。


しかし文章はどうでしょうか?口下手とか関係ありません。


しかも、一度書いたら半永久的に残ります。


また、見直しや微調整など何度でもやり直しができます。


このような
・イメージの操作が容易であること
・書き直せること
・結果を見直して、微調整できること(テストできる)

などから文章の持つ優位性が紹介されていました。


今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

ありがとうございました。






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