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【ネタバレ有】FF14暁月のフィナーレで好きなシーンとか直後の感想。


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ネタバレが含まれるのでプレイヤーの方はご注意を
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ネタバレが含まれるのでプレイヤーの方はご注意を
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ネタバレが含まれるのでプレイヤーの方はご注意を
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ネタバレあるって言ったぞ。言ったからな。




新生してから8年も続いたメインストーリーが遂に終わった。
感情をどこに置いたらいいか分からず、気力としてはそれなりに燃え尽きている。

全体の印象としてかなり展開が早く、内容としてもだいぶ深い話が多い。
FFらしく世界の終末危機に始まり、散々猛威を奮ってきた帝国の内部崩壊と市民救命、果ては世界の理に触れたりと、
数パッチ分割できるレベルの濃い〜話がぎゅっとしている。

月にも過去にも、宇宙の果てまでと飛躍するので、
要所要所で湧き出すサブクエをこなしていないと気持ちがとても追いつかない。

世界の終末は戦争というより災害で、世界共通の脅威という部分が
このコロナ禍とシンクロするので感情移入しやすいし、作品自体にも投影されていたと思う。

そしてその密度な上に、感情が揺さぶられるシーンが非常に多い。


マトシャ。


マトシャのこのシーンですよ。
FF14は当初から蛮神等、『信仰』について何かと触れてきたけれど、
本当にここは映画を観ているような凄まじいシーンだった。

終末が始まったラザハンにて、絶望というトリガーによって獣化する人々。
パーラカ村でもその混乱に見舞われて、かろうじて助け出した赤子を戦闘のできないマトシャに託し、とにかく逃げろと。
助けたい気持ちと裏腹に、赤子は絶望らしきオーラを放ち始めるので、自分たちの信仰する「教え」を優しく唱えてみるも、赤子に言葉は伝わらない。
このまま村に向かいながら獣化してしまえば、村も壊滅してしまうだろう。マトシャもそんな絶望的な状況でパニックに…。

結果的にニャンとヴリトラ様に助けられる訳だけど、ラザハン都市で子供が死ぬ前振りがあるので、
このマトシャのシーンには、かなり冷や冷やさせられた人が多かったではないだろうか。

同じくプレイをした同居人の感想としては、都市で子供が死ぬシーンは演出過剰だとすら思ったそうだ。
なんだか正解のない話の予感がするので割愛するけれど、
少なくともそのシーンがあったからこそ、上図のシーンの顛末に対してハラハラさせられたのは間違いない。
混乱する状況で誰かは助かり、一方助からない人もいる。それはどんなに願いが強かろうと結果が比例する事は無い。

イシュガルドや紅蓮では裏切りや政治といった硬派な話だったけれど、
今回一段と、これとか自決であるとか、辛辣な話が差し込む事での重厚感にやられる。


「アメリカのおじさんずっと歌っている」と同居人が言うのにじわじわ来る。


シナリオが最後の今回ばかりは、本当に何が起きてもおかしくは無かった。
今まで連れ添った主要NPC達、あるいは自分の存在すら終わってしまう可能性すらある。

6.0はそんな不安を常に抱えていたので、アラミゴで集合してる良いシーンとか見ていても、後々悪い事が起こるのでは…という不安で泣き、
面識のないエメトセルクに遭遇しては泣き、(滝はダイブ)
グラハが消えてアメリカのおじさんが歌い出しては泣きと、気が気でなかった。

自慢じゃないが普段あまり感動ものの映画見ていても泣きづらい性分なので、
(台詞が聞こえないからという理由で感動していない訳ではない)
そんな人間でも思い入れがある分、今回は至る所でそうやって泣かされてきた訳だけれど、

ただ一番泣いたのは、フェイスと8人で討滅戦が出来るようになった所だったりする。
とうとうお前らと8人で共闘できるようになったのか…と感極まって号泣。どうやってギミックを凌いだのか覚えていない。


都市内テレポのUI、クエストの場所も同時に分かりやすくなって嬉しい。


良かったシーンはここに書き尽くせないくらい本当に多かった。
ハラハラするパートと、束の間の癒しや間抜けなパートとの緩急が激しくて、既に忘れていることも多そう。

終わってしまった今、もっとじっくりプレイすれば良かった、という気持ちが湧いている。

早くストーリーを追っていきたい気持ちがどうしても要所要所で積み重なってしまい、
サブクエも全部消化してしまったけれど、そういう所になにか重要な事あったかもしれないとか、
あれ話読み込めてないかも?とかがある気がしている。

今まで手をつけていなかった『強くてニューゲーム』を新生からやるか…
でも今やりたい他のこと(経典集めや極とか…)もまだまだ…。

あーーー人生が足りない(^q^)


宇宙の果てにワイみたいなやつが居た。


FF14プレイヤーは色々な人がいて、
これだけのストーリーを全てスキップして極に勤しむ人や、
新式ファーストでギャザクラをカンストさせる人、
最新エリアのNPCとカードに勤しむ人、
同時期にエウレカに篭っている人
多種多様だなあと横目に見ながら自分はメインをクリアして。

シナリオやその他に散らばるネタ、SF、小説、ゲーム、映画、ネットミーム…
なんだか心に引っかかる仕掛けがごろごろとあるので、そういった親しみやすさや柔軟性を持ちつつ何故かFF14という軸を感じる不思議。学べる事多過ぎる上に教養いくらあっても足りない…


何が良かったなんて簡潔に語る事が難しい。

漆黒あたりからキャラクター性が強くなったというか、
それまではどこか、歴代のFFの面影があるFFだった、と感じてしまう程、そこから14の独自FFという物語が色濃く感じられる。

キャラクターそれぞれの心情や描写を丁寧に聞けるようになって、たまに乙女ゲームかな?と戸惑う時もあるけれど、
「人間らしさ」を垣間見ることでキャラへの愛着だとか物語への密接さがより芽生えた気がしている。

それまでも愛着はもちろんあったし、新生〜紅蓮までの、裏切りや政治、世界のあり様を描いていく堅実な話の運び方が、
それはそれでFFはこうあって欲しいと勝手ながら思っていた部分であったからこそ、自分はFF14を始められたし、ついて来たのだけれど。


三十過ぎて、現役でこんな気持ちになれるゲームを見られた事、感じられた事が本当に良かった。

もう既に昔のアレが良かったコレが良かった、というのに浸るようになり始めてしまって、
「昔の大晦日だよドラえもんは6時間やってた」みたいなことを毎年言ってしまうし、

本当もっと色々なゲームをやっておけば良かった。親の目を盗んででも、もっと怒られてでも。
ゲーマーと名乗るにはやってきたゲームが少ない。
だからこそ、FFに対してこんなデカい感情を持ってしまう自分がいる。


スクエニ、第三開発事業本部様、本当お疲れ様でした。おかげで私の寿命も伸びました
またこれから始まる事もろもろ楽しみにしております。

今年は年越しの放送がない事がとても寂しい。



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