三田論とは?

皆さんこんにちは!

前回のブログ担当のじょようちゃんから、「髙橋ゼミ校閲担当」とご紹介いただきました川俣乃英(かわまた のえ)です!なぜ私が校閲担当になったかというと、今回のブログのテーマである三田論執筆の際に、参考文献の書き方に間違いがないかのチェックを極めていたからです笑 そして、ゼミ愛が強いとも言ってもらいましたが、そうなんです25期の同期のみんなが本当に大好きで、今は春休みで会う機会がほとんどないので寂しく思っています(泣)
去年の今頃はゼミの人達とこんなにも仲良くなれるとは思ってもいませんでしたが、そうなれたのも三田論の活動があったからだと感じています!

ということで今回は、髙橋ゼミの3年生が毎年最も力を入れて取り組んでいる「三田論」についてお話ししたいと思います。

皆さんは三田論とは何かご存知でしょうか??「何となくはわかるけど、実際どんな風に進めていくかなどはわからない…」といった方も多いのではないかなと思います。そこで今回は、まず初めに三田論とは一体何なのかをお伝えし、その上で実際にどんな流れで執筆していくのかをお話ししていきたいと思います!


①三田論とは?

三田論とは、正確に言うと「三田祭論文」となります。慶應義塾大学の学園祭である三田祭において、毎年各ゼミの学生が執筆した論文が展示されているのを皆さんご存知でしょうか?

私たち髙橋ゼミでは、三田祭での論文の展示に加え、三田祭期間中にキャンパス内で行われる他のゼミとの合同発表会の主に2つに向けて、毎年3年生が論文を執筆しています。

ここで一つ、私たちのゼミの特徴となるのが、髙橋ゼミでは「3年生全員で一つの論文を完成させる」ということです。他のゼミには3年生が数名ずつに分かれてグループ毎に論文を執筆するというところも多いのですが、髙橋ゼミでは3年生の同期全員で話し合いながら執筆を進めていくことになっています。そのため、同期仲が一気に深まり、三田論が終わった今でもゼミ以外の時間に集まるなど、とても仲が良いことも髙橋ゼミの特徴の一つです!!


②どんな流れで執筆していくのか?

スケジュールは学年で話し合って決めていくので来年度も同じとは限りませんが、参考までに私たちがどのような流れで進めていったのかをご紹介したいと思います!

7月末
・テーマ案出し
いくつかテーマの案を出し、それぞれのテーマについて研究することになった場合の方針を考え、髙橋先生に向けてプレゼンテーションをしてご意見をもらいました。
テーマは本当に自由なので、自分たちがやりたいと思ったものについて研究することができます!ただし、マーケティングのゼミなので、マーケティングと関連付けられるテーマを設定する必要があります。

・テーマ決定
先生からのご意見を参考に、全員で話し合って、全員が納得のいくテーマに決定します!
ちなみに、私たち25期は「環境に配慮した食品があまり売れていない原因」をテーマに論文を執筆しました。

・先行研究集め
決定したテーマについて研究していく上で参考になりそうな過去の論文を集めます。これをもとに話し合い、自分たちの研究の方向性を決めていきます!

8月
完全オフです!!ゼミでの活動も三田論の話し合いもありません!1ヶ月間しっかり休んで、9月からの三田論の本格的な始動に向けてエネルギーチャージします💪

9月
・研究目的/研究意義の決定

自分たちがこの研究を通して明らかにしたいことを決定します。それと合わせて、どのような人々に対してどんな風に貢献できる論文にしたいのかも考えていきます!

・モデル図の作成
先行研究を参考にしながら、モデル図を作成していきます。モデル図とは、自分たちの研究目的を達成するために立てた仮説を、図に表したものです。私たちはこれを作るのにものすごく苦労し、何度も何度も変更を加え、試行錯誤の末やっとこれだ!というものに辿り着いた時には、ものすごく達成感があったのを覚えています!

・企業の方にヒアリング
テーマについての理解を深めるために、企業の方々にお話を伺います。今年度は主にzoomなどのツールを使ってオンラインで行いました。アポ取りも自分たちで行い、企業の方とお話をするのは少し緊張しましたが、とても貴重な経験になること間違いなしです!

10月
・アンケートの作成、実施

作成したモデル図が成り立つか、言い換えると自分たちが立てた仮説が正しいかを確認するためにはどのような質問をすることが必要かを考え、アンケートを作成します。
アンケートの実施には調査会社様にご協力いただき、今年度はWeb上で約1100名の消費者の方々に回答していただきました!

・アンケートの結果をもとに統計分析
調査会社様から頂いたアンケート結果を、統計ソフトを用いて分析します。これによって、自分たちの立てた仮説が正しいと言えるか、それとも仮設は成り立たないのか、といったことを確認することができます。
統計分析とか難しそう…と思ったそこのあなた!来年度のサブゼミで私たち4年生が統計ソフトの使い方等について詳しく説明する予定なので、ご安心ください☺️ちなみに、統計については4つ前のブログですなおが熱く(と思いきや意外と冷静沈着でした笑)語ってくれているので、是非そちらも読んでみてください〜

・執筆
いよいよ、実際に論文の文章を書いていきます。それまで全員で話し合ってきた際の議事録を振り返りながら、なぜこのテーマを設定したのか、研究の目的、統計分析の結果、結果から導ける示唆などについて、全員で文章を考えます。書き方は先輩方の過去の三田論を参考にしていました!

11月
・執筆完了後、印刷

完成した論文のデータを印刷所に提出し、冊子にしてもらいます。これでやっと、論文の完成です!!冊子の表紙と裏表紙のデザインも自分たちで一から作ることができ、今では25期全員にとってお気に入りの一冊になっています。実際に完成した冊子を受け取った時には本当に嬉しかったです😊

・合同発表会の準備、発表
論文が完成しても、三田論の活動はまだ終わりではありません。冒頭でお伝えしたように、三田祭期間中に行われる他のゼミとの合同発表会に向けて、論文の内容をパワーポイントにまとめ、三田祭当日に発表します。他のゼミの研究の成果を聞くことができると共に、他のゼミの教授や卒業生の方から貴重なご意見を頂くことができます!

12月
・卸売学会の準備、発表

今年度は「日本卸売学会」という正式な学会の場でも、自分たちの研究内容について発表させていただきました!卸売学会では他大学の教授や院生の方、企業の方の研究報告を聞くことができ、またそういった方々から私たちの研究に対してコメントも頂きます。学会での発表を経験することができるゼミは商学部内でも数少ないと思うので、これは髙橋ゼミの魅力の一つと言えるのではないかなと思います!

1月
・日経広告研究所報への掲載に向けた準備

髙橋ゼミの3年生が書いた三田祭論文は、「日経広告研究所報」に毎年掲載していただいています。私たちの研究内容を掲載させていただけるページ数には限りがあるため、そのページ内に収まるように、自分たちで執筆した論文の文章から伝えたい内容を抜き出し、文章を組み立てていきます。この日経広告研究所報は広告に携わっている企業の方や大学教授などに読まれているだけでなく、国会図書館にも置かれており、自分たちの名前が国会図書館に永久に残ることにもなります!

また、ここ何年かは新型コロナウイルス感染症拡大の影響で行うことができていませんが、過去の先輩方の中には韓国など海外の学会でも発表をされた期もあるそうです!


長々と書いてしまいましたが、ざっと説明するとこのような流れになっています!いかがでしたでしょうか??「自分もやってみたい!」と思ってくださった方、是非、髙橋ゼミへのエントリーをお待ちしております!!

最後に一つだけお伝えしたいのは、髙橋ゼミで三田論に全力で取り組むことは、必ず自分を成長させる貴重な経験になるということです!これを読んでくださっている皆さんに「三田論面白そうだな」と少しでも思っていただけていたら幸いです🙌

非常に長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました!!

次回は、我らが三田論代表の野瀬翔太(のせ しょうた)くんが、代表の立場から三田論について語ってくれます!しょうたは忙しい中、代表としてみんなをまとめ、引っ張ってくれて本当に感謝してもしきれません!そんなしょうたの三田論に対する熱い思い、皆さんも是非チェックしてみてください!!

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