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夜更かしを治すには虫眼鏡が使えます(前編)

「夜更かしの治し方が分かったら教えて。笑」


60代の父から、そう言われた。

「笑」を付けた父の気持ちを、当ててみたい。


Q.なぜ父は「笑」をつけた?

1、「娘に教えを乞うなんて恥ずかし。」
2、「娘に分かる訳がない。」
3、「急に脇腹を突かれ吹き出した。」

イクミリコ想像


…このなかに、答えは無いと私は思う。
では、なぜ?



「夜更かしが治るワケない」という思い込み

だと思う。

「分かったら教えて。笑」と
最後に父が笑った理由は。


実際、父はかなり前から、同じことを言っている。

「夜、早く寝た方が良いのは分かっているのに、この悪循環を治せない。


私は、父の娘である。

お察しの通り、私も同じことを言ってきた。

翌日が最悪のコンディションになると分かっているのに、遅くまで韓国ドラマを観てしまう。」

「翌日、起きた瞬間から疲れを感じる。だから家族に優しくできない1日になってしまう。
それを何度も反省してきた。
それでも尚、夜更かしをやめられない…!


そんな私が早寝できた理由


私は今日、気分がいい。
昨夜、8時間半寝たから。

こんな日が、私にも、時々あるのだ。


私が見つけた『夜更かし』の解決法は、
私にしか当てはまらない方法かもしれないけれど、
現時点で分かったことを、書いてみる。

(自己管理できている方々にとっては、
至極当たり前な話ばかりかもしれません…!)


「夜更かし」の改善法は、「虫眼鏡で見てみること」

自分の「夜更かし」という出来事を、虫眼鏡で見てみるのだ。
つまり、詳細に、拡大して、見てみるのだ。

(とても長文になったので、前編・後編に分けます。笑)

↓後編はこちら


伊達に長年『夜更かし』をやってきていないので
(誇ることでは全く無い。笑)
自分が夜更かししてしまう日の傾向が、やっと掴めてきた。

私の場合、夜更かししてしまう日は、日中に『我慢』が多かった日、だと思われる。

例えば、

本当は出来ればやりたくない仕事を、長時間頑張った日。本当はやりたくない…という気持ちを、できるだけ隠しつつ、そこでの会話に合わせて無理をする。
そういう日。

自分の意思とは別に、息子が行きたい場所に、頑張って連れて行った日。息子の気持ちはコントロールできないので、予定を遥かに超えて長時間滞在するハメになり、ヘトヘトで帰ってくる。
そういう日。

どちらも、ヘトヘトなのだから、眠たくなるはず。
なのに、つい、『夜更かし』をしてしまうのだ。

翌朝、案の定、不調。
だから、また『不調なまま、無理して頑張る』1日を過ごす。

すると、その我慢が効いてきて、夜になると『夜更かし』をしてしまう。

…という悪循環。


どうして、ヘトヘトな日に限って『夜更かし』をしてしまうのか?


それは、私の場合、

『日中にした我慢の分だけ、私の好きなことだって、していいはずだよね!?』

という、若干怒りにも似た感覚が原因のような気がする。


『報復性夜更かし』
『リベンジ夜更かし』
という言葉もあるらしい。


”怒りにも似た感覚”というのは、とても、人のせいにした言い方である。笑

”本当はしたくない仕事を、頑張ってやってあげている”
=仕事のせい。相手のせい。

”本当は行きたくない場所へ、頑張って息子のために連れて行ってあげている”
=息子のせい。子育てのせい。

そんな思いが、私の中にあったのだと思う。


でも、それを選択しているのは、自分自身である。
(「だから、悪いのはあなたよ!」という記事では無いので、
安心して読んでほしい!笑)

本当はしたくない仕事なのに、し続けることを、選択している。

その会話に共感できないのに、合わせることを、選択している。

本当は「私自身の望み」があるのに、「息子の望み」を優先する良い母を目指し続けることを、選択している。

これらは、本来、”選ばなくても良い選択肢”なのだ。

複数の中から選べるからこそ「選択肢」と呼ぶはずなのに、
まるで1択かのように反射で選択してしまうことが、私は、よくある。

「自分で選んでいるんだから、自分が悪いのよ」
と、自分を責め続けた時期もあった。
なかなかしんどい。

でも、心のことを学んだら、
反射で選んでしまう仕組みも分かってきた。
反射で選んでしまうのには、ちゃんと理由があるのだ。


あなたは悪くない!理由があります。

↓私の「夜更かし」は、こんな流れ。

自分自身で選択しているくせに、
我慢が積み重なる。
すると…

1日の終わりに、まるで”腹いせ”のように、
取り返すように、
だらだらと自分の好きなことをし続ける。
すると…

止まらなくなって、『夜更かし』になる。

しかも、

「好きなことをし続ける」と書いたが、
夜更かししている罪悪感の中でやっているので、心から気持ちよく夢中になれてはいない。

心から喜んで好きなことができているわけではない。

つまり、効果的なリフレッシュにはなっていないのだ。


なぜ今朝の私がこんなに清々しいのか振り返る。


なぜ、昨夜の私が、早く寝ることができたのか?

これを振り返る方法として、『虫眼鏡で見てみる』を採用してみる。
(日常を拡大して捉えてみる)

言ってしまえば、「昨夜、早く寝た。」の、たった一言で終わってしまう。
でも、その背景には、様々な出来事や想いが紐づいているはずだ。


紐づいているものを、1つ1つ丁寧に見てみると、意外な発見ができる。

普段は見過ごしているような小さな部分に着目してみる。


「早く寝る」ゴール到達まで、私がどんな1日を過ごしたのか

虫眼鏡で見てみよう。

この日は休日。
↓出来事の詳細は、サラッと読み飛ばしていただいてOKです!
 (太字・細字が何を意味するのかは、後述しますね。)

▶︎朝ごはんを、夫が作ってくれた。
▶︎トイレ掃除をした。
▶︎町内会の集金日なので、領収書を作った。
▶︎メイクをした。髪のスタイリングは、簡単バージョンで。休日なので。
▶︎息子を連れて(夫は通院だったので)町内を歩き回り、暑くて汗を流しながら集金をした。
▶︎間に合わないかも!と焦って走り、近所の公園へ。お祭りの太鼓演奏を、息子に聴かせたかったから。
▶︎お祭りで、かき氷を食べた。息子に1つ買うつもりだったが、私も集金頑張ったんだから、と、自分にも1つ。シェアでなく、1つずつ、にした。
▶︎汗だくで帰宅したら、夫が冷やし中華を作ってくれていた。
▶︎やるべきことが終わって清々しいからか、気持ちよく豆乳プリンを作った。
▶︎プリンが出来上がるまでの待ち時間、スマホで好きな韓国バラエティーを観た。
▶︎このあたりで、”今日は絶対に早寝したい。21:00に寝るぞ!”と思った。
▶︎息子がプールに行きたいと言い出し、連れて行った。翌日も連れて行ってあげるから、という交換条件で、1時間で切り上げた。
▶︎韓国バラエティーに登場したタッコムタンがどうしても食べたくて、前日に作った。家族の評判はイマイチだったが、私は今日、そのスープでラーメンを食べたい、絶対に、と思った。帰り道、麺などを買った。
▶︎
当然のように、買いたくないアイスを、息子にねだられ、買った。
▶︎タッコムタンラーメンを作って食べて、とっても満足した。
▶︎本を読んだ。
▶︎夫と息子の入浴中、私はお金の計算をノートに書いた。(いつもなら面倒で後回しにする作業。完了はしなかったけれど、途中まで進んだ。)
▶︎息子の寝かしつけ。今日は私は頑張ったぞ!と思ったので、寝かしつけの絵本読み聞かせは夫に頼んだ。私は横でゴロンと自分の好きな本を読んだ。夫は、読み聞かせ終えると、息子が寝ないうちにリビングへ戻ってしまったので、息子が寝入るまでは、私の担当となった。
▶︎息子はまだ寝ていないけれど、20:30になったので、お風呂に入ると宣言して、寝かしつけを夫に交代。
▶︎お風呂は短縮バージョンで終えた。
▶︎スキンケアして、髪を乾かして、歯磨き。
▶︎洗濯機を回した。
▶︎キッチンに残っている洗い物をした。
▶︎本を片手に、ベッドへ!!
▶︎ベッドで、”早く寝たら読書灯で好きな本を読みながら寝られる…!を楽しみにして早寝を続けるのって、良さそう!”と思って、ときめいた。Amazonで読書灯をポチした。

▶︎21:30頃就寝。

(↑ここまでで、計26項目。)

流し読みでも「長っ…!」と感じる量。

つまり、
あなたは悪くない!のです。

頑張っているのです。とっても。


一夜明け、

今朝も休日なので、ゆっくりと7時に起きた。
8時間半睡眠。気分がいい。
こうして、朝から文を書いている。幸せ。


↑これを振り返ってみて、
「早寝できたポイントはココ!」
と思う部分をピックアップしてみたい。

ちなみに、上記は、

「▶︎太文字」=私の心踊ること
「▶︎細字」=それ以外

と分けてみた。


数えてみると、全26項目のうち、

私の心踊ること(太字)が「17項目」
それ以外(細字)が「9項目」。

圧倒的に太字の勝利。

このへんが、
この日「早寝」が叶った勝因なのではないかと思う。


「リベンジ」しなくても、心地よさを維持できた、ということなのではないか。


長文になったので、今日はここまで。

次回「後編」は

「私の心踊ること」の中にも、
内訳が色々あるよね!
そこを虫眼鏡で見てみると、
さらに「夜更かしを治す方法」が見えてくる!

の話を書きますね。



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