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親父の応援

今日は朝から和歌山市というところに行った。目的は親父の応援だ。親父はフットサルというスポーツをしている。親父のチームは和歌山県のフットサルリーグとやらに所属しているようで、年間9試合ある。

親父は身体を動かすことが好きみたいだ。10歳の頃からサッカーというスポーツをしていたようだ。サッカーとフットサルはよく似ているスポーツで、丸いボールを相手のゴールに蹴り込み、蹴り込んだ回数が多いチームが勝ちというスポーツだ。親父はたしかいま33歳だから20年以上サッカー、フットサルをしている計算になる。俺も1歳3ヶ月となり、最近歩くことができるようになった。身体を動かすのはとても好きで楽しい。しかし歩くのがやっとの俺にはまだサッカーはとてもできない。
どうやら親父は俺にサッカーをやってほしいようだ。そう思える出来事がこれまでいくつかある。俺が生まれて間もない頃に親父はサッカーボールを俺にプレゼントしたり、俺が一人で遊んでいる時も、さりげなく足元にそっとボールを転がしたり、サッカー番組を一緒に観て解説してくれたりする。
サッカーをやるべきなんだろうが、違うスポーツがしたいとグズったら、親父はどんな顔をするだろうか。
さて、今回の試合の話題に戻そう。親父は加齢によるものだろうか、体力的にとてもキツそうだ。しかし、彼の目は真剣だ。

今回の試合は、接戦をきわめる試合展開となったが、どうやら親父のチームは勝利を収めたようだ。親父はとても嬉しそうだった。
サッカーやフットサルが面白いものかどうかはまだわからない。しかし、親父のように真剣に熱中できるものがあれば、良い人生が送れるのではないかと感じる。

フットサルの試合の後は、毎回和歌山市を観光する。今回は和歌山城公園動物園というところに連れて行ってもらった。

フットサルの観戦より、面白かった。

このことは、親父には内緒だ。

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