アフターコロナの地域コミュニティはオンラインへ
マチマチの六人部です。
マチマチは月に200万人が利用しているご近所限定のソーシャルネットワーク(ご近所SNS)です。
近所の住民同士が情報交換をすることができます。
アフターコロナの地域コミュニティがどうなっていくかについて、最近考えていることをまとめました。
今後、オンラインで地域コミュニティを構築していく動きは、ソーシャルディスタンスが求められるため、ますます重要になっていくと考えています。
近所で過ごす時間が増える
今回のCOVID-19の影響受けて、在宅勤務が増え、自宅の近所で過ごす時間が増えました。これまで、オフィス近辺で過ごしていた時間がまるっと、自宅やその近所で過ごす時間に移ってきました。
この変化によって、EC、オンラインゲーム、Zoomなどの伸び、オフィスで消費されていた分がローカル店舗のテイクアウト、デリバリーの利用者増加やスーパー・ドラッグストア、公園などの施設の混雑などが観察されています。
ちなみに、マチマチではユーザーが近所で活動している時間が増えているため、非常にアクテイブに利用するようになりました。2月対比で50%増加しています。
近所で知りたいことが増える
自宅近辺で過ごす時間が増えると、近所で生活していく上で必要な情報への興味が湧いてきます。下記はマチマチ上で投稿やコメントで出ている話題の具体例です。
・近所のコロナの感染者情報が気になる
・近所でテイクアウトやデリバリーやっている店あるか?
・スーパーもたくさんあるけど、八百屋や肉屋はないか?
・小中学校、保育園・幼稚園は休みになるけど、近所の人はどう対応しているか?
・マスクはどこで買えるか?
・オムツゆずります
近所の人とのつながりができる
近所で知りたいことを情報交換しながら、自然と近所の人との接点が生まれています。
その接点がさらに発展して、Zoomを利用した「オンライン井戸端会議」が複数の地域で開催されていました。平時であればオフ会などのミートアップの形式だったものもオンラインで開催されることが増えています。
自宅にずっとこもっていて誰かと話したい、このような不安な状況で近所に知り合いが誰もいないから参加した、など参加した人の動機は様々です。
ソーシャルディスタンスを保たないといけない今だからこそ、オンラインで近所の人とつながりやすくなっています。
情報交換にとどまらず、マスクを譲る人が現れたりしています。
下記の記事で紹介しているように「優しい世界」が広がっています。
近所のお店とのつながりができる
飲食店を中心とした店舗の方々はCOVID-19の影響で、大変な思いをされている方も多いと思います。
テイクアウトやデリバリーを利用して、近所の飲食店を支援する動きが全国的に生まれています。
地元のお店がなくっていくことを防ぐために多くの人が「この店でテイクアウトはじまったよ」「みんなで利用しよう」という投稿をマチマチの上でも多く見かけます。
マチマチでも微力ながら、近所のテイクアウトやデリバリーのお店をかんたんに探すことができる機能をリリースしたり、ユーザーに近所でテイクアウト・デリバリーを利用したクチコミを共有してもらうよう呼びかけています。
近所のお店や施設とのつながりも、平常時とは異なるものに変化してきています。
それまでアナログ一辺倒だった店舗も、ECなどのオンラインでの接点を開始しています。
お店ともオンラインでつながれるようになりました。
テイクアウト・デリバリーの開始と人々の行動変容によって商圏は拡大している可能性もあります。
オフラインの行動の価値が上がっていく
近所で過ごす時間が増え、知りたいことが増え、人とつながり、店とつながっていく。あらゆる近所の活動はオンラインで行われるようになります。
近所の人とのやりとり、自治体やお店からの情報もすべてオンラインでできます。この利便性を知ってしまったら、もう後戻りはできません。
一方、オンラインであらゆることを済ませることができるようになると、オフラインの価値が上がっていくはずです。
今回のCOVID-19の影響をうけて、「オンライン会議」「オンライン飲み会」「ネットスーパー」「オンライン授業」「オンライン診療」などのオンライン完結のサービスを体験したからこそ、浮かび上がってくるオフライン、対面での価値があると思います。
zoomで飲んだり、話していて十分だと感じながらも、また場を共有し、顔を合わせて食事をしたり、話したい。そう思っている人は案外多いのかもなという気がしています。
最後に
マチマチは、「ひらかれた、つながりのある地域社会をつくる」というミッションを掲げ、ご近所SNSを開発・運営しています。アフターコロナの地域コミュニティの必須ツールだと自負しています。
COVID-19というアンコントローラブルな要因にも負けないように、アフターコロナの地域コミュニティを支えるため、より良いサービスにしていきたいと強く思っています。
在宅で近所のことが気になったら、マチマチを使ってみてもらえると嬉しいです。フィードバックなどあれば、Twitterでつぶやいたり、ご連絡いただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?