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24.育休復帰の準備や慣らし保育でうつ病が治る。

前回の投稿で気づいたら育児うつになってしまった話を書いた。
そして仕事の依頼が来て少しよくなった話も。
今日は慣らし保育や育休復帰を僕の気持ちの変化を交えて書いていきたいと思う。

何はともあれ仕事がある!

転職した当初、本当に仕事がうまくいってなかった僕の育休の裏テーマは
自分の仕事を見つけて帰ることだった。
新しく入った会社は技術職の自分にも売り上げ目標や粗利目標がある。
つまり自分でちゃんと営業しろということだ。

名古屋という土地で仕事をしたこともない自分にとって
どうしたらいいのか全然わからない中、この1年間でどうにか東京の人脈を使って
自分の仕事を取ってこれないか画策していた。
そのために前にいた会社の人にも会いに行ったし、
インターネット経由の副業もした。

僕の仕事は映像編集だ。インターネット回線で動画素材を送ってもらって
こちらで編集して仕上げたものをお送りするのは可能だ。
(もちろん尺の長いテレビ番組の素材を全て送ってもらうのは難しいと思う。)

そこで復帰するタイミングの一番最後に声をかけてくれた会社がやっていたのが
YouTube向けの広告だった。
素材は写真や短い動画ばかり、
ナレーションの音声も代理店の方で収録して送ってくれる。
この上なくリモート作業に向いている仕事だった。

声をかけてくれた会社は
以前育休を取る前後に副業でFacebook広告の仕事をくれた会社から
独立した人がやっている会社だった。
一応5月からは育児休業が明けるので一旦4月いっぱいまでという話で
仕事をさせてもらっていたが、
会社に移ってからもお願いしたいと言われていた。

時を同じくしてそのFacebook広告でお世話になっている会社の人からも
ほぼ同じ内容のYouTube広告の仕事の依頼がきた。

確かに時は2018年。ビジネス系YouTuberや教育系YouTuberなど
いろんな人がYouTubeに参入し始めた時期だった。
タイミングが本当に良かったのだろう。

4月には、育休復帰の相談を
社長や部署のチーフ、先輩と3人で話す機会が設けられた。
そこでどんな1年間を送っていたかとか、
一応、育児休業中にいろいろ都内の会社と連絡を取っていて
会社に戻ったらYouTube広告の仕事を依頼されていることをお伝えした。
(さすがにガンガン副業をやっているとは言えなかったので濁した。)

社長はとても前向きに捉えていてくれて、
復帰してから、会社の仕事として請けていいこととなった。
これが僕の中ではとても大きかった。
会社の他の人から振られる仕事を
どうやって処理して行っていいかわからずに困っていたのが育休前の僕だ。
それが全部自分が主導権を握って進められる。
打ち合わせから何から全部自分の権限で進められる仕事があることが
本当に嬉しかった。

保育園の慣らし保育も始まる

一方双子たちは4月から慣らし保育が始まった。
決まった保育園は第3希望の家から車で5分程度の保育園。
僕が会社に行くために利用する駅にも近い。
妻が車通勤のため、僕が助手席に乗り一緒に双子たちを預ける。

この保育園も駐車場が4台くらいしかなく、
毎朝混み合う時間にあたると本当に大変だった。
2人で急いで双子を連れていき、それぞれの用意をセットする毎日だ。

妻はもう4月には週に3回の勤務が始まっていた。
平日に2日と土曜日に1日という勤務だったと思う。
つまり平日2日は僕1人で迎えにいかなければならない。
しかも車は妻が使っているので歩いて迎えに行く。

車で5分の道のりは歩いたら10分〜15分くらいだろうか。
双子用のツインバギーを行きは畳んで担いで行き、
帰りは双子を乗せて押して帰る。

最初の週なんて双子の滞在時間は、ほんの2時間程度だっただろうか
送って行って帰ってきて、一息ついたと思ったらすぐに迎えに行く。
でもこの家に自分以外の誰もいないなんて時間
今までほとんど経験してこなかった。
だからとても新鮮に感じた。

双子のお迎えはそれなりに大変だ。
持って行ったツインバギーを入り口で広げさせてもらい
1人ずつ教室から連れてきて乗せ、もう1人も同じ手順でやる。
15分足らずでついた往路に比べ帰路は30分以上かかった。
子どもたちの興味関心のあるものを見ながら帰るのと
単純に2人で20キロ程ある双子を押して帰るのは
それなりに大変なのだ。

30分もバギーに揺られて帰ってきた双子はもう眠たくなっていて
大体マンションのエレベータに乗る頃には眠っている。
なので、そのまま少しお昼寝をさせて
簡単な昼ごはんをあげる。
まだ1歳2ヶ月くらいの双子たちなので
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こんな感じのベビーフードをごはんにまぜたものと
茹でた野菜を冷凍してあるものを解凍して与えるくらい。

あとは夕方までおやつをあげたり
子どもたちと遊んだりしながら妻の帰りを待つ。
そんな慣らし保育期間だった。

でも一応1ヶ月で慣らし保育が終わるように
どんどん子どもたちの保育園にいる時間も長くなった。
最初は本当に一息ついたら迎えに行っていたのも
お昼ごはんを食べて帰るようになる頃には
ちゃんと自分1人の時間が持てたり
妻と一緒に出かけられる日があったりした。

ここで子どもたちとの距離が少し離れられたのも
うつから回復できた要因の1つかもしれない。


育児しかしておらず、急にワンオペなどやるようになり増えた負担で
仕事なんかできるのかと不安になっていた。
おそらく僕のうつの原因はそんなところなのだろう。

それが5月からの仕事のイメージや実際に自分の手を離れた双子たちを見て
随分と良くなったのだ。
育児でうつうつとした気持ちになった人は一度自分以外の人に
子どもを任せてもうまく回るというのを体験した方がいいと思う。

それだけで自分がいなくても大丈夫と思えるから。
自分がラクしたいときにラクできる方法を持っておくだけで、
「ダメかも」と思ったら「頼ればいいのだ」と思えるようになるから。

僕は本当に保育園に助けられていると思う。
子どもたちは下手したら起きてる時間、
保育園にいる時間の方が長いかもしれない。
でもそのくらいのバランスで今はちょうどいい。
長期休み等で、ずっと一緒にいるとやはりかなり疲れるし
だんだん毎日ニコニコして子どもたちと接することが難しくなる。

だから僕は親が毎日ニコニコして子どもたちと接するために
敢えて一定時間子どもと離れるのは悪くない
と思っている。
保育のプロに任せた方がいいこともいっぱいあることがわかった。
さすがに自宅にいて保育園と同じクオリティで教育を受けさせるのは難しい。
先生たちにお任せしたからこそ色んなことに興味を持ってくれたのだと思う。

さて本格的に仕事への復帰が始まる。
だがその前に、育児休業の総括を次回は書きたいと思う。

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